子どもに夢や目標を持たせるために親ができること

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子どもに夢や目標を持たせるために親ができること

小学生豆知識 2016.12.01

近頃は「夢や目標がない子どもが多い」といわれています。子どもに夢や目標を持ってほしいと願う保護者にとって、新たな一年が始まるこの時期は、夢や目標について話す絶好の機会でしょう。

そこで今回は、子どもに夢や目標を持たせるにはどうしたら良いのかについてお話します。

夢や目標とは「人生の道標」

夢や目標とは「人生の道標」

夢や目標は、その子の人生を形作るものです。「夢や目標が変わると、人生が変わる」と言っても過言ではありません。夢や目標とは「人生の道標」と言い換えることができるでしょう。「人生の道標」を手にすることができれば、自ずと歩む道が見えてきます。夢や目標を持つことの最大のメリットは、何をすべきかがわかることなのです。道標がないと、霧の中を手探りで歩いているような感覚になってしまいます。このこと自体が悪いわけではありませんが、迷いの時間が多くなるのは否めません。

また、夢や目標があることで、生きることが楽しくなるでしょう。さらに、目的があって勉強すれば、やる気や楽しさが倍増します。

親が夢や目標を持ち、生き生きと暮らすことが第一

親が夢や目標を持ち、生き生きと暮らすことが第一

子どもが夢や目標を持つためには、近くにいる親の影響はとてつもなく大きいものです。言葉で教えなくても、親が自分の仕事や普段の生活にしっかりと取り組み、楽しく意欲的に生きている姿を見れば、子どもたちも「親のようになりたい」と自然に考えるようになります。そのため、親が夢や目標を持ち、生き生きと暮らすことが第一です。

そして、「今年の目標や将来の夢について、みんなで発表し合おうか?」などと家族で気楽に話すと良いでしょう。そのとき、親が率先して「お父さんの夢は~」「お母さんの目標は~」と話すと、子どもも夢や目標について語りやすくなります。なお、夢や目標はノートなどに書かせておきましょう。考えが潜在意識に沈み込みやすくなり現実化に役立ちます。

夢や目標を持っていない子どもの中には、想像が苦手で発想の仕方がわからない子と、自信がなくて夢や目標を持つことができない子がいます。想像が苦手な子どもは、型通りに考えたり覚えたりするのは得意ですが、型にはまらない自由な発想が上手にできません。「親の子ども時代の夢や目標の話をする」「現在の夢や目標の話を聞かせる」などしてあげれば、徐々に夢や目標の持ち方がわかるようになるはずです。

一方、自信がなくて夢や目標が持てない子どもには、強制しない方が良いでしょう。強制的に持たせたとしても、それは意味のないものでしかありません。自信のない子どもには、その子の長所や得意なことを見つけて、そのことを伝えてあげましょう。「朝一人で起きること」や「忘れ物をしないで学校に通えること」など、当たり前にできていることを認めてあげるようにすると自信につながっていきます。自分を駄目だと思わなくなれば、いずれ夢や目標も持てるようになるでしょう。

夢や目標を持つと、勉強することに
楽しみや意義を感じるようになる

夢や目標について話したり聞いたりすることで、そうした思いが芽生える子どもたちはたくさんいます。夢や目標を持つと、子どもたちは進む方向が見えてきて、日々の生活が活気づくはず。

そして、勉強することに楽しみや意義を今まで以上に感じられるようになるでしょう。

安藤はま子/心理カウンセラー

監修:安藤はま子/心理カウンセラー

子育て中に心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。企業での新人研修、中学校での相談、民間会社での心理カウンセリング、公的機関での女性相談などを行い、2005年にカウンセリングルームミスタヴィスを開業。その後、世界の仕組みについての理論を学ぶ。2012年、サラカオル株式会社を設立。心理学と自己啓発理論、潜在意識などを取り入れたカウンセリングやセミナーを行っている。親子関係が改善し、人生の流れが良くなるカウンセリングと評判。著書に「親との問題~女性の心が楽になる生き方」(ギャラクシー出版)がある。

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