もうすぐテストなのに全然勉強してない！前日でもできる対策とは？

「勉強していない」と、つい言っていないでしょうか。本当に勉強ができていないのにテスト前日を迎えてしまったときに、諦めの気持ちから出てしまった言葉かもしれません。ただ、まだ諦めないでください！テスト前日・当日にやるべき内容や取り組み方を今回はまとめました。今からすぐに取り組んでみましょう。

テスト勉強してない！「前日」でもまずは計画立てから

焦る気持ちを抑えて、勉強する時間と明日のテスト教科および出題範囲を確認して計画を立ててください。本来ならもっと前からやるのがベストですが、前日だからといって闇雲に取り組んでも効率は上がりません。まずはやるべきことを整理しましょう。とくにテストが終わればゆっくり休める人は、睡眠時間を削るスケジューリングも有効かもしれません。ただし徹夜はしないのが望ましいので、テスト当日の集中力も考慮して3時間は最低でも寝てください。

前日は時間がかぎられるため、内容を頭に入れるのに集中してください。書く・解く・口に出すなどを時間のかぎり繰り返して暗記しましょう。ただ、これからノートにまとめたり友達のノートを写したりするは止めてください。もう暗記道具を作っている余裕はありません。問題をひたすら繰り返して、明日のテストで1つでも多くの問題を同じように答えられるように語句や解答パターンを覚えるのみです。

また前日に1から10まですべての範囲をカバーするのは難しいかもしれません。典型的・代表的な問題に注力して、まだ理解できておらず暗記するに時間がかかる問題は思い切ってあきらめましょう。分かる問題・得意な単元のみに絞れば、悩む時間を減らせ、効率がアップします。可能なかぎり手を動かして演習回数を増やしてください。

科目ごとのポイント！暗記内容に触れる機会を増やそう！

明日のテスト科目が何かによっても勉強方法を工夫しましょう。主要5科目での違いを下にまとめてみました。得点につながるポイントを押さえて効率的に勉強してください。

英語・国語：英単語や漢字の復習＋教科書の音読
覚えやすく得点に直結するのが英単語や漢字です。書いたり赤シートを活用したりして目にする回数を増やしましょう。忘れやすい面もあるため、前日だけでなく、当日直前にも見直すのが望ましいです。
また定期テストでは、教科書から同じ文章が使われる場合が多いでしょう。テスト本番中に1から読んでいたら時間がかかるため、内容や流れを頭にいれるために本文を音読しておいてください。余裕があればワークや小テストの問題もチェックしておくと得点につながるでしょう。

数学・理科・社会：章末問題を解く
時間のあるかぎり問題演習を行なってください。理科・社会の暗記事項は、ワークの問題演習はもちろん、教科書＋赤シートで一問一答形式にしても取り組みやすいでしょう。とくに章末問題はかならず押さえてください。章末問題には単元の要点が詰め込まれていて、理解できれば応用が効くからです。頻出問題や典型的な問題と説明された問題を優先的に解いていきましょう。
また復習するときに、手で書かずに問題をみて解き方の確認だけをドンドンやっていく方法もあります。計算や解答の流れを頭のなかで組み立て、答えと照らし合わせるのです。書かない分だけ時間の短縮になり量をこなせます。ただ、当日に計算ミスや誤字などのイージーミスをしないように注意しましょう。

「当日」は早く起きて登校したら要点をしぼって復習！

さぁ、テスト当日を迎えました。直前まで勉強をしてこなかったあなたは、いつもより早起きができているでしょうか。テストの3時間前までには目を覚まして、復習してから登校するのが望ましいです。朝ごはんもしっかり食べて、早めに学校へ行き、教室で勉強しましょう。

復習するのは、前日に取り組んで間違えた問題です。間違えた理由などを確認して覚えておけば、テストで同じ失敗をせずに済みます。また英単語や漢字・公式などの暗記事項の確認も一度行えると良いでしょう。ここでも欲張らずに、得点につながる問題にしぼるのを忘れないでください。

よく聞く「テスト勉強していない」はウソ？ホント？

「テスト勉強していない」とテスト当日に言っている人があなたの周りにもいるのではないでしょうか。その発言をそのまま信じてはいけません。発言の裏には、以下のような心理が隠れています。

予防線を張りたい
テスト結果は、やるまで誰にも分かりません。対策は万全と思っていたとしても、結果が伴わない場合があります。そのため結果が伴わなかったときに恥をかきたくないがあまりに「勉強していない」と予防線を張るのです。もしくは自分自身への言い訳の面もあるでしょう。『勉強していなかったんだから、結果が出なくて当然』と開き直すための予防線です。

共感を得たい
むしろ対策が万全だと自信が持てる人ばかりではないでしょう。そんなときに自分も万全でないと友達が言ってくれたら、あなたは安心できるのではないでしょうか。発言した友達も、勉強していない仲間をさがして共感を求めているのです。

当人は勉強できてないと本当に思っている
“勉強した”の基準は人によって違います。なかには普段から勉強する習慣があり、テスト対策だからと特別な勉強をしていない人もいるでしょう。テスト対策で特別な勉強を周りがしていると思っていたら、「勉強していない」と自信なく言うかもしれません。ただ、“してない”の基準も異なり、勉強は常日頃からしているとしたらどうなるでしょうか。勉強してない人が鵜呑みすると『裏切られた』と後からなる場合もあるでしょう。

次回は2〜3週間前からテスト勉強をしよう

テスト前日まで勉強していなくても焦る必要はありません。高得点は難しいかもしれませんが、赤点を免れる程度にはあがきたいと思ってこの記事を読んでいるところではないでしょうか。その気持ちがあれば、今からでもきっと机について勉強できるはずです。上でまとめたように、要点をしぼって効率よく対策を行なってください。

また今回はできなかったかもしれませんが、本来は2〜3週間前から計画的に対策を始めるのが望ましいです。部活動などで忙しいのは分かりますが、だからといって勉強しなくて良いわけではないでしょう。今回時間がうまく作れなかった人は、次回は余裕をもってテスト勉強を始めるなり、テストにかかわらず普段から勉強する習慣をつけるなり工夫してみましょう。

もう少し余裕がある人はこちらもチェック
1週間前から余裕をもってテスト勉強に取り組めている人は、得点アップを狙いましょう。余裕のある人向けの勉強のコツは下の記事にまとめてあります。ぜひチェックしてみてください。

■定期テスト一週間前はどう勉強すべき？やる気を出すコツも紹介！（https://std-ie.jp/tips/tip177.html）