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個人・集団・グループの3タイプ!「面接」の種類と注意点を知ろう
年が明けて、いよいよ高校入試シーズンも本番を迎えました。ペーパーテストの対策で勉強をがんばったり、志望校を決めて願書の準備などをしていたりするかもしれません。
ところで「面接」の準備はしているでしょうか? 髪型や姿勢など基本はバッチリな人でも想定していたタイプと違ったらうまくいかないかもしれません。面接の種類やそれぞれの注意点を簡単にまとめてみましょう。
身だしなみや第一印象を見るために面接はある
そもそも面接をする理由は、ペーパーテストでは測れない受験生の魅力を見るためといえます。コミュニケーション能力が仕事をする上でも重要と企業が考えているぐらいです。学力以外の面も評価して、合格者を決めようと学校も考えています。
そのため身だしなみや第一印象を評価する試験だと言っても過言ではないでしょう。乱れた格好をしていたら、いくら良い発言をしても正しく評価されません。服装や姿勢などは、面接官の年齢に近い大人の意見を聞いて準備しましょう。
オーソドックスな対話タイプ「個人面接」
面接は大きく分けて3種類のタイプがあります。なかでも最もオーソドックスなタイプが「個人面接」です。受験生1人に対して面接官が1〜3人程度で面接をします。
志望理由書や願書をもとに質問をされるため、事前にコピーをとっている場合は確認して頭に入れておきましょう。あなたが考えて自信をもって書いた内容が書類には書いてあると思うので、同じ内容をハッキリと答えてください。
面接官が多いと緊張するかもしれませんが、質問してくる面接官をしっかり見て、落ち着いてしゃべりましょう。あくまで“対話”をするタイプなので、一方的にしゃべりすぎないのもポイントです。
「集団面接」では周りへの配慮も見られる
「集団面接」では、受験生2〜6人がひとグループで面接を受けます。受験生が多い高校でよく用いられるタイプといってもいいでしょう。同じグループの人と比べやすいため、差が明白にでてしまいます。積極性も大事ではありますが、長くしゃべりすぎないなど協調性も見られていると思ってください。
ほかに優秀な子がいると、立派に見えるかもしれません。しかし、焦る必要もありませんので、落ち着いて事前の練習を思い出してください。まどわされずに自分の意見をハッキリと述べましょう。ほかの子が話している間もそちらを向こうとキョロキョロしなくても大丈夫ですので、落ち着いて面接官の方を向いておけば大丈夫です。
「グループ討論」はディベートではない
3つ目の「グループ討論」のタイプでは、受験生5〜10人がひとグループになり、あるテーマについて議論を交わします。グループで話し合った内容をひとつにまとめて最後に面接官に対してプレゼンしたりもします。
意見を戦わせる「ディベート」ではなく、他の人やグループを論破する必要はありません。集団面接と同じく協調性だけでなく、グループの中での立ち位置や話のしゃべり方・聞き方も見られます。リーダーになれば意見をまとめる力、発表者になればプレゼン能力もアピールできるでしょう。
服装・基本姿勢は指導の通りに!等身大の自分を素直に出す
面接の有無やタイプは高校や都道府県から事前に公開されています。志望校のHPなどを見て必ず確認して準備をしてください。また、服装や髪型・入退室時の注意点は学校でも指導されているかと思うので、事前に覚えて練習をしましょう。
また心構えとして、大人のような特別な回答を面接官は期待していないのも覚えておいてください。正しい回答をしようとすればするほど緊張しかねません。質問に対する回答して逸脱していなければ大丈夫です。
ほかの人と同じ答えを考えていたとしても、気にしないで大丈夫です。自分らしいエピソードを添えて差別化し、堂々と答えましょう。また分からない質問には「わかりません」と素直に言ってかまいませんので、等身大の自分を素直にアピールするようにしてみてください。
監修:子育てアドバイザー/道山ケイ
親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000組の親子をサポートし、約7割の親子関係が良好に変化。元中学校教師で、学級崩壊の地獄と学年最下位クラスを9ヶ月でTOPに変えた天国を経験。この体験から思春期子育て法を確立。 HP:https://tyugaku.net/