人生を左右しかねない!?センター試験の「自己採点」攻略マニュアル

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人生を左右しかねない!?センター試験の「自己採点」攻略マニュアル

センター試験の点数は、国公立大学やセンター利用をする私立大学の出願において重要な判断材料になります。にもかかわらず実際の成績は、すべての大学入試が終わった4月以降に請求した受験生のみに郵送で開示されるだけ。一番大切な出願のタイミングではわからないのです。

2020年1月18・19日に行われる令和2年度のセンター試験が間近になりました。今こそ、センター試験の成績を正しく把握するの自己採点攻略方法を改めておさらいしておきましょう。

センター試験当日の記入は素早く正確に

センター試験当日の記入は素早く正確に

センター試験の成績を正しく把握するためには、当日解答中に解答用紙へ正しくメモできるかと、終了後の自己採点で正しく確認できるかに尽きます。問題を解いているときは途中式などをきれいに残しつつ、マークした選択肢を問題用紙にチェックするのを忘れないでください。

また問題用紙の番号もわざわざ塗りつぶしている人がいたりしますが、時間をロスしてしまいます。自分がどの選択肢をマークしたか分かれば十分です。丸で囲むだけにするなど、簡単にできるマークの仕方を工夫しましょう。

またマークが薄すぎたり、小さすぎたりしては採点できない可能性もあります。普段シャープペンシルを使っている人は、前日までに慣れるよう準備はしてきたとしても、えんぴつでの解答に苦戦するかもしれません。焦らなくても大丈夫ではありますが、なるべく素早く正確に塗るように心がけましょう。また受験番号や名前も漏れがないかしっかり確認してください。

自己採点は2日目が終わってからすぐに

自己採点は2日目が終わってからすぐに

マークシートは回収されますが、問題用紙は持ち帰れます。終わって一息つくのも大事ですが、問題用紙をしっかり持ち帰って自己採点です。試験終了後2〜3時間で解説を出している予備校もあります。翌日に新聞で情報もでたり、合計点や合格可能性を集計しくれる自己採点ツールが公開されたりと受験生のサポートツールも充実してきました。

ただ、自己採点をする上でいくつか注意していただきたい点があります。下にまとめましたので、確認してみましょう。

●1日目は終わっても自己採点しない

センター試験は2日間にわたって行われます。1日目が終わっても自己採点はしないでください。1日目の成績が良くても悪くても気分が落ちたり気が緩んだりして崩れてしまうからです。

●2日目が終わったら当日中に採点する

学校の決まりなどでみんな集まって採点する場合をのぞき、2日目が終わったら当日中に自己採点してください。万が一、メモし忘れている問題があったとしても昨日今日のうちなら思い出せるかもしれません。また早く行えば、その分だけ出願大学の選定や対策にも着手できます。

●記憶だけに頼らない

完璧に選択肢を覚えていられると記憶を過信してはいけません。時間がもったいないと思ったとしても問題用紙に解答を必ずメモしてください。正答していたとしても、不安になるのはあなたです。
またしっかりとメモしていないと、自己採点のときに楽観的に考えてしまう恐れもあります。多分正解していると都合のいいように採点してしまい、センター試験で足切りがある大学なら二次試験を受けさせてもらえなくなるかもしれません。

●2回以上確認する

ミスはいつ起こるかわかりません。正しくメモしたとしても見間違えていたり、合計点数を計算間違いしたりする可能性は十分にあります。1回だけではなく、2・3回自己採点をしてください。何回やっても得点が変わらなくなるまでやりましょう。

●配点は多くの情報源から

大学入試センターは大問ごとでの配点しか公表せず、枝問ごとでの配点は予備校などの解答速報を参考にします。しかし予備校の出す配点もあくまで予想で違っている場合もあります。予備校一社の情報だけでなく、他社や翌日の新聞などの情報も確認するようにしましょう。

先行逃げ切りが基本!終わったら出願と二次対策スタート

先行逃げ切りが基本!終わったら出願と二次対策スタート

試験のデータを提出すると、集計データがもらえるでしょう。自分の得点と全国平均を比較したり、前年度との変化にも着目したりして、冷静に出願校を選定してください。

自己採点や合格可能性判定から合格確率の高い学校を受験する「先行逃げ切り」が一般的ではあります。ただ大学によってはセンター試験よりも二次試験の点数比率が大きく、逆転のチャンスがある場合ももちろんあるでしょう。センターの結果が悪くても気持ちを切り替えて、二次対策に励んでください。センター試験でいい結果を残すだけではなく、それを確実に確かめるためにも自己採点をしっかり攻略しましょう。

東大勉強計画研究サークル 代表/関口大海

監修:東大勉強計画研究サークル 代表/関口大海

東大勉強計画研究サークル、通称「東大BKK」のBKKとは「勉強,計画,研究」の頭文字を意味します。「自分では勉強計画を立てられない受験生の力になりたい」という気持ちのもと、受験生のみなさんが勉強計画を立てるご支援をしています。現役東大生の「受験期の勉強計画ノート」を集めてサイトで公開し、また書き込んでそのまま使えるオリジナルテンプレートを開発して広くみなさんに向けて公開しています。