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高校受験の面接を軽く見ると危険!押さえておきたいポイントやよく聞かれる質問を紹介
「高校面接で気を付ける点は何?」
「どのようなことが聞かれるの?」
このような疑問はありませんか?
高校受験では、ほとんどの場合ペーパーテストに加えて面接があります。そのため、面接は避けては通れない道といえるでしょう。しかし、生まれつき面接に慣れている人はいないため、どのように振舞えばいいのか、何を答えればいいのか不安になるものです。
この記事では、高校面接で気を付ける点や、よく聞かれる質問を紹介しています。今から準備を始めても早すぎることはありません。ぜひ参考にしてバッチリ対策していきましょう。
<この記事で紹介していること>
・高校面接で注意すべきポイント
・よく聞かれる質問と回答例
・面接で好印象を与える3つのテクニック
高校受験の面接に影響する要素
高校受験では、面接官は以下の要素をチェックしています。
・マナー
・回答の内容
それぞれ見てみましょう。
マナー
面接官は、生徒のマナーレベルをチェックしています。入退室時の言動・椅子に座っているときの姿勢・表情・目線など、細かい箇所まで目を光らせる人もいるほどです。
回答内容が秀逸でも、マナーがなっていなければ評価に悪影響を与えます。「マナーなんてどうして見てるの?」と思う方もいるでしょう。
面接官は、生徒の情報は書類上でしか知らされていません。高校では考え方の異なる生徒が大勢います。人間同士が同じ空間で問題を起こすことなく生活するには、マナーが欠かせません。
そのため、高校受験においてマナーは大切なのです。
回答の内容
面接では基本的に質問と回答が繰り返しおこなわれます。生徒の性格や人柄を知るために、面接官は回答内容を重視しているため、適切に返答すれば良い評価が得られます。
質問に対して、悪印象を抱かせる回答や的外れな回答などを何度も返せば、コミュニケーション能力に難アリとして評価がさがる可能性もあるでしょう。
高校面接で聞かれる質問はおおむね決まっているため、回答内容を準備し、練習すれば問題ありません。
高校面接で押さえておきたいマナー
マナーといっても、なかなかピンとこないかもしれません。ここでは、高校面接で注視される以下のマナーについて紹介します。
・入室するときの言動
・退室するときの言動
・言葉づかい
・身だしなみ
マナーは一朝一夕で身に付くものではありません。日頃から意識して自然に振舞えるようにしましょう。
入室するときの言動
多くの場合、面接会場に入る前に、廊下もしくは控室にて待機します。そのため、面接会場に入る際の言動も必然と見られます。入室する際は基本的に以下の流れでおこなうとよいでしょう。
1.受験番号・名前が呼ばれたらはっきりと返事をする
2.ドアを3回ノックする
3.中から入室の許可があればドアを開く
4.面接官の方を見て「失礼します」と言って目礼する
5.入室してドアを閉める
6.面接官の方を向き一礼する
7.椅子の横へ移動する
8.受験番号・所属学校名・氏名を述べて「よろしくお願いします」と言う
9.座るように指示があれば「失礼します」と言って座る
高校面接では第一印象が大切です。そのため、入室する際は一挙一動に注意を払いましょう。また、言葉を発するときも緊張せずにはっきりと述べましょう。
慣れていなければぎこちない動きになるため、何度も繰り返し練習する必要があります。
退室するときの言動
面接が終わっても気を抜けません。面接官は、生徒が面接会場から姿を消すまでずっと注目しています。退室する際は基本的に以下の流れでおこないましょう。
1.面接官から面接の終わりを告げられたら椅子の横に立つ
2.「ありがとうございました」とって一礼する
3.ドアの前まで移動する
4.面接官の方に向き直り「失礼します」と言って一礼する
5.ドアを開いて室外に移動する
6.案内係の指示に従って移動する
ドアを開け閉めする際は、ゆっくりと静かにおこないましょう。また、面接会場から出た後は緊張がほぐれがちですが「終わったー!」「緊張したー!」などと騒いではいけません。最後だからこそ気を引き締めておきます。
言葉づかい
言葉づかいは人の印象を左右するため、面接では以下の点を意識しましょう。
・正しい敬語を使う
・一人称は「わたし」にする
・語尾の伸ばさずにはきはきと述べる
・「~っす」「めっちゃ」などの砕けた言葉は使用しない
言葉づかいには、その人の生き方が表れます。普段から丁寧な言葉づかいを使用していないなら、本番でボロが出るかもしれません。
日頃から言葉づかいに注意して過ごすとよいでしょう。
身だしなみ
身だしなみが乱れていれば面接官に悪印象を与えます。以下の点に注意しましょう。
・清潔な髪型にする
・不自然な髪色にしない
・汚れ・シワのない制服を選ぶ
・正しく制服を着る
・革靴は磨いておく
・スカートは中学校で規定されている長さにする
・ピアス・マニキュアなどの装飾品を身に着けない
高校面接でよくある質問
高校面接では、質問がある程度決まっているため、事前に回答を用意しておけば、本番で慌てずに済みます。高校面接でよく聞かれる質問は以下のとおりです。
・志望動機
・中学校で頑張ったこと
・得意科目・苦手科目
・入学後にやりたいこと・将来の夢
・長所・短所
・趣味・特技
・最近気になったニュース
ひとつずつ紹介します。
志望動機
高校面接で聞かれることの多い質問は、志望動機です。志望動機は積極性のある内容にすると面接官に好印象を与えられます。
反対に「家から近いので」「自分のレベルなら合格できそうだから」「制服が可愛いから」などの理由を言わないようにしましょう。また、具体的な志望動機を伝えられれば、より好印象につながります。
▼回答例
私は将来、海外で仕事をして活躍したいので、英語教育に力を入れている貴校を志望しました。
中学校で頑張ったこと
積極性や学ぶ意欲の有無を確認するために、中学校で頑張ったことを聞かれる場合があります。そのため、具体例やエピソードも絡めて回答できれば良い評価が得られるでしょう。
▼回答例
英語が話せるようになりたいので、毎日1時間英語学習を続けたことです。勉強の成果が出て、英検〇級に合格できました。勉強を継続すれば結果につながるとわかり、これからも英語学習は続けていくつもりです。
得意科目・苦手科目
得意科目・苦手科目を聞かれたら、まずは教科名を答えましょう。その後、得意・苦手に感じる理由や、克服するために努力していることを話せば、さらに良い印象を与えられます。
▼回答例
得意科目は英語で、苦手な科目は数学です。毎日1時間の英語学習をしていることもあり、授業内容が頭に入ってきやすく、楽しく感じるからです。数学は苦手ですが、スキマ時間に問題集を解くなど、勉強時間を増やしたら、以前ほど苦手ではなくなりました。
入学後にやりたいこと・将来の夢
面接官によっては、入学後にやりたいことや将来の夢を聞いてくる場合があります。買取る内容が合否をわけるわけではないため、正直に応えましょう。
▼回答例
入学後は、より一層英語学習に励み、英検〇級を目指したいと思います。そして将来は英語を活用できる国際的な仕事に就きたいと考えています。
長所・短所
長所・短所の質問は高校面接の定番です。自分の長所を答えるときは、照れるかもしれませんが、落ち着いて話すように意識しましょう。短所は、否定的になりすぎないように話します。
▼回答例
長所は、人と話すのが好きなことです。どのような人とも分け隔てなく接することができるので、部活では部長に選ばれたのだと思います。短所は、周りの意見に流されがちなことです。
そのため、相手の良い意見は吸収しつつも、軸のぶれない自分の意見を持つように心がけています。
趣味・特技
趣味・特技も合否を決定づける質問ではありませんが、良い印象を持ってもらうチャンスです。自分の人柄をアピールできるように経験を交えながら答えましょう。
▼回答例
趣味はサッカーです。小学校から地元のクラブに所属していました。中学校はサッカー部に入り、仲間と切磋琢磨しながら練習していました。高校でもサッカー部に入る予定です。
最近気になったニュース
高校面接では、ニュースについても質問されることがあります。「最近気になったニュースはありますか?」と質問されるケースが多いため、用意しておきましょう。
▼回答例
学生が飲食店で非常識な行動を取り損害賠償金が課されたニュースです。学生でも問題を起こせば人生が台無しになるのだと実感したからです。私も他人事だとは思わずに日頃の言動には注意したいと思います。
高校面接で好印象を与える3つのテクニック
面接官は、マナーや回答などを通して生徒の印象を決定づけます。好印象のある生徒ほど評価が高くなる傾向です。ここでは、好印象を与える3つのテクニックを紹介します。
・話し方
・表情・所作
・丸暗記しない
上記のいずれも、今日明日で身に着けられるわけではないため、よく練習しましょう。
話し方
明るく・ゆっくり・抑揚をつけて話すように意識しましょう。反対に、暗い・早口・単調に話せば、面接官が聞き取りづらいため、悪印象につながりかねません。
声のトーンを上げて明るく話せばポジティブな印象を与えられます。ゆっくり話すことで落ち着いた雰囲気になり、抑揚をつければ面接官に感情を伝えられるでしょう。
表情・所作
爽やかな笑顔で話す生徒に悪印象を抱く面接官はいません。緊張によって表情がこわばってしまうこともあるため、練習を重ねて自信を付けましょう。
また、緊張と自分の話に夢中になりすぎて、手遊びや足をブラブラさせれば、落ち着きのない印象を与えてしまいます。
入室する際は、テキパキと落ち着いて行動すれば高評価につながるでしょう。
丸暗記しない
高校面接での質問に対する回答は、あらかじめ用意しておきますが、丸暗記しないようにしましょう。丸暗記して面接に行けば、途中で頭が真っ白になったときや、言葉を言い間違えたときに不自然さが伝わります。
丸暗記していれば、自分の言葉ではないのでは?と思われて悪印象につながるかもしれません。
高校面接で起こりうるハプニング
順風満帆に面接が進むとは限りません。高校面接では以下のようなハプニングに見舞われる場合もあります。
・予想していない質問がきた
・集団面接でほかの人と回答が被った
それぞれ見てみましょう。
予想していない質問がきた
予想外の質問をされれば「あっ…」「えー、その…」と、頭が真っ白になるかもしれません。予想していない質問をされたときは、落ち着いて「考えるので少しお時間をください」と言いましょう。
決して嘘をついてはいけません。もし回答内容を忘れてしまったら「申し訳ありません。忘れてしまいました」と正直に言った方が良い印象を与えられます。
集団面接でほかの人と回答が被った
集団面接で、自分が用意していた回答と被っても問題ありません。他の人と同じ内容を言ってはいけないというルールはありません。自分なりの理由や経験を交えて話せばオリジナリティを出せます。
他の人と同じ内容を話す際は「先ほどの方と同じ内容になってしまいますが…」と話し始めるとよいでしょう。
今からできること
高校面接では、普段の自分がポロっと出てしまうため、早めに対策を取ることをおすすめします。ここでは、今からできることを紹介します。
・回答内容をまとめる
・誰かに添削してもらう
・大人を相手に面接練習する
「まだ準備するには早い」と思う時期から上記の3つを始めておきましょう。
回答内容をまとめる
質問に対する回答は、具体的で内容が濃いほど相手に良い印象を与えられます。そのため、高校に関する情報収集や、自分の過去をゆっくり振り返る時間を取りましょう。
回答内容をまとめたら、実際に声に出して練習して、自分の言葉で話せるようにします。
誰かに添削してもらう
回答をまとめたら、誰かに見てもらいましょう。自分では完璧だと思っていても、初めて読む人からすれば、理解しづらかったり余計な箇所があったりする場合があるのです。
複数人に添削してブラッシュアップすれば、より良い回答が作れます。
大人を相手に面接練習する
面接練習は数を重ねるほど自然に、自分のものになっていきます。友だち同士での練習も効果的ですが、おすすめは大人を相手にした練習です。
実際の面接官は大人のため、大人との対話の雰囲気に慣れておけば本番でも緊張せずに臨めます。学校の先生や塾の先生にお願いして練習してみましょう。
男性・女性・年配・若い・フランク・寡黙など、さまざまなタイプの大人と練習すれば、どのような面接官に当たっても自信を持って対応できます。
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高校受験において、ほとんどの場合は面接を実施しています。慣れないことが求められるため、何も準備せずに臨むと散々な結果になるかもしれません。
そのため、早い段階からマナー・回答内容の対策をしましょう。『個別指導塾スタンダード』では、高校受験に向けて準備をはじめる生徒一人ひとりに最適なサポートをいたします。
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