広島県の高校受験制度や仕組みとは?人気の良い高校とおすすめの個別指導塾について | 塾・学習塾なら、マンツーマンの個別指導塾スタンダード

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広島県の高校受験制度や仕組みとは?人気の良い高校とおすすめの個別指導塾について

広島県の高校受験制度や仕組みとは?人気の良い高校とおすすめの個別指導塾について 広島県の高校受験制度や仕組みとは?人気の良い高校とおすすめの個別指導塾について

皆さんは、現在どのような中学生活を送っているでしょうか。三年間の義務教育を終えると、卒業後は、就職する方もいる一方で、進学するという方もいることでしょう。進学をするという方は、ぜひ、なんとなく進学するのではなく、自分の夢や目標に近づくために、高校を選んでみてください。今回は広島県の皆さんに向けて、高校受験の制度や人気の高校をご紹介していきます。(2019年2月現在)

そもそも広島県の県立(公立)高校の教育方針とは?

広島県では、豊かな地域でイノベーションを生み出し、広島に住む一人ひとりがワークライフバランスのとれた生活を送るためのひろしま未来チャレンジビジョンという計画を持っています。教育方針では高等教育のみならず、「広島で学んで良かったと思える日本一の教育県の創造」を目指しているのが特徴です。 参照)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kyouiku/guide3.html

広島県の高校入試制度について

広島県内の高校受験の仕組み

高校に入学するための試験として、それぞれの高校の特色に配慮しつつ、その教育を受けるに足る能力や適正などを判断する選抜が行われます。全日制課程の広島県立高等学校には、選抜Ⅰ、Ⅱ、Ⅲがあります。

選抜Ⅰ

中学校長からの推薦を受けた生徒が選抜を受けることができます。それぞれの高校で、学科の特色などに応じて高等学校長が推薦基準を決定します。選抜Ⅰでの内容は大きく4つに分けられています。1つ目は推薦書および志望理由書。2つ目が9科目の定期テストの評定や、出席、委員会や部活動など生活態度を書類にまとめた調査書(内申書)。3つ目が面接。そして最後にこの3つの内容以外に、高等学校長が定めた学力検査以外の独自の選抜方法を実施することができます。

選抜Ⅱ

一般学力検査と、調査書(内申書)を中心に、高等学校長の判断により、面接および実技検査、または自校作成問題による学力検査を実施することができます。 一般学力検査は、全ての学校で広島県教育委員会が作成した国語、社会、数学、理科、英語の5教科の検査問題を、各50点満点で実施します。合計250点満点を1/2にした点数が合否の判断に使われます。選抜Ⅱの調査書での配点が130点になるので、一般学力検査での比重は内申点と同じくらい重要になってきます。入学定員の一部に関しては、この比重を高等学校長が変えて決定することができます。中学での内申はもちろんのこと、選抜Ⅱで実施される一般学力検査ではできるだけ高得点を狙いたいですよね。

選抜Ⅲ

選抜ⅠとⅡでの合格者数が入学定員に満たない場合に選抜が実施されます。選抜Ⅲの内容は、調査書と、作文および面接になります。合否の判断は、選抜Ⅲの内容に加え、選抜Ⅱでの一般学力検査の結果も資料になります。

広島県の県立(公立)高校数、私立高校数

平成30年度学校基本調査の結果速報によると、広島県にある全日制の高校は、以下の通りです。
■県立(公立)高等学校:93校
■国立高等学校   : 2校
■私立高等学校   :32校 参照)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/toukei/gakkoukihon30.html#10

広島県の高校教育の特徴など

広島県には、総合学科を設置している学校が13校あります。総合学科では、生徒一人ひとりが、自分の希望の進路や興味に合わせて学びたい授業科目を自由に選択することができます。科目の分野も多岐にわたり、一校で4から7種類の分野から好きな授業を選べるように用意されています。
コースとは違い、1つの分野のみに絞って履修する必要はなく、系列の違う分野を選択することもできますし、夢や目標がはっきりしていれば、履修したい系列の科目を取ることもできます。基本的に産業社会と人間という科目のみ必修となっており、実際の職業体験をすることができます。 参照)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kyouiku/06senior-2nd-h21-advance-p07-sougou.html

広島県の高校教育に関する新しいニュース

福山市の北側に位置する神石高原町の広島県立油木高等学校では、ドローンの扱い方を学べる、「ドローンアカデミー」が設置されました。神石高原町は、過疎地域に認定されている山間の町ですが、ドローンの使用においては、山林の調査や人口密集地でないため飛行許可がいらないことなど適しており、今後の活躍が期待されています。

平成30年度全国学力・学習状況調査から見る広島県の教育レベル

平成30年度全国学力・学習状況調査の速報によると、中学3年生の各教科の平均正答率は、全ての科目で全国平均とほぼ同じ結果となりました。同じ調査で、小学6年生では全ての科目において全国平均を上回る結果となっていますので、小学生まで成績の良かった方でも、中学に入って更に学ぶ内容が深くなってからもしっかり学習に励む必要があります。 参照)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kyouiku/h30zenkokukekka.html

高校教育支援としての奨学金支援制度

毎年広島県では、経済的に修学が困難な方に広島県高等学校等奨学金として修学に必要な費用を補い奨学生を募集しています。広島県では、平成30年7月の豪雨災害により、家計に問題が起きた学生を対象に、無利息の修学奨学金を貸し付けしています。(広島県高等学校等奨学金) 参照)https://www.pref.aichi.jp/soshiki/gimukyoiku/0000088512.html

広島県で人気(話題)の県立(公立)高校・私立高校紹介

広島県で人気(話題)の県立(公立)高校・私立高校紹介 広島県で人気(話題)の県立(公立)高校・私立高校紹介
公立高校 基町高等学校(市立)

普通科のみの設置ですが、普通コースと創造表現コースが設置されています。コース制では、専門学科ほどではないにしろ、普通科の中で専門科目が履修出来ます。創造表現コースに入るには、入試段階で選抜試験に合格する必要があります。基町高校のおしゃれな校舎は、有名な映画『君の名は。』の主人公瀧くんが通った高校のモデルにもなっています。

広島市立広島商業高等学校(市立)

広島市にある広島商業高等学校は、1921年に創立された歴史ある商業高校です。卒業後の進路は就職が多く、一学年240人が定員に対して、短大や専門学校を含む進学を選択するのは92名(平成29年度)と半分以下になります。 学科・コースの設定がユニークで、みらい商業科という学科から、2年次からは秘書コース・観光コース・金融コースなど専門のコースに進んで、学生の進路希望にそった学習システムが設定されています。また市商デパートというユニークな取り組みもあり、ビジネス感覚をつかむための実践の場として、仕入れ・販売を学生たちが毎年行っています。

呉市立呉高等学校(市立)

男女共学、一学年の定員が160人の呉市の市立高校です。部活動が盛んで、野球部は選抜高校野球への出場も決定するなど、賑わいを見せています。学科は、全日制の総合学科のみですが2年次以降は選択科目の数が増えていき、3年次には体育と現代文Bを除く主要科目は全て選択制となっているのが特徴です。就職は毎年10人程度がしていますが、大部分は大学への進学をしています。

私立高校 如水館高校(共学)

尾道市のお隣広島県三原市にある中高一貫の共学の高校です。機械システム専攻・舞台芸術専攻・クラブ専攻・留学専攻・学習専攻と5つの専攻から選択ができ、好きなものや得意なものを伸ばす教育が充実しています。クラブ専攻をすると、部活動の実技を学ぶ授業を受けられます。

比治山女子高等学校(女子校)

広島市南区にある中高一貫の女子校です。部活と勉強を両立させる進学コース、オーストラリア留学ができる英語コース、勉強に集中する特進コースの3つがあり、特に特進コースでは、難関大学を目指すための授業を受けられるのが特徴です。女子校ならではのバトン部では大会だけでなくイベントで演技をすることもあります。

広島工業大学高等学校(共学)

広島工業大学の附属校で、広島市にある高校です。学年人数は、男子が約300人~400人、2017年に共学化を再開したため、1,2年生のみになりますが、女子も150名前後います。 部活動・勉学共に強い高校です。部活動では、ボート部やダンス部などが全国大会に出場するレベルで、進路実績では、内部進学が毎年約150人程度となっています。国公立への合格はここ数年で、5名前後から20名前後まで伸びているのが特徴です。1年次から3年次まで毎年学生たちの進路希望にそってコースを分けていくことで、より自分の希望にそった教育を受けられることが大きなポイントです。

広島国際学院高等学校(共学)

安芸郡にある広島国際学院高等学校は、一学年の定員が普通科280名・総合学科120名の計400名とやや大きい高校です。普通科・総合学科はそれぞれ2年次から学生たちの希望する進路に応じて、細かくコースが分かれています。基本的には大学への進学を目指すコースがほとんどですが、総合学科の人間コミュニケーション系・情報デザイン系などは就職を意識したコースなので、幅広い進路選択も可能なのが特徴です。クラブ活動も盛んで、運動部は20、文化部は15ありますので、充実したスクールライフが過ごせることでしょう。

広島県の県立(公立)高校の受験倍率

平成30年度の広島県立(公立)高校の選抜Ⅰでは、全日制高校の志願倍率が1.47倍となりました。普通科で1.64倍、その他の専門科目においても、看護科の2.55倍をはじめ、ほとんどの学科で倍率が1.00倍以上になっています。選抜Ⅱの倍率も1.15倍なっており、志望校に合格するには選抜テストを高い基準でクリアしなければなりません。
広島県の高校受験は、選抜Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの全てに関わってくる中学校での調査書(内申点)が大切な要素になります。また、選抜Ⅱ以降は、一般学力検査を高い得点で通過する必要があります。調査書には普段の定期テストの点数が大きく響くため、中学校での授業の確認、定期テスト対策は必須です。
参照)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kyouiku/06senior-2nd-h30-nyuushi-h30-kou-s1-shigan-index.html