自己推薦書の書き方は?事前の調査方法・書き方・押さえるべきポイントを紹介

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自己推薦書の書き方は?事前の調査方法・書き方・押さえるべきポイントを紹介

高校生豆知識 2023.10.03

「自己推薦書の書き方がわからない」
「書く内容がない」
このように悩んでいませんか?
AO入試(総合型選抜)や推薦入試では、面接や小論文に加えて書類審査があります。提出書類の中で悩みのタネとなるのが自己推薦書だという人は多いでしょう。書きなれていなければ、いきなり書くのは難しいかもしれません。
そこでこの記事では、自己推薦書の書き方や押さえるべきポイントを紹介します。入試を成功させたい人はぜひ参考にしてみてください。

<この記事で紹介していること>
・自己推薦書を書く前にすべきこと
・自己推薦書の書き方
・魅力的な自己推薦書の特徴

そもそも自己推薦書とは


自己推薦書とは、自分がその大学への入学が適していることをアピールする書類です。よく志望理由書と混同する人がいますが、記載する内容は全く異なります。志望理由書は、自分がその大学に進学したい理由を記述する書類です。自分をアピールする書類である自己推薦書とは求められる内容が違うため、混ぜて記述しないようにしましょう。
大学によっては「高校時代に積極的に取り組んだこと」「大学進学後に学びたいこと」「自己アピール」など、記述内容があらかじめ決められている場合があります。また、文字数の指定を設けている大学もあります。800~2,000字程度を指定されることがほとんどです。指定文字数の90%程度書けるようにしましょう。
指定文字数ではなく、便箋のように下線が引かれた用紙に記述するように指示される場合もあります。その場合は、1行あたり40文字程度書けるようにするとよいでしょう。

自己推薦書の提出が必要な理由


大学側が受験生の人物像を把握することを目的に、自己推薦書を提出するように指示しています。AO入試などの推薦入試は学力だけではなく「受験生の人となり」を重視しているのです。大学側が求めている人材を選ぶには、受験生の人物象を把握しなくてはなりません。
そのため、試験の成績が良く、高校時代にさまざまな活動をおこなっていたとしても、その経験を通して何を考え、何を学んだのかをアピールできなくては希薄な自己推薦書と判断されるでしょう。

自己推薦書の書く前の調査


自己推薦書を前にしていきなり書き始められる人もいれば、そうではない人もいます。自己推薦書に悩んでいるなら、書く前に以下の調査をしましょう。

・大学について調べる
・自分自身についてよく知る

それぞれ解説します。

大学について調べる

孫氏が残した「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉のとおり、まずは大学と自分について知る必要があります。まずは大学について調べましょう。校風・建学の精神・独自のカリキュラムなど、大学によって特色はそれぞれです。大学の特色にマッチする自己推薦書を書ければ、高い評価を受けられるでしょう。
例えば「グローバル化に力を入れている大学」ということがわかったら、留学経験・英会話・TOEICのスコアなどのアピールは強力な武器になります。大学のカリキュラムや校風以外にも、どのようなゼミの研究室があるのかも調べてみてもよいでしょう。大学を調べる方法は主に以下の3つです。

・大学のホームページ・パンフレットを読む
・在学生や卒業生からの話を聞く
・オープンキャンパスに参加する

自分自身についてよく知る

次に、自分自身についても知る必要があります。自分のことでも、きちんと整理しなくては自己アピールする材料が足りなくなるかもしれません。自分の経験を述べること、それすなわち自分の過去を話すことです。
自分の過去を知るには「モチベーショングラフ」を活用するとよいでしょう。モチベーショングラフとは、人生を振り返り、やりがい・充実感・やる気などのモチベーションの変化にフォーカスして過去を整理する方法です。
モチベーショングラフのテンプレートはネットにたくさんあるため、使いやすい物を選んで書き込んでみましょう。
大学側は華々しい経験よりも、どのような障害をどのように乗り越えたのかを重要視しています。過去を振り返り「なぜ自分はこの選択をしたのか?」「なぜ〇〇に好感を持ったのか?」など、自分の行動に対して「なぜ?」と問いかけてみてください。

自己推薦書の書き方


大学と自分について調べたなら自己推薦書に書きましょう。書き方の手順は以下のとおりです。

1.書く内容を整理する
2.志望理由を分析する
3.書く内容を決定する
4.とりあえず最後まで書いてみる
5.誰かに添削してもらう

ひとつずつ解説します。

1.書く内容を整理する

モチベーショングラフで書き出した内容を見ながら、自己アピールできそうなポイントを列挙しましょう。この書く内容の整理が自己推薦書のベースとなるため、時間をかけて丁寧に整理します。しかし、相手に好印象を抱いてもらうために嘘の記述を書くのはやめましょう。

2.志望理由を分析する

次に、志望理由を分析しましょう。大学によっては自己推薦書と志望理由書をまとめて記述するように指示する場合があります。自己アピール内容と志望理由がマッチしていなくては魅力的な自己推薦書にはなりません。
例えば「貴校のグローバルな理念に惹かれたので志望した」という志望理由に対して、海外へ目を向けるようになった理由がわかる経験がなければ、どうしても希薄な自己推薦書となってしまいます。志望理由と自己推薦書の辻褄を合わせるように、よく分析しましょう。

3.書く内容を決定する


記述内容の整理・志望理由の分析によって、自己推薦書に書くネタが出てきたことでしょう。しかし、文字制限がある中で起承転結のあるわかりやすいエピソードに仕上げるには、すべて盛り込むのは難しいかもしれません。経験を通して学んだこと・得た物と、進学後にどのように活かしたいのかを重視して書く内容を選考しましょう。

4.とりあえず最後まで書いてみる


各内容が決まったら、文字数を気にせずに最後まで書いてみてください。誤字脱字・構成・言い回しなど、気になる点があるかもしれませんが、一度完成させることが大切です。1回目から100点を目指すのではなく、50点でもいいので最後まで書き切りましょう。
もし文字数が足りなければ「3.書く内容を決定する」へ戻り、追加で盛り込めるエピソードを探します。反対に文字数が超過した場合は不要なエピソード・言い回しがないかチェックしましょう。

5.誰かに添削してもらう


自分で試行錯誤して書き上げた自己推薦書は、必ず誰かに添削してもらいましょう。自分ではわかりやすい文章だと感じるかもしれませんが、初見の人からすれば理解しづらいかもしれません。構成・文法・誤字脱字がないか何人かに見てもらうとよいでしょう。自己推薦書を読んでもらって、どのような印象を受けたのかも聞き出せるとベストです。

自己推薦書の構成


自己推薦書の構成は一人ひとり異なるため、正解はありません。しかし、どのような構成で書けばよいのか悩んでいるなら、以下の内容を参考にしてみてください。


1.自分のアピールポイント
2.アピールポイントの裏付けとなるエピソード
3.入学後にアピールポイントをどのように活かせるか
4.入学にあたっての覚悟

魅力的な自己推薦書の特徴


読んだ人に魅力が伝わる自己推薦書の特徴を紹介します。自己推薦書を書く際は以下の点を意識してみましょう。

・結論から述べている
・具体的なエピソードを盛り込んでいる
・アピールポイントが絞られている
・入学後のビジョンが見えている

それぞれ解説します。

結論から述べている

はじめに自分のアピールポイントを書きましょう。最初にアピールポイントを書くことで、その後のエピソードが伝わりやすくなります。また、読み始めで人の心を掴むこともできます。採用担当者は限られた時間の中で多くの自己推薦書に目を通さなくてはなりません。そのため「この自己推薦書は薄いな」と思われれば読み飛ばされる可能性もあるのです。
読み始めで心を掴めれば、その後のエピソードも入学にあたっての覚悟も読まれる可能性が高まります。しかし、冒頭に述べるアピールを誇大表現すると、後に続くエピソードで「期待外れだった」と思われる可能性があるため注意しましょう。

具体的なエピソードを盛り込んでいる

エピソードに具体性を持たせると、読み手は情景をイメージしやすくなります。具体的な成果や数字をエピソードに盛り込めば説得力が増し、より良いエピソードになるでしょう。

アピールポイントが絞られている

アピールポイントは1つに絞りましょう。たくさんアピールポイントがある人は、いくつか書きたくなるかもしれませんが、要点が複数あればまとまりのない内容と思われてしまいます。何を一番に伝えたいのかよく吟味してみてください。そして、1つのアピールポイントを深堀しましょう。

入学後のビジョンが見えている


過去の経験からアピールポイントを書くだけでは魅力的な自己推薦書とは言えません。入学後に何がしたいのかを記述すれば前向きな印象を与えられます。

入試対策なら『個別指導塾スタンダード』にお任せください


大学によってはAO入試でも学力試験を実施している所もあります。推薦入試も同様に学力が問われることもあります。自己推薦書の内容が良くても、学力が足を引っ張ることがないように、今から苦手科目の対策は大切です。
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