一流アスリートが実践する「目標設定」と「行動計画」の作り方

学習塾の個別指導塾スタンダードは小学校・中学校・高校の全学年、全教科に対応した一人ひとりのやる気を引き出す個別指導の学習塾です。

個別指導塾スタンダードのお役立ち情報

一流アスリートが実践する「目標設定」と「行動計画」の作り方

高校生豆知識 2016.08.09

受験勉強に励む受験生は、当然のことながら「大学受験に合格したい」と心から願っています。しかし、ただやみくもに勉強を続けていても、その悲願が現実のものになるとは限りません。また、「勉強をやらないといけない」と頭ではわかってはいるものの、やる気が起きないときもあるでしょう。

「大学受験合格」という大きな目標を達成するには、「目標設定」と「行動計画」を作ることが重要です。

今回は、一流のアスリートが実践する目標設定と行動計画の作り方をご紹介します。

一流のアスリートが実践する
「GROWモデル」で受験勉強を優位に

一流のアスリートが実践する「GROWモデル」で受験勉強を優位に

G : Goal(目標設定)
R : Reality(現状認識)
O : Options(選択肢)
W : What, When, Will(行動計画)

1.Goal(目標設定)

まずは、目指すべきゴールがはっきりしなければ、進みようがありませんよね。目標は、結果を手に入れたことが明確にわかるように設定しましょう。例えば「××年×月に〇〇大学に合格する」といったものを目標に据えます。

2.Reality(現状認識)

「Goal」で設定した目標に対し、今の自分の学力を適切に認識しましょう。どれくらい偏差値が足りないのか、それぞれの科目の理解度など、現状を認識し、課題を正しくつかめば、的確な対策を検討しやすくなります。

3.Options(選択肢)

「Reality」において、目標に対する現状を認識すれば、課題を解決するための選択肢(対策)を検討しましょう。ポイントは、できるだけ数多くの「選択肢(対策)」を出すこと。先入観を取っ払って考えてみれば、新しい勉強法も見つかるかもしれません。多くの選択肢(対策)の中から、それぞれのメリットとデメリットを考え、機能するものを選択します。

4.What, When, Will(行動計画)

「Options」で今後の「選択肢(対策)」を決めたら、行動計画を立てましょう。「何を(What)」「いつまでに(When)」行うのか、スケジュールを細かく切って計画を決めてください。そして、行動計画が完成した際は、「どのような意思で(Will)」行うのか、意思をコミット(表明)しましょう。意思を口に出して言うことで、行動に移していくためのパワーがみなぎってきます。

大学受験に合格することで得られる価値は何?

大学受験に合格することで得られる価値は何?

なお、目標を設定し、行動計画を実行していくにあたって、とても大切なことがあります。
それは、「目標を達成することで得られる価値や、その先に創り出したいもの」を見ておくことです。

「大学に合格する」という目標だけを追いかけていると、受験勉強が苦しくなったとき、「別に大学だけが人生じゃないし」と、どうでもいいことのように感じてしまい、投げ出しそうになってしまうかもしれません。

得られる価値やその先に創り出したいものに目を向け、将来のビジョンが描けていると、「今、目の前にある苦しみや辛さ」を乗り越えることができます。

アスリートにコーチがいるように、受験生にも親の力が必要

大学受験合格のためには、目標設定と行動計画を作り、それをしっかりと実践していくことですが、アスリートにコーチがいるように、受験生にも親の力が欠かせません。

ただし、コーチの役割を担う親が子どもに対し、あれこれ命令や叱咤するのは逆効果です。やる気が見えなかったり、勉強が進んでいないように感じたりすれば、その現状に本人が自ら気づけるように、子どもの話を聴いてあげるようにしてください。

我が子の本来の能力を最大限発揮できるように親がサポートできれば、「大学受験合格」という目標を達成しやすくなるでしょう。

森美智代/プロコーチ

監修:森美智代/プロコーチ

食品会社での研究開発を経て、派遣会社のコーディネーターとして働くかたわら、心理カウンセラープロ養成講座・医療カウンセリング講座を受講。岸英光氏のコーチング講座受講、トレーニングを積む。現在、本来の能力を最大限に発揮させる「ゾーン・コーチング」プログラムを提供し、スポーツ、ビジネス、芸術といった、あらゆる分野においてパフォーマンスと集中力の向上に貢献している。スポーツの分野では、バレーボールやゴルフ、フェンシング、野球などでの実績が豊富で、選手からの信頼も厚い。

ランキング