部活動も頑張りたい君へ。勉強との両立を実現するための心構え

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部活動も頑張りたい君へ。勉強との両立を実現するための心構え

部活動に真剣に取り組めば取り組むほど、勉強がついつい後回しになりがち……。そんな中学生は多いのではないでしょうか。とはいえ、高校受験の時期は待ってはくれず、勉強もしなければなりません。

そこで今回は、勉強と部活動をスムーズに両立するための心構えについてお話します。

限りある時間をいかに配分するか。
目的意識を持ち、優先順位を付ける

限りある時間をいかに配分するか。目的意識を持ち、優先順位を付ける

中学生の本分は、何よりもまずは「勉学に勤しむ」ということです。と同時に、心身ともに成長期であるため、興味関心のある運動部や文化部に所属すれば、多くのことを学ぶことができます。例えば、先輩後輩の上下関係や敬語の使い方、我慢することの大切さ、人に教えることの喜びと難しさなどを学べるのは、部活動ならではといえるでしょう。

ただ、残念ながら、1日の時間は「24時間」しかありません。勉強も部活動もスムーズに両立させるとなると、必然的に「目的意識を持ち、時間の優先順位を付けて取り組むこと」が求められます。「大学進学実績が豊富な高校に入学したい」と考えるなら、勉強の時間をきちんと確保しなければなりません。とはいえ、部活動でも「地方大会に優勝し、全国大会出場へ」というような目標があるなら、それなりの取り組みも欠かせません。限りある時間をいかに配分するか。このことが、とても重要なのです。

部活動で養われる集中力や主体性は勉強にも活かされる

部活動で養われる集中力や主体性は勉強にも活かされる

具体的には「部活動が終わって家に帰ったら、晩ご飯までに必ず30分は勉強する」「通学中、電車に乗っている時間に勉強する」など、スキマ時間を勉強に充て、無駄な時間を極力無くしていくのです。その日のうちに授業内容を復習し、少しでも時間があれば、見直し、繰り返し覚えられる環境を自分自身で作っていきましょう。

一方、部活動においては、限られた時間だからこそ、怪我なく無理なく、集中して最大限に力を身に付けられるように練習メニューを工夫することが必要。その際、監督やコーチ、先輩に質問をしたり、本を読んだり、といった行動を自ら起こせば、主体的に取り組む力も養われるでしょう。

これらの集中力や主体性は、間違いなく勉強にも活かされますので、相乗効果も生まれます。実際、部活動をしっかりと頑張っている生徒は、勉強においても高い学力を保つ傾向にありました。「部活動であれだけ頑張れたのだから、勉強も頑張れるんだ!」という本人なりの裏打ちがあるからだと私は見ています。

将来の進路も見据えた上で、目的意識を持とう!

勉強と部活動の両立の要は、「自分自身がどうありたいのか」ということをきちんと押さえること。今日一日のことだけを考えるのではなく、将来の進路も見据えた上で、目的意識を持ちましょう。そのことが、両立への覚悟となり、優先順位を付けた時間の使い方にもつながっていきます。勉強と部活動の両立のため、今一度、自分自身の生活時間を見直してみませんか?

角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師

監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師

関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。

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