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福岡県の高校受験、入試の仕組みや県内の人気の高校をご紹介

福岡県の高校受験、入試の仕組みや県内の人気の高校をご紹介 福岡県の高校受験、入試の仕組みや県内の人気の高校をご紹介

中学生の皆さんは、卒業後の進路についてどのように考えていますか?多くの方が高校進学を考えていると思いますが、そのためには受験の仕組みや入試のために何を準備するのかを知っておく必要がありますよね。今回は福岡県の入試についての解説や、福岡県内の人気の高校についてご紹介します。(2019年1月現在)

福岡県で毎年作成されている「展望」

福岡県では毎年、県立(公立)高校の受験概要などを「展望」という資料として公開しています。そこでは、夢の実現・将来の人生に向かって進路を決めるにあたって学校選択をしやすいよう、中学生に向けて教育委員会が毎年作成し、学生の進路選択に向き合うスタンスがうかがえます。

以下、「展望」のまえがきからの一部抜粋です。
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進路を選択することは、自分はどんな人生を送りたいのか、どのような職業に就いてどのような家庭を築きたいのかを考えることでもあります。また、どのような社会の中で生きていきたいのか、その社会に貢献する人となるには何が必要なのか考えることも、進路を選択する際には、とても大切なことなのです。(後略)
============================================= 参照)http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/tenbou29.html

福岡県の高校入試制度について

福岡県の高校受験の概要・仕組み

福岡県の全日制普通科の県立(公立)高校では、自分の家から通学できる範囲の学区にのみ進学できる通学区域に関する規則が定められています。全日制普通科への進学を希望する方はまず、自分の住んでいる地域から通学できる学校を調べる必要があります。 参照)http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/tuugakukuikikisoku2018-2.html

県立(公立)高校の入試制度

福岡県全ての県立(公立)高校では、国語・数学・社会・理科・英語(リスニングテストを含む)の科目で学力考査が行われます。各教科の配点は60点で県内一斉に同じ問題での試験が行われます。
「加重配点実施校」と呼ばれ、英語・数学・理科のいずれか、または数学及び理科の配点を1.5倍にして換算する学科・コースが存在するので、自分の志望校の配点基準がどのようになっているか注意が必要です。また学力検査の他に一部の学科やコースでは、面接や作文、実技の試験が課されることがあります。
学力検査の他にも中学校時代の調査書も合否に関わり、中学校で修めた成績や出席状況、授業態度などが評価の対象となります。学科・コースによっては特定の科目の配点を1.5倍にしているケースもあります。

県立(公立)高校の推薦入試

県立(公立)高校では推薦入試もあり、全高校で実施されています。試験は面接、作文、実技試験+志望理由書、調査書などによって合否が決まります。推薦入試を受験するためには中学校の校長から推薦を受ける必要があります。 また、特色化選抜と呼ばれる、学校長の推薦なしに受けられる入試制度も始まり、調査書、面接は必須で、コースによっては作文や実技が課せられる場合もあります。

私立高校の入試制度

私立高校は県立(公立)高校のように学区制がないので、行きたい学校であればどこでも受験することができます。入試方法は一般入試に加えて、推薦入試と専願入試があります。 私立の推薦入試は一般入試よりも早い1月中旬以降に行われ、調査書と推薦書(学校長の推薦書の必要あり)+面接、作文、学科試験が課されます。推薦入試は福岡県全てのエリアで行われているわけではないので、学校ごとに実施しているのかチェックしておく必要があります。 同じく1月に行われる専願入試は学校長の推薦不要で、調査書+学科試験、面接によって判断されます。合格した場合には必ず進学するという意思を明確にする必要があります。

福岡県の公立高校数、私立高校数

福岡県には教育委員会ページ(平成30年5月時点)によると、以下の高校数が記載されています。
■県立(公立)高等学校:102校(内、市町村立高等学校:9校)
■私立高等学校:60校 参照) http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/kenritsugakkoichiran.html

福岡県の県立(公立)高校

福岡県の公立高校は大きく分けて以下の4種類に分けられます。

1.全日制・普通科…国語、数学、理科、社会、英語等を中心に学び大学進学を目指す生徒が多いです。

2.全日制・総合学科…開設科目の種類が多く、自分が何をやりたいのかによって学ぶ科目を決めることができる。卒業後は進学と就職、両方の選択肢があります。

3.全日制・専門学科… 農業、工業、水産、福祉など専門分野を学ぶことができ、各種資格などの取得を目指し勉強することができます。進学、就職どちらの選択肢もあります。

4.定時制・通信制…全日制よりも1日あたりの授業時間が少ないのが特徴で、夜間に授業が行われることが多いです。学校によっては自分で時間割を組んで一定の単位が取れれば卒業できる制度の高校もあり、日中に学校以外の時間が必要な方や、自分のタイミングで学校に通いたいという方におすすめです。

福岡県の高校教育に関する新しいニュース

福岡県の発展にも関わる課題として、グローバル化社会を生き抜く創造性やチャレンジ精神を高める教育が求められています。
文部科学省が指定した「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」指定の高校もあります。(SGHとは、英語や国際教養に重点を置いて学ぶことができる学校になります。)

高校教育の中で将来国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的とし、国際化の進んだ大学や企業、行政等と連携して、グローバルなビジネス課題・社会課題に対する関心・解決能力を高め、専門的な学習を行います。

福岡県の指定校は、福岡県立鞍手高等学校、福岡県立京都高等学校、福岡雙葉中学校・高等学校、明治学園中学校・高等学校、中村学園女子高等学校の5校となっています。 学習内容はそれぞれの高校の教育方針に沿った上で、福岡県という地域性を生かしつつグローバルな課題に取り組むものになります。例えば鞍手では、筑豊地域のフィールドワークに関連づいていたり、中村学園では食と栄養に関連した内容が学べたりします。

平成30年度全国学力・学習状況調査から見る福岡県の教育レベル

文部科学省の調査によると、平成30年の全国学力調査において、福岡県では小学生の一部の教科では全国平均を上回る平均正答率となりましたが、中学校においては全ての教科で全国平均を下回る状況が続いています。これを踏まえて、特に中学校では学力向上推進拠点校を指定するなど、授業力の向上、教員研修、家庭学習支援など環境改善の取り組みを強化しています。 参照)http://www.nier.go.jp/18chousakekkahoukoku/factsheet/18prefecture-City/40_fukuoka/index.html

福岡県の高校教育支援としての奨学金支援制度

県立(公立)・私立問わず、高校の授業料は、「高等学校就学支援金制度」という国の制度によって、世帯所得が一定金額を下回る場合無償となります。
福岡県でも、学ぶ意欲のある生徒が経済的理由で進学を断念することのないよう、高校生のいる低所得世帯に、返還の必要がない高校生等奨学給付金を支給しています。参照)http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1342674.htm
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/syougakukyuuhukin201804.html

福岡県で人気(話題)の県立(公立)・私立高校の紹介

福岡県で人気(話題)の県立(公立)・私立高校の紹介 福岡県で人気(話題)の県立(公立)・私立高校の紹介

福岡県内で話題や人気の高校を県立(公立)・私立別にご紹介します。

県立(公立)高校 久留米高等学校

久留米市の公立校で1949年の創設と伝統のある高校として知られています。普通科に加えて英語科があり、どちらの科も卒業後は進学する生徒が大半を占めます。進学校のため、県内外の国公立大学への進学実績も良くサッカー部、野球部などの運動部に加えてESS部などユニークな部活も活躍しています。

修猷館高等学校

公立校で一番偏差値が高いのは修猷館高等学校です。県内では久留米大学附属高等学校に続いて二番目の進学校となっています。有名大学に多くの合格実績を残している県内有数の進学校です。学校のカリキュラムは、大学受験にだけ焦点を当てるのではなく、社会に出てからも「世のため人のため」に行動できる人間を目指した全人教育が掲げられています。 卒業生には作家の夢野久作や、1964年の東京オリンピック組織委員会会長の安川第五郎がいます。

筑紫丘高等学校

福岡市南区にある筑紫丘高等学校は、タレントのタモリさんの出身校としても有名です。全日制の普通科と理数科が設置されています。在学生徒の卒業後の進路はほぼ進学を目指し、進学先は主に地元九州の大学になります。特に九大合格者は毎年100名を超え、その他難関国立大への進学も50名ほどという驚異の進学校です。

福島高等学校

福岡県八女市にある一学年200人ほどの県立高校です。全日制160人、定時制40人の定員で平成31年度は募集しており、入学する学科は普通科・生活デザイン科・総合ビジネス科と3学科あり、自分の進路希望に合った学科を選んで受験すると良いでしょう。普通科の場合は、二年生から文理の選択を行って、それぞれの進路に沿った指導を行っており、それ以外の学科でも就職だけでなく進学も見据えた上で対応出来るような教育体制が整っているのが特徴です。卒業生で有名なのは小説家の五木寛之です。

柏陵高等学校

福岡市南区にある柏陵高等学校は、昭和58年4月に開校された県立学校で、全国でも余りない環境科学コースというのと、普通科一般の2コースがある学校です。普通科一般は他の高校と大きく違いませんが、環境科学コースは文字通り環境分野に対して特化した学科で、文理の壁を越えた授業が特徴的です。一般コースと同様に大学への進学時は、私立・国立、また文理で分けた上での進路選択を行って少人数授業の実施を行うことが特徴的です。

私立高校 久留米大学附属高等学校

福岡県内の私立校では最も偏差値が高く進学校として有名な久留米大学附属高等学校。男女共学の中高一貫校となっています。進学校であることから、大学受験勉強に専念するために高校3年の6月までに教科書の内容は終了し、それ以降は志望校の試験に向けた実践的な授業を受けることができます。また特別授業と呼ばれる、志望校の入試に合わせた演習の授業があるので、より高いレベルの大学に行きたい人にとっては素晴らしい環境で勉強できるといえます。東大、京大といった国立のトップ校に加えて、早慶などの私立校にも多くの合格者を輩出しています。卒業生にはソフトバンクの創業者、孫正義や堀江貴文などがいます。

慶成高等学校

北九州市にある男女共学の私立校です。普通科、コンピュータービジネス科、福祉科という3つの科があり、平成30年度には普通科が再編されています。新しくなった普通科はかつてのコースのように偏ることなく、2年生から幅広く授業選択ができるようなコース編成になっており、得意科目では応用力を伸ばし、苦手科目は基礎力を補い克服して受験に備えられます。 コンピュータービジネス科ではIT資格の取得などのための勉強をすることができます。福祉科では介護福祉士の合格率90%以上という実績を誇ります。

九州国際大学付属高等学校

北九州市にある私立大学の付属高校です。一学年は、一般入学試験で470名、推薦入学試験で70名、計540名で、かなり大きい高校です。クラスは、スポーツ選抜のクラスでアスリート育成のクラスから、東大をはじめとした国立大学の合格を目指すクラスまで6クラスあり、毎年進級時にクラス替えもあります。徹底されたサポート体制で生徒の進学に向き合うため、進路実績も国公立100名を超える実績を誇ります。

第一薬科大学付属高等学校

福岡市南区にある第一薬科大学の付属高校で、都築学園グループが運営母体となっています。学科は、普通科薬進・普通コースが60名、普通科芸能コースが60名、保育科が90名で、一学年210名となっており、パラマ入試というやや独特な方法を採用しています。それぞれの学科は、学生一人ひとりの進路に合わせたサポートをしていきますが、それ以外にもパラマ塾という「個性の伸展」を狙った塾形式の授業も特徴的です。

福岡の県立高校の受験倍率

福岡県では、平成30年から31年の中学校卒業見込み者数1,000人減に伴い、県立高校でも受け入れ人数が減らされています。希望の高校における倍率だけでなく、例年と比べた定員数もチェックしてみてください。参照)http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/45395.pdf