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子どもが塾や習い事に行きたがらない!親はどう対処すべき?
最近の子どもたちは塾や習い事に大忙し。ときには行きたがらないこともあるでしょう。
そんなとき、親はどのように対処すれば良いのでしょうか?
塾や習い事に行くことを無理強いしたり
人格を否定したりしない
子どもが「塾や習い事に行きたくない」と主張するときには、それなりの理由があるものです。「塾や習い事の内容が難しいから嫌になった」「友だちと遊びたい」「塾や習い事の友だちや先生と仲良くできない」「遠くて億劫」など。
その子の気持ちを聞かずに「休まないでちゃんと行きなさい!」「せっかく頑張ってやってきたのに、もったいないじゃないの!」と親が無理強いをしてしまうと、子どもたちは「理解されていない」と感じてしまいます。
また、「あなたは何をやっても中途半端ね!」「その怠け癖は誰に似たのかしら?」など、その子の行動や人格を否定したりすることは絶対に避けましょう。こうした言葉は、子どものやる気を一気に下げてしまいます。
塾や習い事に行きたくない理由を聞き、
そのうえで対処法を考える
前述したとおり「塾や習い事に行きたくない」と言う子どもには、それなりの理由があります。まずは、なぜ行きたくないのか、子どもに聞いてみましょう。最初は上手く答えられない子どもも、親が親身に聞く姿勢を示せば教えてくれるはず。そのうえで、対処法を考えるのです。
以下、代表的な理由と、その対処法を見ていきましょう。
・塾や習い事の内容についていけないから
「じゃあ、塾の先生と3人で相談してみよう。それからどうすればいいか決めない?」などと、先生も交えて対策を考えることを提案してみると良いでしょう。
・勉強や習い事が嫌いだから
子どもは勉強や習い事に興味を持てていないのかもしれません。親の理想や希望で通わせていないかどうか、親自身の気持ちを整理する必要があります。
・友だちともっと遊びたいから
塾や習い事を減らすことを考えた方が良いかもしれません。どれを残すかは、将来のことや「何に興味があるのか」といったことを話し合いながら決めましょう。すぐに辞めてしまうのではなく、数か月休ませた後、本当に行きたくないのか、最終的に子どもに決めさせるのもひとつの方法です。休んでいるうちに「やっぱり続けたい」と思うようになることも少なくありません。
なお、子ども自身が希望して通い始めた塾や習い事なら「自分から『習いたい』と言ったのだから、もう少し続けてみなさい。それでもどうしても嫌だったら、そのときはどうするか話しましょう」と言って背中を押してあげることも大切です。
親自身が勉強などに身を入れて継続していれば子どもに
良い影響を与える
子どもが塾や習い事に行きたくないと言い出したときは、まずは理由を聞きましょう。対処法を考えるのは、それからです。
また、親自身が勉強や習い事に身を入れて継続していれば、それは子どもにも伝わります。そうすれば、子どもは勉強やスポーツ、芸術などのおもしろさに気付き、楽しく続けていくことができるようになるでしょう。
監修:安藤はま子/心理カウンセラー
子育て中に心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。企業での新人研修、中学校での相談、民間会社での心理カウンセリング、公的機関での女性相談などを行い、2005年にカウンセリングルームミスタヴィスを開業。その後、世界の仕組みについての理論を学ぶ。2012年、サラカオル株式会社を設立。心理学と自己啓発理論、潜在意識などを取り入れたカウンセリングやセミナーを行っている。親子関係が改善し、人生の流れが良くなるカウンセリングと評判。著書に「親との問題~女性の心が楽になる生き方」(ギャラクシー出版)がある。