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図書館へ行こう!調べ学習をするなら図書館を利用すべき理由
活字離れが深刻な最近の中学生たちは、図書館を訪れる機会がめっきり減ってしまっているのではないでしょうか。しかし、それはもったいないことです。なぜなら、図書館に行けば、勉強にも役に立つ情報をたくさん得られるからです。
今回は、図書館の利用が調べ学習に適切な理由について見ていきましょう。
ネットの情報は玉石混合。
間違った知識をもとに勉強を進めてしまうリスクも
「平成28年度青少年のインターネット利用環境実態調査(内閣府)」によると、中学生のスマートフォン所持率は50%を超え、1日の平均利用時間は2時間以上に上ります。ここからもわかるように、現代の中学生が調べ学習をするときに「インターネット検索」を利用するのは止むを得ないのかもしれません。
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ただ、インターネットの世界の情報は玉石混合。信頼性の薄い情報も少なくなく、間違った知識をもとに勉強を進めてしまうリスクもあるのです。
そこで、調べ学習をする際には図書館に行くことおすすめします。
図書館では、情報を系統的に得やすく、
調べた内容が身に付きやすい
「インターネット検索」と比べると、図書館で調べものをしようと思えば確かに手間と時間はかかります。しかしながら、情報を系統的に得やすく、手間と時間をかけた分、調べた内容が身に付きやすいというメリットがあるのです。
・図書館では、本が分野別に整理されている
調べたい課題に対して、情報を効率的に入手することができます。そのうえ、その分野の専門家が書いた本が多く、得られる情報の質の高さは言うまでもありません。また、テーマに沿って系統的に本を読んでいくことで、情報の比較検討がしやすくなります。
・図書館では、司書さんに相談できる
司書さんとは、図書館の専門家のこと。「レファレンスサービス」といって、必要な資料を専門的な立場で助言してくれます。公共の図書館には司書さんがいますので、調べたいテーマを告げ、どのような本をどの順番で読んでいけば良いのか、また、どの本がおすすめなのか、相談してみましょう。なお、夏休みや冬休みの期間中は、図書館ならではの調べ学習の進め方を司書さんがサポートするイベントを実施していることもあります。
・図書館では、調べ学習に集中できる
図書館には、老若男女を問わず、本を読みたい人が集まっています。そんな静かな環境で本を読めば、自ずと集中できるはず。なお、自習スペースのある図書館も増えてはいますが、あくまでも「読書をし、調べものをする場所」という認識でいた方が望ましいでしょう。
図書館は“情報の宝庫”。通えば学習の基本力が養われる
本や辞典のみならず、新聞や雑誌、郷土資料、国際資料、地図やビデオテープまで、ありとあらゆる資料が所蔵されている図書館。まさに“情報の宝庫”といえます。
本や資料を読み込むことは、考えることにつながり、アウトプットすれば書く力もアップします。これらはすべて学習の基本力です。ぜひ、図書館に通ってみてください。
監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師
関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。