6キロのランドセルを持ち運ぶのは大変!「置き勉」OKと言われたら、この4点に気をつけよう。

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6キロのランドセルを持ち運ぶのは大変!「置き勉」OKと言われたら、この4点に気をつけよう。

みなさんが毎日ランドセルに入れて持ちはこんでいる荷物、とっても重いなと感じたことはありませんか?今は、学校の「教科書などは毎日持ち帰るように」と先生から言われていると思いますが、もしかしたら「おいていってもいいよ!」と言われるように近い将来はなるかもしれません。

学校に教科書をおいていくことを「置き勉」というのですが、今回はこの「置き勉」をすることになったときに気を付けることについて考えてみましょう。

ランドセルはこれだけ重たくなった!

ランドセルはこれだけ重たくなった!

「最近の小学生は、荷物が重くて大変だから、重たい教科書などを学校においていく【置き勉】をしてもいいようにしよう!」という意見が文部科学省から出ているのを、みなさんは知っていますか。
※「文部科学省」がなにか分からない人は、親や先生に聞いてみましょう!

みなさんがランドセルに入れて学校に持っていく教科書などの荷物は、じつは、お父さんやお母さんが小学生だったときとくらべて、とても重くなっています。たとえば、ある会社が作っている小学6年生の理科の教科書は、16年前は100ページしかありませんでした。それが今は、約2倍の217ページまでふえています。その分だけ重くなってしまったというわけです。昔よりも今のランドセルはかるく作られているのですが、それでも今の小学生は約6kgもの荷物をせおっているといわれています。6kgとは、一番大きな2リットルのペットボトル3本分の重さです。とても重いということが分かりますね。だから「置き勉」をみとめようという意見が文部科学省から出てきたのです。

学校に教科書などをおいていく「置き勉」で気を付ける4ポイント

学校に教科書などをおいていく「置き勉」で気を付ける4ポイント

「置き勉をしていい」と学校の先生や親などに言われても、ランドセルを空っぽにして帰っていいというわけではありません。ここで、「置き勉」をしていくときに、気をつけてほしいことについて4つご紹介していきましょう。

①宿題などにつかう教科書はわすれずに持って帰ろう
まず、宿題や学校の授業の復習につかう教科書はわすれずに持って帰りましょう。いったん家に帰ってから、教科書をわすれたことに気づき、また取りに学校にもどるのは大変です。時間によっては、もう学校のなかに入れないことだってあります。帰る前に、ランドセルに教科書や荷物を入れるときには、これまで以上にしっかりとチェックするようにしましょう。

②なくしたらとても困るものもわすれずに
お気に入りのペンやノートなど、なくしたら困るものも、わすれずに家に持ち帰ってください。もしなくなってしまったとき、「だれかに取られてしまったのでは」なんて考えるのはイヤですよね。友だち同士、いい気分ですごすためにも、自分で大事にしているものは、毎日持ち帰るようにしましょう。

③おいていってもいいものは、家ではつかわない道具や教科書
家ではつかわない図工の道具や音楽のリコーダーなどは学校においていっても大丈夫でしょう。あとは、その日家に持って帰っても、次の日までランドセルに入れたままになることが分かっている教科書もOKです。宿題は出ていないか、復習でつかわないかをきちんとチェックして、大丈夫であればおいていきましょう。もし、何をおいていったらいいか分からないときには、先生に聞いてみてください。

④夏休みや冬休みの前は、すこしずつ荷物を持って帰ろう
「置き勉」をしていると、自分の荷物が学校にたくさんおいてあることになります。ですが、夏休みや冬休みの前には、これらの荷物のほとんどを家に持ち帰らなければいけない学校が多いと思います。ですから、大きな休みが始まる1週間くらい前からは、なるべく「置き勉」をしないようにし、少しずつ荷物を家に持ち帰るようにしましょう。「ま、いいか」と荷物を持ち帰らずにいると、終業式の日に、ぜんぶ持って帰らなければいけなくなって大変ですよ。

教科書も大事だけど、もっと大事なのは自分の体

教科書も大事だけど、もっと大事なのは自分の体

「置き勉」してもいいという意見を文部科学省が出したのは、荷物が重すぎて、みなさんの体の成長をジャマしたり、腰や肩をいためてしまってはいけないと考えたからです。
じつは、海外の小学校では、日本のように1人ずつ教科書がくばられることはほとんどありません。つかうときに、教室の棚から出して、みんなでシェアし、あとはプリントなどをつかいます。家に持って帰るのはだいたい宿題だけなので、ランドセルはとても軽いです。

教科書を大事にするのも素晴らしいことです。しかし、もっと大事なのは自分の体です。いつか「置き勉」してもいいことになったら、親や学校の先生とよく相談し、上手に「置き勉」をするようにしてください。

監修:佐藤めぐみ

監修:佐藤めぐみ

ポジティブ育児研究所 代表 & 育児相談室「ポジカフェ」主宰 イギリス・レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの検定事業、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」など。

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