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行かなきゃ損!受験に役立つオープンキャンパス活用術
今の時期、各地の大学・短大・専門学校では、オープンキャンパスが実施されています。早いところでは春の時期から開催されていますが、オープンキャンパスは今がピーク。「まだオープンキャンパスに行ったことがない」という人も十分に間に合います。
今回は、行かないと損するオープンキャンパスの活用術をご紹介します。
大学・短大・専門学校がオープンキャンパスを開催する狙い
オープンキャンパスとは、「学校施設を公開し、学校に関心のある学生や保護者の方々に学校のことを知ってもらうためのイベント」です。単に施設を見学するだけではなく、入試に関するガイダンスや予備校講師による入試問題解説、教授が行う模擬授業を受けることもできます。さらに、AO・推薦入試で合格した学生との相談コーナーがあったり、在校生に直々にキャンパス内を案内してもらえたりと、学校ごとに内容に趣向をこらしているのが、ここ数年のオープンキャンパスの特徴です。
では、なぜ大学・短大・専門学校は、オープンキャンパスを開催するのでしょうか。それは、何よりも受験生に直接アピールできる機会となるからです。パンフレットやWebサイトだけでは伝えきれない学校の雰囲気を、よりリアルに感じてもらいたいと学校側は考えています。
オープンキャンパスでは具体的な悩みや疑問を
素直にぶつけてみる
この狙いを踏まえ、受験生やその保護者としては、時間が許す限り、オープンキャンパスを訪れるようにしましょう。受験する学校や学部・学科の方向性が決まっていてもいなくても、自分自身の「興味や関心事」について、訪れた大学・短大・専門学校のオープンキャンパスで質問をしてみてください。
例えば、「2次試験対策で悩んでいて……」「人間科学部って、社会学部とどう違うのですか?」「資格取得はどのようなものがありますか?」「資格取得後、それを活かした就職先は?」など、具体的な悩みや疑問を素直にぶつけてみましょう。
そもそも、オープンキャンパスに在学生として参加している学生は「オープンキャンパスでは受験生と話をしたい」「私の受験経験を役立ててほしい」といった前向きな考え方を持っているものです。受験生からすれば、自身と同じような悩みを抱えていた年齢の近い先輩から実践的なアドバイスを聞ける貴重な機会となりますので、活用しない手はありません。実際、オープンキャンパスに参加した受験生からは、このような声が聞かれました。
「ゼミナールの話を模擬授業で聞き、専門科目の先生の在り方やその科目についてとても親しみが持て、そこから受験する学科を選ぶことができた」「オープンキャンパスで先輩とお話したことで、二次対策の勉強方法がわかり、助かった。具体的な参考書も教えてもらえた」
オープンキャンパスに出かければ、有益な話を聞くことができるのです。
オープンキャンパスは、その後の受験勉強にも大いに役立つ
近年は、オープンキャンパスの模擬授業に参加することが受験のひとつの条件となっている学校があったり、過去問解説が年を追う毎に詳細になっていたりと、オープンキャンパスへの参加意義は高まる一方です。
オープンキャンパスは、その後の受験勉強にも大いに役立ちます。ぜひ、オープンキャンパスに出かけましょう!
監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師
関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。