岡山県の高校入試の仕組みとは?人気の高校とおすすめの個人指導塾について | 塾・学習塾なら、マンツーマンの個別指導塾スタンダード

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岡山県の高校入試の仕組みとは?人気の高校とおすすめの個人指導塾について

岡山県の高校入試の仕組みとは?人気の高校とおすすめの個人指導塾について 岡山県の高校入試の仕組みとは?人気の高校とおすすめの個人指導塾について

岡山県の中学生の皆さんは、現在どのような中学生活を送っているでしょうか。三年間の義務教育を終えてからは、就職する方もいる一方で、進学するという方もいることでしょう。進学する方は、ぜひ、卒業後の就職や、大学進学を見据えて高校に入学しましょう。今回は、人気の高校や岡山県の高校入試制度の仕組みを解説していきます。(2019年2月現在)

岡山県の県立(公立)高校の教育方針とは?

岡山県の教育方針には、「心豊かに、たくましく、未来を拓く」人の育成という目標があります。それを踏まえて、県立(公立)高校では、教育の機会や、教育の質を確保することに努めています。2018年度以降は、少子化による高校入学者数の減少に伴い、学科やクラスの編成を適正なものに変更することが検討されています。参照)http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/537646_4205288_misc.pdf

岡山県の高校入試制度について

岡山県の高校受験の概要・仕組み

全日制の岡山県立(公立)高校に入学するには、特別入学者選抜または一般入学者選抜[第Ⅰ期]に合格しなければいけません。

特別入学者選抜

まず行われるのは特別入学者選抜で、この選抜に合格した場合は、必ず入学しなくてはいけません。国語・数学・英語の3教科でテストが行われ、その他中学校での調査書、面接、各高校で定められた口頭試問、実技などのテストによって合否が決まります。

一般入学者選抜[第Ⅰ期]

特別入学者選抜で合格しなかった場合は、一般入学者選抜を受けることができます。一般入学者選抜[第Ⅰ期]の内容は、国語・数学・社会・英語・理科の5教科のテストと、中学校での調査書、他にも面接、実技の結果や、自己申告書等を資料として、総合的な判断で合否が決まります。

一般入学者選抜[第Ⅱ期]

更に、定時制過程で夜間部を志願する人は、一般入学者選抜[第Ⅱ期]も受けることができます。定時制とは、仕事やバイトと両立して通える夜間制、昼間制、または昼夜間制の学校のことです。一般的に、卒業までに4年以上かかりますが、岡山県立烏城高等学校(昼夜間制)では、通常の夜間制よりも1日の授業時間を増やすことで、3年で卒業することも可能です。国語、数学、社会、英語、理科の5教科のうち3教科(転編入の場合国語・数学・英語の3教科)のテストと、中学校での調査書、更に面接、実技の結果や、自己申告書等を資料として、総合的な判断で合否が決まります。

岡山県の県立(公立)高校数、私立高校数

岡山県の県立(公立)高校と私立高校の数は、岡山県公式ページと岡山県私学協会公式ページによると以下の通りです。

県立(公立、市立)高等学校

■全日制:52校
■定時制:1校
■通信制:1校

私立高校

■全日制:23校
■通信制:1校

参照)http://www.pref.okayama.jp/site/16/detail-2885.html http://www.oka-shigaku.gr.jp/schoollist.html

岡山県の高校教育に関する新しいニュース

少子化に伴い、岡山県でも中学卒業見込み者数が減少しており、県内の高校ではクラスの再編などが行われます。その一方で、岡山の私立高校は毎年倍率の高さをキープし続け、なんと2019年度は募集枠を21年ぶりに増加することが決定しました。
岡山県私学協会によると、高校卒業後の進学を見据えて、高校で学べることや部活動での結果も踏まえて私学の人気が維持されているといいます。岡山県には、県立(公立)・私立問わずになりたい自分の将来像を考えて、高校進学を考えている人が多くいることがわかります。

2018年度全国学力・学習状況調査から見る岡山県の教育レベル

毎年全国的に文部科学省が行っている学力テストによると、2018年度の全国学力テスト結果は、岡山県の中学3年生は、国語・数学・理科の全教科で全国平均を下回っており、国語・数学のテストを合わせた結果は全国で40位となっています。2014年度から徐々に全国平均との差は埋まっているものの、県外の大学進学などを目指す方は更に学習が必要だといえます。
参照)http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/570451_4629600_misc.pdf

岡山県の県立(公立)高校教育の特徴など

岡山の県立(公立)高校では、各高校でオンリーワンの学校を紹介する取り組み「コレぞ自慢のオンリーワン」事業を展開しています。自校のオンリーワンだと思われる活動や取り組みをそれぞれ紹介しているので、受験生の人は志望校選びの参考にしてみてください。
例えば、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定常連校の岡山一宮高校では、「出る杭を伸ばせ!」として理数科の1年生が最先端研究所に3泊4日で研修に参加することができます。
参照)http://www.pref.okayama.jp/site/16/583110.html

岡山県の高校教育に関する奨学金支援制度

岡山県では、修学に必要な資金を支援してくれる無利子の奨学金制度が数種類用意されています。学力基準のないものもありますので、経済的理由があり、指定の家計基準に当てはまる方は誰でも申請できます。
参照)http://www.pref.okayama.jp/page/detail-84810.html

岡山県で人気(話題)の県立(公立)高校・私立高校紹介

岡山県で人気(話題)の県立(公立)高校・私立高校紹介 岡山県で人気(話題)の県立(公立)高校・私立高校紹介
県立(公立)高校 岡山一宮高等学校

普通科・理数科が設置された北区にある進学高校です。理数科はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定常連校となっており、理数系に強くなりたい方には人気の高校です。人格の形成、学力の充実、また心身の成長を願う一宮高校の教育方針のもと、運動部・文化部ともにたくさんの部活動から興味のある部活を選んで入部できます。

岡山県立高松農業高等学校

専門的な職業教育を重点的に受けられる専門学科が設置された県立の高校です。農業科学科、園芸科学科、畜産科学科、農業土木科、食品科学科と、魅力的な5つの学科から興味のある学科を志望して受験します。レスリング部は全国大会に出場するほど有名で、他にも農業クラブなどの部活動があります。ホームページに特別入学者選抜で行われる口頭試問の過去問が掲載されていますので参考にしてみてください。

津山工業高等専門学校

津山工業高等専門学校(津山高専)は、1963年創立で一学年160名前後の総合理工学科のみという高等専門学校です。通常の高校とは異なり、卒業時には「準学士」の学位が授与され、より実践的な技術・知見を身に付けるための教育システムに特長があります。理工系に強いため、ロボコン等の大会では好成績を収めており、スクールライフも充実しています。

津山工業高等学校

津山市にある岡山県立の工業高校です。教育の特色としても「地域を支える優れた工業人の育成」とあるように工業高校として卒業後に就職して、企業の即戦力となれるような教育課程・体制を持っているのが特徴です。学科も専門職を意識して8学科あり、それぞれ40名程度の生徒が一学年で在籍しています。

私立高校 学校法人吉備学園岡山商科大学附属高等学校

「伸びていく人」を育てる総合学科が設置された共学の私立高校です。岡山商大附属の総合学科では、大学受験に必須となる英語・数学・国語・理科・社会の共通科目に加えて、進学・情報ビジネス・工業などの自分に興味がある専門科目を選択し、それぞれの目標に応じたカリキュラムを自分たちで組んで、勉強します。

学校法人関西学園関西高等学校

普通科・ITビジネス科、電気科が設置された岡山市北区の街中にある男子校です。3つの科から更にコースが分かれており、合計で9コースの中から、自分の興味や進路を考えて自分にあった教育を受けることができます。2018年に新校舎が完成して綺麗な学校に通うことができます。

岡山理科大学附属高等学校

岡山理科大学の附属で、一学年400人の定員と比較的大きい高校です。平成24年度からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けており、理数系の教育において非常に特長があります。岡山理科大学との高大接続プログラムもあるので、高校の頃からハイレベルな教育機会に恵まれています。理数系以外にもコースはあり、インターナショナルコースなど非常に幅広い選択肢があるので、進路希望に合わせて受験することがポイントです。

創志学園高等学校

平成22年から新しく創志学園高等学校となりましたが、元は1884年から始まる歴史ある高校です。一学年の定員は210名で、普通科・看護科に分かれています。文武両道をテーマとしている通り、進路実績も良く、またスポーツでは野球部や女子柔道部、ソフトボール部などが好成績を出しています。所属するコースによってかなり進路の幅があるのも特徴です。

岡山県の県立(公立)高校の受験倍率について

2019年度の県立(公立)高校の入学者選抜では、全日制の平均倍率が1.10倍となっており、多くの高校で1.0倍を超える倍率になっています。岡山工業高校の情報技術科では、2.75倍となりました。この倍率から合格を勝ち取るために、定期テストや入試の学力テストで良い点数を取る必要があります。
参照)http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/600566_5016801_misc.pdf