甘いものの食べ過ぎ注意!集中力アップにつながる「夜食」の秘訣

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甘いものの食べ過ぎ注意!集中力アップにつながる「夜食」の秘訣

大学受験を控え、夜遅くまで勉強する日も増えてくることでしょう。そんなときにうれしいのが夜食。「まだまだ頑張るぞ!」と気合いもみなぎりますね。

そこで今回は、集中力アップにつながる夜食の秘訣をご紹介します。

疲れたときの“甘い誘惑”。食べ過ぎると集中力が欠如?

疲れたときの“甘い誘惑”。食べ過ぎると集中力が欠如?

そもそも、勉強しているとお腹が空くのは、脳が活発に働いているからです。頭を使うと、膨大な量のエネルギーを必要とします。具体的には「酸素」と栄養源である「ブドウ糖」。疲れたときに甘いものが欲しくなるのは、このためです。

では、甘いものをたくさん摂取すれば良いのかというと、それは間違い。甘いもの(砂糖)は早く吸収されるため、急激に血糖値が上昇します。そして、ある一定の時間が過ぎると、今度は急激に血糖値が低下。この血糖値の大きな変化は身体の負担となり、集中力の持続にも悪影響を与えます。

ケーキやアイス、饅頭、スナック菓子といったお菓子類など、甘いものを食べ過ぎてしまうと、集中力が欠如してしまうこともありますので、注意が必要です。

おすすめの夜食メニューは「雑炊」。
ゆっくりとよく噛んで食べよう

おすすめの夜食メニューは「雑炊」。ゆっくりとよく噛んで食べよう

夜の勉強中、高い集中力を維持するには、血糖値を急激に上げないことが大切。そのため、夜食として適する食材は、魚、肉、野菜類、そば、玄米、小麦全粒粉パンなどです。

私が、特におすすめする夜食のメニューは「雑炊」。消化にも良いため、夜食にはうってつけです。炭水化物のお米は、血糖値が急激に上がりやすいのですが、その上昇は「雑炊」にすることで緩やかになります。上記の食材を組み合わせ、野菜たっぷりの雑炊や、鳥雑炊、鯛やタラの雑炊などを作れば、バリエーション豊かで飽きも来ません。

そして、ゆっくりとよく噛んで食べることも高い集中力を維持するには効果的です。よく噛むことで食べるスピードを抑えることができますので、その結果、血糖値の急激な上昇を起こりにくくなります。すぐに勉強を再開したい気持ちはわかりますが、夜食を食べる時間は「休憩時間」と割り切り、メリハリを付けてゆっくり食べましょう。

夜食を食べるなら寝る2時間前までに!

夜食で集中力をアップさせるためのポイントは「血糖値を急激に上げない食材を摂ること」です。甘いものの食べ過ぎには要注意。

また、夕食後に食べる夜食は、寝る2時間前までに食べるようにしてください。寝る直前に食べてしまうと、眠っている間も消化が続き、眠りが浅くなって健康に良くありません。

夜食を見直して勉強の効率を上げていきましょう!

酒井絵理奈/管理栄養士

監修:酒井絵理奈/管理栄養士

大阪府生まれ。大学卒業後、ワタミの介護で管理栄養士として勤務し、入社3年目で有料老人ホーム施設の立ち上げの際に食事管理システムの構築を経験。社内の全スタッフの中から「“ありがとう”を伝えたい人1位」に選ばれる。結婚後、企業での栄養指導を1,000件以上行い、「がまんしない食事であなたのいきいき、ながいきをかなえる管理栄養士」として活動中。

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