【基本の5文型】SVOCの特徴や間違えやすいポイントを紹介!

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【基本の5文型】SVOCの特徴や間違えやすいポイントを紹介!

中学生豆知識 2023.05.23

「SVOCの問題が解けなくて困っている」

このように悩んでいませんか?SVOCは、英語の基礎ともいえる基本文型の1つです。英語は日本語と語順が異なるため、苦手意識を持っている方は多いようです。しかし、基本文型の特徴を知れば理解が深められます。

そこで本記事では、SVOCの特徴や、基本の5文型について解説しています。ぜひ学習の参考にしてみてください。

<この記事で紹介していること>
・SVOCとは何か
・基本の5文型の特徴
・英語を効率的に勉強する方法

SVOCとは?

SVOCとは、英語を勉強するうえでは欠かせない基本文型の1つで「第5文型」とも呼ばれます。英文は基本的に「S」「V」「O」「C」の4要素から成り立っており、次表のような役割を担っています。

以上の表からわかるように、SVOCとは「主語(S)」+「動詞(V)」+「目的語(O)」+「補語(C)」という順番で構成された文章を指していることがわかるでしょう。英語の基本文型はSVOC以外にも存在するため、次項では基本の5文型の特徴を解説します。

基本の5文型

基本の5文型は以下のとおりです。

・第1文型「SV」
・第2文型「SVC」
・第3文型「SVO」
・第4文型「SVOO」
・第5文型「SVOC」

第1文型「SV」

第1文型は主語と動詞の2つから成るシンプルな文章です。

SVの「V」には自動詞しか入らない点が特徴です。自動詞とは、単語だけで意味が成り立つ動詞を指します。「smile(微笑む)」「works(働く)」「look(見る)」など、1つの単語だけで意味が伝わる動詞です。反対に、単語だけで意味が成り立たないものを「他動詞」といいます。他動詞の例は「Like(好き)」「enjoy(楽しみ)」「make(作る)」。これらの動詞は、何が好きなのか、何が楽しみなのか、何を作るのかが分かりません。

また、SVの後に修飾語(M)が入る場合もあります。第1文型が必ず2語とは限らないため注意しましょう。しかし、後ろに修飾語がある動詞は自動詞の可能性が高い点も特徴です。

〇例文
・She smiled.(彼女は微笑んだ。)
・He works.(彼は働く。)
・She goes to hospital.(彼女は病院へ行く。)

第1文型の以下の特徴を覚えておきましょう。
・「主語(S)」+「動詞(V)」で構成されている
・「主語(S)」+「動詞(V)」+「修飾語(M)」となる場合もある
・自動詞が使われる

第2文型「SVC」

第2文型は主語と動詞に加えて補語の3つから成る文章です。

以上のように「主語(S)=補語(C)」という構成になっている点が特徴的。また、be動詞(is・am・be・are)を使っている文章は第2文型の可能性が高い点も覚えておきましょう。

〇例文
・She is kind.(彼女は親切です。)
・The cat is cute.(その猫は可愛い。)
・He looks sad.(彼は悲しそうに見える。)

第2文型の以下の特徴を覚えておきましょう。
・「主語(S)」+「動詞(V)」+「補語(C)」で構成されている
・「主語(S)=補語(C)」という関係が見られる
・be動詞を使っていれば第2文型の可能性が高い

第3文型「SVO」

第3文型は主語+動詞+目的語の3つから成る文章です。

第3文型の特徴は「V」には他動詞が入る点です。第1文型は「V」に自動詞がくる特徴があるため、動詞の種類によって見分けられます。また、第3文型は第2文型のように「主語(S)=目的語(O)」という関係が見られない点もポイントです。

〇例文
・I have a smartphone.(私はスマートフォンを持っている。)
・he likes apples.(彼はりんごが好きです。)
・She has a pen.(彼女はペンを持っています。)

第3文型の以下の特徴を覚えておきましょう。
・「主語(S)」+「動詞(V)」+「目的語(O)」で構成されている
・「主語(S)目的語(O)」という関係が見られる

・他動詞を使っている

第4文型「SVOO」

第4文型は主語+動詞+目的語+目的語の4つから成る文章です。

第4文型は目的語が2つある点が特徴的。第4文型の「V」には他動詞が入る点も特徴です。動詞のあとに名詞などの目的語が2連続した場合は第4文型の可能性が高い点も覚えておきましょう。
・She gave him a banana.(彼女は彼にバナナをあげました。)
・He gave me a bag.(彼は私にバックをくれました。)
・She bought me a pen.(彼女は私にペンを買ってくれました。)

また、第4文型は「to」「for」などを使えば第3文型へ書き換えることもできます。実際に以下の文章を書き換えてみましょう。

〇「to」を使って第4文型から第3文型へ書き換えた例
・She gave him a banana.(彼女は彼にバナナをあげました。)
・She gave a banana to me.(彼女は彼にバナナをあげました。)

〇「for」を使って第4文型から第3文型へ書き換えた例
・She bought me a pen.(彼女は私にペンを買ってくれました。)
・She bought a pen for me.(彼女は私にペンを買ってくれました。)

第4文型の以下の特徴を覚えておきましょう。
・「主語(S)」+「動詞(V)」+「目的語1(O)」+「目的語2(O)」
・他動詞を使っている
・「to」「for」を使えば第4文型から第3文型へ書き換え可能

第5文型「SVOC」

第5文型は冒頭で解説したように主語+動詞+目的語+補語の4つから成る文章です。

第5文型は「目的語(O)=補語(C)」という関係になっている点が特徴的。また、「V」には他動詞が入る点も覚えておきましょう。第5文型の「O」は基本的に名詞が入りますが「C」には名詞・形容詞が入ります。そのため、動詞のあとに「名詞+名詞」や「名詞+形容詞」と続いたら第5文型の可能性がある点も押さえておきましょう。

〇例文
・He kept the door open.(彼はドアを開けたままにしました。)
・She makes his classmates happy.(彼女はクラスメイトを幸せにする。)
・She calls him taro.(彼女は彼を太郎と呼ぶ。)

第5文型の以下の特徴を覚えておきましょう。
・「主語(S)」+「動詞(V)」+「目的語(O)」+「補語(C)」で構成されている
・「目的語(O)=補語(C)」という関係が見られる
・他動詞を使っている

SVOCの「O」と「C」の違い

問題を解いていけば「目的語(O)」と「補語(C)」の判断ができずに悩むかもしれません。「目的語(O)」と「補語(C)」は以下のような違いがあります。

・「目的語(O)」は「動詞(V)」の対象となる場合が多い
・「補語(C)」は「主語(S)」や「目的語(O)」を詳しく説明する役割がある

以下の例で考えてみましょう。

〇例文1(SVO)
・She bought a new bag.(彼女は新しいバッグを買いました。)

〇例文2(SVC)
・My sister is an math teacher.(私の妹は数学の先生です。)

〇例文3(SVOC)
・He is painting the door red.(彼はドアを赤く塗っています。)

例文1は、動詞である「買った(bought )」の対象は目的語の「新しいバッグ(a new bag)」という点がわかります。そのため「目的語(O)」は「動詞(V)」とペアになる場合が多い傾向です。例文2では主語である「私の妹(My sister)」は補語の「数学の先生(math teacher)」という点が読み取れます。そのため「補語(C)=主語(S)」のように、補語は主語を説明する役割があるのです。

さらに例文3を見てみましょう。目的語である「ドア(the door)」を補語である「赤色(red)」で詳しく説明しています。そのため「補語(C)=目的語(O)」の関係が成り立つということが理解できるでしょう。

「SVOC」と「SVOO」の見分け方

文章を見て、第5文型と第4文型の区別がつかないという方もいます。以下の例文で考えてみましょう。

〇例文1
・He made his brother a desk.「彼は弟に机を作ってあげました。」

〇例文2
・She made her son the police.「彼女は息子を警察にしました。」

以上の2つは同じ形式の文章ですが、例文1は第4文型で、例文2は第5文型です。第4文型と第5文型はとてもよく似ているため、混同してしまう方がいるのです。第5文型と第4文型の見分けるには、目的語と目的語の後ろに続く語の関係をチェックしましょう。第5文型は「目的語(O)=補語(C)」という関係ですが第4文型は「目的語(O)目的語(O)」という特徴があります。

そのため、目的語と目的語に続く語がイコールになるかどうかで判断するとよいでしょう。

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英語の基礎ともいえる基本文型は、それぞれ特徴があるため、慣れれば見分けるスピードが早くなります。しかし、最初は見分けるのが難しいかもしれません。そのため、繰り返し問題を解いて徐々に英文に慣れていきましょう。英語は参考書などを活用して自分で勉強するのもひとつの方法です。

しかし苦手意識がある方や、効率的に勉強して成績を伸ばしたい方は塾講師などのサポートを受けながらの学習がおすすめです。教育のプロが見落としやすい点や、問題を解くコツを丁寧に教えてくれるため、英語を効率的に勉強できます。『個別指導塾スタンダード』では生徒一人ひとりに合った講師による個別指導を行っております。

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まとめ|SVOCの特徴を押さえて見極められるようになろう!

英語の基本文型はいくつか種類があり、それぞれ特性が異なるため最初は難しいかもしれません。しかし、問題を繰り返し解いていけば徐々に見極められるようになります。苦手でも諦めずに問題を解いてみましょう。『個別指導塾スタンダード』では、生徒一人ひとりが効率よく勉強できるように全力でサポートしています。無料で体験授業に参加できるため、ぜひ近くの教室をチェックしてみてください。

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