スマホと勉強の因果関係は…?スマホを触っている時間を違うことに変えてみよう!

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スマホと勉強の因果関係は…?スマホを触っている時間を違うことに変えてみよう!


「スマホを使いすぎると勉強をしなくなる。」
保護者の中にはそんな話を気にされている方もいるのではないでしょうか?

この内容に関して、東北大学の川島教授が提唱されている調査研究のお話を紹介いたします。
(川島教授は脳を鍛える大人のDSトレーニングなどのをされている方です。)

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スマホと学力の関係は?

教授は仙台市と協力し、市内の小中学生に対して、アンケートを行いました。
そして、「学力検査の成績」、「スマホについてのアンケート」をもとにして、小学5年生から中学3年生までの成績とスマホ使用時間の関係をまとめられています。
結果は以下の様になりました。

スマホを全く使わない・・・偏差値52程度
スマホ利用が1時間未満・・・偏差値53程度
スマホ利用が2時間~3時間・・・偏差値49程度
スマホ利用が3時間~4時間・・・偏差値47程度
スマホ利用が4時間以上・・・偏差値44程度

※全て1日における使用時間

結果は、
「スマホの使用時間が長いほど、成績は下がる」
というものです。
(ちなみに、スマホ利用がゼロの子供よりも、1時間未満の方が、成績が良いのは、「スマホ利用を自己コントロール出来ている子が含まれている可能性がある。」と考えられています。)

また注目すべきポイントは、「3時間以上の使用者で平均点を取れた子はいない」という部分です。
これを聞くと、勉強時間が奪われている・使用頻度が長いので睡眠不足になっている、などを考えられるかもしれませんが、教授はそれが理由ではないと断言されています。
これは、睡眠時間が7~8時間と、十分に確保出来ている条件に当てはまる生徒の中だけで見比べたときに、

『3時間以上使用している生徒は、勉強を3時間以上やったとしても点数は平均以下で、勉強は30分未満しかしていないが、スマホ利用が1時間未満の生徒にすら成績が勝てていない』

という結果が出ているためです。

そして、教授は平均11歳の子どもを対象に、脳を3年間モニタリングするという試みもされています。
この調査からは、

『スマホを含むネット漬けの子どもほど、思考や創造のほか、人の気持ちを理解したり、場の空気を読んだりするような高次なコミュニケーションをつかさどる前頭前野を中心に、脳が発達していない』

ことがわかりました。
またあわせて、

『記憶や学習に関わる海馬や、言葉に関係する領域などにも影響が見られる』

ということです。
スマホを使っているときは脳があまり活発に動いていないという文献は他にもあるようです。

中高生は、コミュニケーションに関わる前頭前野が特に発達する時期だそうですが、スマホで楽をしてしまえば、その発達が打ち消されてしまう可能性があるということが推測できる結果になっています。
反対に、スマホの使用をコントロールできる人の脳は、勉強や日々のコミュニケーションなどによって活発に動くと考えられます。

1度お子様のスマホ利用時間についてお話されてみてはいかがでしょうか?

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