走って学習効率アップ!勉強前に取り入れたいジョギングのすすめ

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走って学習効率アップ!勉強前に取り入れたいジョギングのすすめ

運動すると代謝がアップし、身体が目覚めて活発な状態に。すると、勉強に対して、より活力的に取り組むことができるのです。このことが、学習時の集中力を高めることにつながります。

そこで、おすすめしたいのが勉強前のジョギング。実はジョギングをすると、学習効率がアップするといわれているのです。その理由、そして取り組み方について、詳しくご紹介していきましょう。

なぜ、勉強前のジョギングで学習効率が上がるのか?

なぜ、勉強前のジョギングで学習効率が上がるのか?

運動すると代謝がアップし、身体が目覚めて活発な状態に。すると、勉強に対して、より活力的に取り組むことができるのです。このことが、学習時の集中力を高めることにつながります。

しかし、運動の効果は、それだけではありません。特にジョギングのような有酸素運動は、脳内における「BDNF」(脳由来神経栄養因子)の生成を促進するといわれています。この「BDNF」とは、脳の成長に関わるもの。BDNFが増えることで、特に記憶力の向上が期待できるのです。

例えば、同じ学習時間でも覚えられる内容量が増える、あるいは、学習内容が素早く脳内で整理・記憶されるので、スムーズに学習が進んでいく、といった効果を見込めます。そのため、ジョギングによってBDNFを高めた状態で勉強をスタートさせれば、自ずと学習の効率や質が高まるでしょう。

また、記憶は何も「覚える」ことだけに使われるものではありません。何か問題を解く場合には、それまで学習によって得た知識をもとに、その解答を導き出します。ジョギング後のBDNFが増えた状態では、解答につながる「記憶を引き出す」能力も高まるとされているのです。つまり、日々の勉強のみならず、試験当日などにもジョギングによる効果が期待できます。

勉強前にジョギングを取り入れる際の3つコツ

勉強前にジョギングを取り入れる際の3つコツ

ただ、ジョギングと言っても、適当に走れば良いというわけではありません。勉強前にジョギングを取り入れるのでれば、より効果的な方法を理解し実践しましょう。ここでは注意点を踏まえつつ、3つの具体的なコツをお伝えします。

1.軽く汗ばむ程度に走って気持ちよく終える
走り終えた際に軽く汗をかき、「気持ちいい」と思える程度のジョギングを心がけましょう。距離・時間・ペースは個人の体力などによって異なりますが、20~30分程度がおすすめです。逆に、疲れ果てるほど走ってしまうと、眠くなったり、落ち着いて勉強を始めるまでに時間がかかったりしてしまいます。

2.最低週1~2回を習慣化する
ジョギングによって増えたBDNFは、常にその状態を維持できるわけではありません。そのため、できれば定期的にジョギングを行い、常に高いパフォーマンスで勉強に取り組めるようにすると良いでしょう。目安としては最低週1~2回、できれば曜日を決めて定期的にジョギングしてください。

3.セルフケアで痛み・疲労を取り除く
走った後は、ストレッチやマッサージなどのセルフケアを欠かさずに。軽いジョギングとはいえ、運動すれば筋肉や関節などに負担が掛かります。その蓄積は、やがて怪我などにつながる恐れもあるでしょう。目的は、ジョギングすることではなく、あくまでそれによる学習効果アップです。もし少しでも痛みを感じたり、大きな疲労があったりする場合には、無理せず休息するのも大切なことです。

1回20~30分のジョギングで日々の学習効果を高めよう!

身体を目覚めさせ、記憶力を高められるジョギング。勉強前に取り入れることで、学習効率が高められる可能性があります。

1回20~30分を週1~2回なら、誰でも無理なく始められるはず。日々の学習効果を高めたいのであれば、勉強前のジョギング実践を検討してみてください。

三河賢文/スポーツライター

監修:三河賢文/スポーツライター

2005年、大学在学中にライター活動を開始。大学卒業後、会社員経験を経て2010年に独立する。事業を法人化し、2013年にナレッジ・リンクス(株)を設立。現在は会社経営を行いつつ、“走る”フリーライターとしてスポーツ領域で取材・執筆・編集などを手がける。その他、東京都内の中学校で陸上競技部コーチ、マラソンのパーソナルトレーナー等を兼務。独立後に始めたマラソンはサブ3達成、100km以上のウルトラマラソンも多数走破。3人の子を持つパラレルワーカー。