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間違えたときは二重線!! 「入学願書」を書くときはここに注意しよう
中学に入学するとき、書類は親御さんが記入したかもしれません。しかし、高校入試では自分で書くようにと言われているのではないでしょうか。憧れの高校に入学するための第一歩である「入学願書」の記入を適当に済ませる人はいないでしょう。どのような情報をどのように書けばいいのか、まとめて紹介します。
コピーに下書きしてから。本番は楷書で丁寧に書く
入学願書(以下、願書)を手にいれたら、記入する前にまずコピーをとってください。学校宛に配布されていたり自分で高校まで取りに行ったりしますが、願書は何枚もあるわけではありません。2部もらっておくのがベターではありますが、間違えて書き直しする必要がなるべく出ないように心がけましょう。
コピーに下書きをして考えや情報をまとめてから清書をしてください。記入は丁寧に楷書体で行います。字が汚いと不安になるかもしれませんが、落ち着いて丁寧に書けば大丈夫です。
また、なかには参考にできる見本がついている学校もあります。真似しながら下書きを書いたら、先生や親御さんにチェックしてもらってください。見本がない場合は、担任や進路指導の先生に見本を作ってもらえないか相談してみましょう。
筆記用具や写真のサイズは受験校の指定に従う
見本はもちろん、記入する上での規定をしっかり確認して、規定に従ってください。一般的に万年筆やボールペンをつかって黒い字で書きますが、特別な決まりがないか見るようにしてください。また“消せるボールペン”は注意書き等がなくても避けるようにしましょう。あなたの書類を誰から修正しても確認の仕様がないからです。修正が発生したときはあとから説明する方法で行ってください。
さらに貼り付ける写真も規定が細かく設けられています。自分の顔の写りは気にするかもしれませんが、大きさ・構図・撮影日などを守った証明写真を添付しましょう。また当日にメガネをかけて受験する場合は、写真もメガネをかけて撮りましょう。加えて、剥がれ落ちても誰の写真かわかるように裏面に氏名を記入するのを忘れないでください。
戸籍謄本もチェックして、正しい情報を記入
そして願書には正式な情報を記載するのも大事です。住所・氏名・生年月日などは戸籍謄本に書かれている内容をそのまま写す必要があるので、親御さんに確認しましょう。住所は、たとえば「1-2-3-405」と通常は書いていたとしても、「1丁目2番地3号 ○○マンション405号室」と戸籍謄本でなっている場合は省略せずに書いてください。
また印鑑にも注意が必要です。100円ショップで売っているような簡易的なハンコや朱肉をつけずに印鑑が押せるシャチハタではなく、銀行印などとして正式に使用しているハンコで印鑑を押すようにしましょう。
さらに連絡先の欄は、正しい情報はもちろん、複数の連絡先を書くとよいです。受験生当人のを書く必要はありませんが、自宅の固定電話だけでなく、親御さんの勤務先の電話番号やすぐに連絡がとれる携帯電話の番号も書いておくのが望ましいです。とくに補欠合格や追加合格になる場合は学校側も早く入学の意志を確認したがっているからです。
訂正は二重線+印鑑!いざというときの対処法
万が一書き損じて訂正が必要になっても修正液などを使ってはいけません。先述のとおり、誰が修正したか分からないからです。間違えた箇所の上に定規をつかって二重線を引き、訂正印を押しましょう。
ただ、訂正はない方が好ましいです。提出期限ギリギリで余裕がない場合を除き、3箇所以上の訂正が発生した場合は新しい用紙に書き直しましょう。また返信用封筒に自分の氏名を記入する際に「様」を「行」に訂正した方がいいと思うかもしれませんが、願書の場合は必要ありません。
そして、清書をし終えたら出す前にコピーを取りましょう。面接がある学校の場合は、願書の情報をもとに面接官が質問をしてくるからです。どんな内容が書いてあったか、受験当日まで確認できるようにしておいてください。
願書のほかにも、志願理由書や調査書・自己推薦書などの書類を用意しなければならないでしょう。どんな書類であっても、正しい情報をきれいな字で書き、同封し忘れがない余裕をもって準備を進めるようにしてください。
監修:子育てアドバイザー/道山ケイ
親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000組の親子をサポートし、約7割の親子関係が良好に変化。元中学校教師で、学級崩壊の地獄と学年最下位クラスを9ヶ月でTOPに変えた天国を経験。この体験から思春期子育て法を確立。 HP:https://tyugaku.net/