狙え高得点!センター試験対策【国語編】

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狙え高得点!センター試験対策【国語編】

センター試験本番を控え、センター試験対策をご紹介します。

今回は、「センター試験対策【国語編】」です。

試験で国語の得点力をアップさせるための勉強法

試験で国語の得点力をアップさせるための勉強法

センター試験の国語は、現代文の「評論」と「小説」、そして「古文」「漢文」の4分野各50点で構成されています。現代文は、評論と小説それぞれの「読み方」と「解き方」を理解することで高得点が望めます。センスは必要ありません。感覚に頼らない客観的論理に基づいたアプローチの仕方に過去問を解く中で慣れるだけです。また、漢字は必ず出題されます。全問正解を目指し、漢字帳で勉強を進めておいてください。

古文の読解のポイントは、省略されている主語を類推して補いながら読み進めることです。そのためには、敬語を理解するための助動詞の知識が必要になります。漢文は、返り点と再読文字を覚え、音読できるようになりましょう。音を意識せずに漢字から連想される意味を予想しながら読むだけでは、現代の日本語とは違う意味で使われている場合に誤解してしまうことがあります。

以上のポイントを踏まえて、センター試験の過去問に取り組んでください。国語の試験の題材に選ばれる文章は無数にあるものの、出題のパターンはごくわずかです。過去問を1年分解くごとに答え合わせをし、間違えた問題を解き直し、解説を読んで「なぜその答えになるのか」を理解してください。得点も忘れずに記録しておきましょう。ケアレスミスをしたポイントはアンダーラインを引いて目立たせておくと復習するときに役立ちます。

センター試験本番における「国語の攻略法」

センター試験本番における「国語の攻略法」

では、ここからはセンター試験本番の国語の具体的な攻略法についてお伝えします。

評論

「評論」の読み方は「Aと比べているBという対比を押さえること」です。ほとんどの評論では、何かを説明するために、それと対照的な特徴を持つ対象を例に挙げています。それぞれの違いはどんな点にあるのかが述べられているところに線を引きながら読み進めると、対比が明確になります。対比をつかむことができれば、その文章を理解できたと言って良いでしょう。当然、その対比を把握できているかを確認する設問が多くなっています。過去問の解答には評論の要約が載っています。対比を意識しながら過去問の評論を読み、解答の要約文で確認することで効率的に読解力を上げられます。

小説

「小説」の読み方は「登場人物の心情を押さえること」です。心情は、直接表現されていなくても、言動の描写からつかむことができます。また、何かをきっかけとして心情が変化する文章が多く見られます。ある事件をきっかけに変化する心情の「ビフォーアフター」を押さえてください。その心情を把握しているかどうかが問われるからです。

また、「評論」であっても「小説」であっても問題の解き方に大きな違いはありません。傍線部を言い換えている箇所か、対比となっている箇所、そして理由が書かれている箇所を文章中から探す問題ばかりです。過去問で問題のパターンを確認してみてみましょう。

古文

古文の読解は単語の勉強が基本ですが、すべてを完璧に覚える時間はないはずです。今と昔で意味の異なる、いわゆる「古今異義語」を優先して覚えましょう。文法は助動詞の勉強をすることで敬語を理解できるようになります。そうなると省略された主語を類推しやすくなり、古文を読解しやすくなります。

漢文

返り点と再読文字を覚えたら、どんどん音読しましょう。現代の日本語の漢字の意味にとらわれずに文意をつかめるようになるのと同時に、漢文独特のリズムに慣れることができます。文法は「受け身・使役・反語」を理解しておけば、ほとんどの問題に対応できます。

センター試験の国語で高得点を取ることは難しいことではない

さて、いかがでしたでしょうか。センター試験の国語で高得点を取ることは難しいことではありません。

ポイントを押さえた学習で高得点を狙ってください。

北村 宗/受験指導、塾の選び方と活用法の専門家

監修:北村 宗/受験指導、塾の選び方と活用法の専門家

学生時代からさまざまな形態の塾で講師経験を積む。大学卒業後、大手進学塾、予備校講師を務め、国内外の教え子は2,000人を超える。その指導法には定評があり、テレビや新聞、教育系雑誌などのメディアから度々取材を受ける。出版著書の多くが話題を呼んで重版となり、全国各地の学校からの依頼に応じて講演講師も務めている。

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