大学受験の小論文や面接対策に「新聞」が有効な理由

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大学受験の小論文や面接対策に「新聞」が有効な理由

若者の活字離れが深刻な今、新聞を読まない高校生は多いことと思います。

しかし、大学受験の小論文や面接の対策に「新聞」が大いに役立つことをご存知でしょうか?

なぜかというと、小論文と面接ともに「社会の課題や問題を問うもの」だからです。

小論文に必要な「論理性」や「文章力」も新聞で養われる

小論文に必要な「論理性」や「文章力」も新聞で養われる

具体的に、小論文の出題から見ていきましょう。大学入試の小論文では、学部や学科に沿った社会の課題が多く出題されます。例えば、医学部や看護学部などでは現代社会における医療に関する諸問題、経済学部であれば経済のニュース、といった具合です。新聞から日々の社会情勢やトレンドを読み取っておくと、小論文で問われる内容の理解が早くなるでしょう。

小論文ですので、「論理性」や「文章力」も求められるのですが、それらの力も新聞を読むことで養われます。新聞を日常的に読んでおけば、論理的な文章の流れやたくさんの言葉を知らず知らずのうちに身に付けることができるでしょう。

また、新聞には「一覧性」があります。紙面を開けば自分の興味の無かった分野の記事も目に飛び込み、そこからさまざまな発見や気づきが生まれることも少なくありません。

面接では、ニュースに対する“意見”を見られている

面接では、ニュースに対する“意見”を見られている

次に、面接について。大学側は、面接を通して受験生の「人となり」を知ろうとします。その一環として、面接で聞かれる最たるものに「最近のニュースで気になったものはなんですか?」という質問があるのです。

この問いの意図は、単にニュースを知っているのかどうか、ということだけではありません。そのニュースをどのように捉え、考え、いかに自分の“意見”として話せるのか、といったことを見ているわけです。

まずは新聞を読み、どのような出来事が起きているのかを知ることが準備の第一歩。例えば、社説をはじめ、ニュース解説のコーナーや特集記事、夕刊の文化欄なども読み込み、より近い意見を参考にすると良いでしょう。反対なら反対でその理由をまとめておくと、面接対策として役に立ちます。

新聞紙面を広げ、見出しから拾っていこう

大学受験の小論文や面接対策に新聞を活用しようと思えば、まずは興味の有無にかかわらず紙面を広げ、見出しから拾っていきましょう。

先生や友人と議論するきっかけにも、新聞記事を有効活用してみることをおすすめします。

角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師

監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師

関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。