勉強嫌いになる原因は塾選び?個別指導に向いている子どもの傾向

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勉強嫌いになる原因は塾選び?個別指導に向いている子どもの傾向

塾の形態には「集団授業」と「個別指導」があります。それぞれにメリットがあり、どちらが優れているというものではありません。ただ、子どものタイプによって、向き不向きはあります。我が子に合わないタイプの塾を選択してしまうと、成績が上がらないだけでなく、勉強嫌いになってしまいかねません。

では、どのような子どもが個別指導に向いているのでしょうか?

極端な苦手科目がある子どもは個別指導の検討を

極端な苦手科目がある子どもは個別指導の検討を

1.極端な苦手科目がある

多くの集団授業の塾では、単科受講ができません。一方、個別指導であれば、苦手科目の授業のみを多く受講することできるので、短期間で克服することが可能です。

また、集団授業の塾のクラス分けは、全科目トータルの成績で決められることがほとんど。したがって、得意科目の授業はちょっと簡単過ぎ、苦手科目の授業はついていくのが困難……ということになりがちです。すべての科目がある程度バランスよくできているのであれば、集団授業で問題ないでしょう。ただ、得意不得意がはっきりとしている場合は、個別指導の塾を検討することをおすすめします。

2.学校の授業についていくのが困難

学校の授業で理解が不十分であれば、塾の集団授業でも「消化不良」を起こすことが予想されます。個別指導なら、子どもの理解するスピードに合わせて、着実に説明を進めてもらうことができます。

また逆に、近所の集団授業塾のレベルでは物足りない、高い学力を持った子どもも個別指導向きです。子どもに合った高度な学習内容を扱ってもらえるので、入試までの「伸び残し」を最小限に抑えることができます。

3.習い事や部活動に熱心

集団授業の曜日と時間は固定されています。遅刻や欠席をしてしまっても、授業は進みます。受けられなかった分は、講師への質問や、自習で追いつく必要があるわけです。

一方、個別指導では、習い事や部活などで忙しくても無理なく受講できるように、授業時間が幅広く設定されているところが一般的。スケジュールに合わせて授業を選択することが可能です。

個別指導塾を選択し、難関公立高校に合格したAさんの話

個別指導塾を選択し、難関公立高校に合格したAさんの話

さて、ここで個別指導塾を選択した子どもの成功例をご紹介しましょう。中3の9月から個別指導の塾に通い、偏差値を15以上アップさせて第一志望に合格したAさんです。

Aさんは中学に進学したことをきっかけに、集団授業の塾に入塾します。しかし、吹奏楽部の活動と勉強を両立させようとするものの、塾の授業に間に合わないことが多く、よく遅刻していました。夏期講習も部活の練習と重なり、ほとんど出席できずに夏が終了。2学期の中間テストでは数学と英語が平均点を下回ります。

「このままではマズい」と悟ったAさんは、思い切って個別指導の塾に転塾。そして、数学・英語の二科目を集中的に受講しました。どちらの科目も中1の2学期から理解が怪しくなっていたので、そこまで戻って見てもらうことにしたのです。すると、最初は理解するのに時間がかかったものの、徐々に理解のスピードが上がり、苦手だった英語は得意科目といって良いほどの成績に。数学も足を引っ張るほど苦手ではなくなり、地元の難関公立高校に見事合格を果たしました。

個別指導塾の選択が、子どもの人生を変えるかも?!

Aさんの最大の勝因は「わからなくなったところまで戻って勉強したこと」です。もちろん、なかなか理解できなくても、マンツーマンで粘り強く教えてくれた講師に巡り会えたことも幸いしました。

これは個別指導だからこそ実現できたことだといえます。Aさんの場合、集団授業の塾に通い続けていたら、第一志望校の合格は果たせなかったかもしれません。Aさんにとっては個別指導塾の選択が正解でしたが、このようなケースは珍しいことではないのです。

塾選びは成績の伸びだけでなく、その後の勉強に対する姿勢にも影響します。ぜひ、子どもに合った塾を選んであげてください。

北村 宗/受験指導、塾の選び方と活用法の専門家

監修:北村 宗/受験指導、塾の選び方と活用法の専門家

学生時代からさまざまな形態の塾で講師経験を積む。大学卒業後、大手進学塾、予備校講師を務め、国内外の教え子は2,000人を超える。その指導法には定評があり、テレビや新聞、教育系雑誌などのメディアから度々取材を受ける。出版著書の多くが話題を呼んで重版となり、全国各地の学校からの依頼に応じて講演講師も務めている。

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