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8月末に焦らない!子どものタイプ別「夏休みの宿題攻略法」
夏休み最終日。子どもたちはどのように過ごしているでしょうか?
「夏休みの宿題はすべて終わらせ、明日からの登校に向けて準備万端」という子どもたちは少数かもしれません。夏休みの宿題が終わらず、何時間も机に向かったまま最終日の夜を迎える子どもたちも大勢いることでしょう。
今回は、計画的な「夏休みの宿題攻略法」をご紹介します。
夏休みの宿題を最後までため込む「3つのタイプ」
夏休みの宿題を最後までため込んでしまう子どもは、主に以下の3つのタイプに分類することができます。
1.勉強は後回しタイプ
2.やりたいことがあり過ぎるタイプ
3.環境に左右されやすいタイプ
これら3つのタイプの子どもは、勉強よりも遊びを優先してしまい、結果的には夏休みの宿題をためこむ傾向に。
では、続いて、タイプ別に対策を見ていきましょう。
3つのタイプ別「夏休みの宿題攻略法」
1.勉強は後回しタイプ
夏休みには楽しいことが多いため、そちらにばかり目が行きがちな子どもです。スケジュール帳は遊びの予定で埋め尽くされていて、勉強が後回しに……。
まずは「取り組むべき夏休み宿題量」を子どもに認識させ、「どの時期までに何をどれくらいずつ行うのか」をざっくりでも考えさせましょう。
その後に、遊びやら楽しいイベントの計画を立てさせるのです。
ただ、往往にして「勉強は後回しタイプ」の子どもは、計画も何となくにしか立てません。計画づくりを親が上手にサポートしてあげましょう。
2.やりたいことがあり過ぎるタイプ
勉強することに対して意識がないわけではないのが、「勉強は後回しタイプ」と違うところ。しかしながら結局は、部活動に時間を取られ、遊びに時間を費やしています。
あれもこれもと欲を出してしまう「やりたいことがあり過ぎるタイプ」には、一日の時間配分を教えてあげましょう。例えば、勉強は午前中に。なぜなら、夏休みの午後には、お祭りや盆踊り、花火大会などイベントが盛りだくさんだからです。午前中に宿題を終えておけば、夕方からは友だちと遊ぶ時間もできます。一日の時間配分を効率よく考える習慣を付けさせてあげてください。
3.環境に左右されやすいタイプ
先生がいて、友だちがいる。そんな学校の教室とは違う「自宅」という環境下では、全く勉強できないタイプです。
親が協力して、宿題に集中できる勉強スペースを確保しましょう。この際、整理整頓し、ゲームや漫画などの勉強の気が散るモノは勉強机の周りに置かないようにしてください。また、勉強をすると決めたら、スマートフォンやテレビのスイッチは切るように伝えましょう。
さらに、思い切って違う場所で勉強させるのも一つの手です。例えば、図書館や個別塾の自習室などを利用するのも良いでしょう。
夏休みの宿題は、2学期からの成績に直結する
そもそも夏休みの宿題は、1学期の復習と2学期への準備だと考えれば、自ずときちんと取り組めるはずです。目的意識を持ち、計画的に宿題を終えることこそ、その後の学習姿勢を整えることにつながります。
夏休みの宿題は、やらされ感満載ではなく、自主的に取り組みができるよう、親の方から子どもたちに上手に促してあげてください。
監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師
関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。