学生が勉強するなら「図書館」!利用方法やメリットを紹介

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学生が勉強するなら「図書館」!利用方法やメリットを紹介

自宅での勉強、はかどっていますか? 小さい弟妹がいたり、勉強部屋がなかったりすると自宅では集中して勉強できていない人もいるかもしれません。そんな人は近くの「図書館」で勉強してみてはいかがでしょうか。図書館で勉強する上でのメリットや注意点をまとめて紹介します。

公立だけでなく利用可能な大学図書館もある

公立だけでなく利用可能な大学図書館もある

図書館というと学校の図書室を連想する人も多いかもしれません。しかし、図書館と呼ばれる施設はほかにもあります。例を下に挙げてみました。立地や条件などからあなたが利用しやすい施設がどこかを考えてみましょう。

●公立図書館:都道府県・市区町村などが運営している図書館です。誰でも利用ができ、本やDVDなどが無料で借りられる施設を一般的に指します。なかには無料貸出だけでなく、公立でありながら書籍販売会社と共同で販売を行ったりカフェチェーン店が併設されたりしている“図書館”も全国に広まってきました。

●大学図書館:在学中の大学生以外にも図書館を開放している大学があります。学生証や保険証で身分保証したり、事前申請が必要だったり、女子大は女性のみ利用可能だったりとルールが大学ごとで違います。新しい本や専門書がたくさん置いてあって便利なだけでなく、大学生の気分が味わえるため受験勉強のモチベーションアップに利用する人もいます。

●国立国会図書館:国内の出版物がすべて収集・保存されている国立の図書館です。議員が調査研究をするために置かれた施設のため、国会議員や官僚なども利用しています。満18歳未満の利用は制限されており、中学・高校生が利用するには事前申請による許可が必要です。児童書を主に所蔵する「国際子ども図書館」であれば、中学・高校生が調べ物をするための本が揃えてあります。年齢制限はありませんが、本を借り出したり自習したりはできませんので注意しましょう。

近くの図書館を探し、勉強OKかルールを確認

近くの図書館を探し、勉強OKかルールを確認

図書館で勉強しようと思ったら、まずは近くの図書館を探すところから始めてみましょう。学校が近ければ図書室を利用するのが手軽かもしれません。学校から自宅が離れている人はスマホやパソコンから検索して近くの図書館を調べてみてください。

また利用方法を事前に必ず確認しましょう。国立図書館のルールを簡単に載せましたが、利用する上での条件や制限を設けている図書館があるからです。せっかく行ったのに勉強できなければ意味がありません。中学・高校生のあなたが勉強するためにある程度の時間で滞在しても大丈夫かを確認しましょう。

図書館で勉強をするメリット

図書館で勉強をするメリット

多くの学生が図書館で勉強しているのは利点があるからです。施設ごとで違いはありますが、たとえば下のようなメリットが図書館での勉強にはあるでしょう。

●無料で利用できる
一般的な公立図書館の場合は利用するのにお金は不要です。本を借りるのはもちろん、滞在して勉強するのも無料で利用できます。日頃からの勉強で使うとなると利用回数が多く、滞在時間が長くなりがちです。そのため無料でゆっくり利用できる点はメリットになるでしょう。

●静かな雰囲気
周りがうるさいと集中して読書ができません。そのため図書館では本を読む人が集中できる静かな空間づくりに、スタッフはもちろん、利用者全員が努めなければならない場所といえるでしょう。読書に集中できる環境は、雑音が少なく、勉強にも最適です。静かで集中できる場所は有料でもニーズがあるぐらいなので、無料で利用できる図書館は恵まれた環境といえるでしょう。

●誘惑・障害が少なく勉強に集中できる
自宅で勉強できない人は、原因は何か考えてみてください。テレビやゲームがやりたくなる・机が散らかっている・眠くなるとベッドに入ってしまう……。こういった誘惑や障害は図書館にはありません。騒音についても書きましたが、読書や勉強に集中できる環境が図書館にはあります。

●参考になる本がある
図書館といえばたくさんの本が見られたり借りられたりします。大人向けの専門書を置いている所もあるため、授業や受験の範囲にとどまることなく関連する書物を手に取ってみるのもいいでしょう。もしくは映像ソフトや雑誌などを休憩の際に読んで気分転換できたりするのもメリットのひとつでしょう。

●時間制限が活用できる
図書館の利用可能時間を有効活用しましょう。家では勉強できない人は、図書館の開館時間と閉館時間の間は集中して勉強すると決めて、家では勉強しないと決めてしまうのも有効かもしれません。メリハリがついて集中力が上げられるでしょう。

図書館で勉強するときの注意点

図書館で勉強するときの注意点

図書館で勉強する際の注意点として、先述しましたが、勉強目的での利用を禁止・制限している図書館があるのをまず知っておきましょう。そもそも図書館は本を借りて読むための施設です。そのため、勉強は本来の目的から外れると考える施設があるのです。事前にルールを確認し、勉強禁止の図書館で勉強してはいけません。

また勉強自体はOKでも、自前の参考書を持ち込めない場合があります。周りの迷惑になる私語に加えて、飲食も専用スペース以外ではNGになっている施設もあります。また混雑時は勉強禁止など状況に応じたルールが設けられている場合もあるので注意しましょう。

またルール上は問題なくても利用者が多くてそもそも席が空いていない可能性もあります。そして公的な無料の施設では、あらゆる人が利用するため静かで落ち着いているとは必ずしも言いきれません。近くで利用しやすかったとしても、他の場所を探した方がいいかでしょう。集中して勉強できるかを優先して場所を検討してみてください。

あとは携帯電話・スマートフォンの使用についてルールを確認しておきましょう。館内での通話禁止やマナーモード設定順守は基本といえます。また多くの携帯電話・スマートフォンでカメラが付いていますが、館内での撮影は多くの図書館で禁止されています。もしくはパソコンを持ち込む場合も使える場所が限られていたりするので、ルールをしっかり確認しましょう。

図書館以外の場所での勉強も検討しよう

図書館以外の場所での勉強も検討しよう

近くの図書館では勉強ができなかった・集中できなかった場合、例えば下のような場所でも勉強してみてはいかがでしょうか。簡単にメリット・デメリット・注意点などを載せますので、そちらも踏まえて検討してみてください。

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【塾の自習室/有料の自習スペース】
メリット:みんな勉強していて集中できる。分からない問題を講師などに聞ける(塾)
デメリット:お金がかかる
【ファミレス/カフェ】
メリット:静かすぎると集中できない人には向いている
デメリット:定期的に利用するとお金がかかる。店への配慮が必須
【漫画喫茶/ネットカフェ/カラオケ店】
メリット:個室を使って一人で集中するには向いている
デメリット:定期的に利用するとお金がかかり、誘惑も多い など
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また図書館でもそれ以外の場所でも、静かでないと集中できない人はイヤホンや耳栓を試してみてはいかがでしょうか。ノイズキャンセリング機能のついたイヤホンでも数千円程度から購入可能です。場所だけでなく、ツールの工夫によって集中できる勉強環境の整備を行ってみましょう。

図書館での勉強はルールを徹底

図書館での勉強はルールを徹底

図書館で勉強するときは、場所選びとルール確認を徹底してください。今回紹介したように、図書館はあくまで本を借りて読む人のための施設です。勉強するのが迷惑になる場合があるのを心得て行動しましょう。

大学図書館でモチベーションを上げたり、難しい専門書を無料で読めたりと図書館は使い方次第であらゆるメリットのある施設です。気持ちよく勉強に集中できるように、ルールを守って正しく利用しましょう。

子育てアドバイザー/道山ケイ

監修:子育てアドバイザー/道山ケイ

親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000組の親子をサポートし、約7割の親子関係が良好に変化。元中学校教師で、学級崩壊の地獄と学年最下位クラスを9ヶ月でTOPに変えた天国を経験。この体験から思春期子育て法を確立。 HP:https://tyugaku.net/