兵庫県の高校入試の仕組みとは?人気の高校とおすすめの個別指導塾について | 塾・学習塾なら、マンツーマンの個別指導塾スタンダード

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兵庫県の高校入試の仕組みとは?人気の高校とおすすめの個別指導塾について

兵庫県の高校入試の仕組みとは?人気の高校とおすすめの個別指導塾について 兵庫県の高校入試の仕組みとは?人気の高校とおすすめの個別指導塾について

中学生の皆さんは日々の勉強や部活動で忙しい毎日を過ごしていると思います。高学年になるにつれて、高校入試について真剣に考え始めている方も多いのではないでしょうか。高校入試の準備をする上で入試の仕組みについてしっかりと理解しておく必要があります。今回は兵庫県の高校入試の仕組みと人気の高校についていくつかご紹介していきます。

兵庫県の県立(公立)高校の教育方針とは?

兵庫県の県立(公立)高校では、生徒一人ひとりの個性や能力を伸ばす教育方針が採られています。特色のある普通科、専門学科に加えて総合学科など自分の学びたいことに合わせた幅広い学校の選択ができるのが特徴と言えます。これは平成20年頃から兵庫県教育委員会によって主導されてきた教育改革の1つで、実際一部県立(公立)高校では入学時に特殊な選抜を実施する高校が増えています。参照)https://www.sinro.or.jp/about/highschool.php

兵庫県の高校入試制度について

兵庫県の高校受験の概要・仕組み

兵庫県の県立(公立)高校の試験は一般選抜と特殊選抜、推薦選抜に分かれます。

一般選抜

英・数・国・理・社の5教科で学力試験が実施され、加えて調査書の成績を足した点数から総合的に判断されます。一般選抜には、まず単独選抜と複数志願選抜という2パターンあります。単独選抜は商業科をはじめとした専門(職業)学科で実施され、自分で選んだ高校ごとに選抜される方式になっています。
一方、複数志願選抜は総合学科や普通科で実施され、志望校の1校のみか第二志望までの2校に出願することができます。また、第一志望校に優先的に合格できるように「第一志望加算点」が総合点に足されます。総合学科のみを受験する場合には音楽・美術・保健体育・技術家庭の中の1教科を英・数・国・理・社の中の1教科と代替することもできます。

特殊選抜、推薦選抜

普通科の特殊選抜や推薦選抜、総合学科の推薦選抜、専門学科(職業学科・特色ある専門学科)の推薦選抜で行われています。これらの特殊選抜や推薦選抜の試験で合格すると、3月に実施される一般選抜を受験することができなくなるので注意が必要です。

※特殊選抜は調査書と面接に加えて、学校(科)によっては小論文、適性検査、実技試験が課されます。試験を受けるのに学校推薦は必要ありません。推薦選抜は調査書と面接に加えて、学校(科)によっては小論文、適性検査が課されます。試験を受けるには学校推薦を受ける必要があります。

※調査書の評点方法
英・数・国・理・社5科目の評定の合計に×4
音楽・美術・保健体育・技術家庭4科目の評定の合計に×7.5
この2つの点数の合計点数が調査書の評点方法になります。(満点は250点)

兵庫県の県立(公立)高校数、私立高校数

兵庫県の全日制の高校数は、兵庫県公式ページによると以下の通りです。
■県立(公立)高等学校:144校(国立高等学校:1校)
■私立高等学校:51校

兵庫県の県立(公立)高校教育の特徴

兵庫県も文部科学省の方針に沿って、国際教育に力を入れている都道府県の1つです。そのため、文部科学省 指定のSGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校が7校、SGHの候補であるアソシエイト校が6校あります。

兵庫県の高校教育に関する新しいニュース

高校生だけではなく、日本中の人が熱くなる全国高校野球選手権は、西宮市にある阪神甲子園球場で行われることで有名です。101回目の開催となるとなる2019年から、スケジュールが組みなおされ、勝ち残った選手たちの休養日を増やし、計16日間で行われることになりました。 暑さ対策のため、大会の開催時間の変更も決定しています。自分の通う高校の応援に行くのも、少しは熱中症になりにくい時間帯になりそうです。

平成30年度全国学力・学習状況調査から見る兵庫県の教育レベル

文部科学省が行った2018年度の全国学力テストの結果によると、兵庫県は中3の全教科で全国平均を上回っています。一方、小学6年生の算数においては、「算数B問題」を除き、全てで全国平均を下回る結果となっており、基礎学力の向上が課題となっています。
※参照)http://www.nier.go.jp/16chousakekkahoukoku/factsheet/16prefecture/28_hyougo/index.html

兵庫県の高校教育に関する奨学金支援制度

公益財団法人「兵庫県高等学校教育振興会」という機関において、教育振興会奨学資金が用意されています。勉学意欲がありながら経済的な理由により、高校進学ができない学生に対しての支援制度があります。

兵庫県で人気(話題)の県立(公立)・私立高校紹介

兵庫県で人気(話題)の県立(公立)・私立高校紹介 兵庫県で人気(話題)の県立(公立)・私立高校紹介
県立(公立)高校 神戸高等学校(公立)

県内有数の進学校で、兵庫県の県立(公立)校では最も偏差値が高い高校として有名です。平成16年度からはSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、理数関係の研究開発に力を入れており、科学技術人材の育成に取り組んでいます。またグローバル人材の育成にも熱心で、イギリスとシンガポールにある姉妹校との交流や課題研究の英語でのプレゼンにも取り組んでいます。

尼崎北高等学校(公立)

普通科のみの設置ながら、入学後に文系理系の選択以外に環境類系(国際環境類型(文系)・環境科学類型(理系))を選択することもできます。学校としても「地球・地域とつながる尼北」というスローガンを掲げていて、学校全体で環境の保全に向けての活動をしています。例えば、体育館の上に雨水を蓄えて再利用したり、太陽光発電や風力発電の装置を取り付けたりするなどの取り組みを行っています。環境類型クラスには公園でホタルを育てる活動、学校周辺のゴミ清掃活動などのプログラムなどがあります。著名な卒業生には第66代総理大臣の三木武夫氏などがいます。

伊丹市立伊丹高等学校(公立)

伊丹市立伊丹高等学校、通称市高は、生徒数約800名の伊丹市にある市立高校です。平成30年で、創立111年を迎える歴史ある高校ですが、普通科の中にグローバル・コミュニュケーションクラスというグローバル人材の育成を狙ったクラスもあり、現在急成長中といって過言ではない所です。直近1,2年は大学への合格実績はやや落ち込んでいますが、ここ数年で国公立、難関・中間私立大への合格数も伸びており、教育の充実度がうかがえます。

兵庫県立大学附属高等学校(公立)

赤穂郡にある兵庫県立大学附属高等学校は一学年約160名、学校全体で約480人の規模で名前の通り兵庫県立大学の付属校です。毎年の内部進学は約30名、国立大学の合格者数は約30名前後と非常に高い進路実績を誇っています。学校ビジョンが「めざせ世界のパイオニア!」とあるように、高大連携の教育や、国際理解教育なども充実しており、平成14年には文部科学省スーパーサイエンスハイスクールの指定も受けています。

私立高校 関西学院高等部(私立)

兵庫県西宮市にある関西学院高等部は私立の共学校です。キリスト教の学校なので聖書科や礼拝・人権講座等があるのが特徴です。また文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクールにも認定されていて、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を目指した教育が行われています。また関西大学との連携を行うという利点を活かした取り組みも行われています。ほぼ全員の生徒が部活動に取り組んでおり、特に運動部の活動は盛んでアメフト部は全国高校選手権で歴代最多18回の優勝を誇っています。

甲南高等学校(私立)

兵庫県芦屋市にある私立の男子高校です。甲南大学の付属校で中高一貫の学校になります。特徴としては「アドバンストコース」というコースがあり、海外の大学や国公立大学を目指す生徒が多く在籍しています。将来海外の大学で学んでみたいという気持ちがある人には是非チェックしてもらいたい学校です。著名な卒業生にはリクルート創業者の江副浩正氏などがいます。

神戸学院大学附属高等学校(私立)

神戸市中央区にある大学の付属高校です。高校サッカーに詳しい人なら、知ってる人もいるサッカーの強豪校で、卒業生に多くのサッカー選手を輩出しています。一学年は、約260名で、コースは特進サイエンス、特進アカデミック、特進グローバル、特進進学と4コースに分かれています。付属の大学へは卒業生の約4割が進学しつつ、他国立・私立への進学も約4割と高い進学実績を誇ります。

松蔭高等学校(私立)

神戸市灘区にある神戸松蔭女子学院大学の系列の高校です。中高一貫なので、中学からの入学生が約180名、高校からは専願入試で約20名の枠を設けておりますので、松陰中学からの内部進学が比率としてはやや高めです。進路実績としては系列の大学への進学が約27%、外部大学への進学が約60%となっています。部活も活発で、コーラス部などは県のコンクールで金賞を取るほどです。