高校受験の面接を落ち着いて突破するための秘訣

学習塾の個別指導塾スタンダードは小学校・中学校・高校の全学年、全教科に対応した一人ひとりのやる気を引き出す個別指導の学習塾です。

個別指導塾スタンダードのお役立ち情報

高校受験の面接を落ち着いて突破するための秘訣

中学生豆知識 2017.09.25

最近では、高校受験に「面接」を取り入れる学校も増えてきました。当日、面接会場でパニックに陥らないようにするためにも、しっかりと臨みましょう。

高校受験で面接が実施される理由

高校受験で面接が実施される理由

高校側が、わざわざ面接を行うのは、学科試験や作文だけでは計り得ない受験生の資質を、直接会って対話し判断するためです。

なお、面接と一言で言っても、その形式はさまざま。受験生1人に面接官が1人、または複数で行う「個人面接」や、何人かの受験生に対して複数の面接官が質問をする「グループ面接」など。面接時間は5分から10分が一般的ですが、長ければ20分ほどになることもあります。

面接突破に欠かせない3つのポイント

面接突破に欠かせない3つのポイント

では実際、面接にはどのようなことに気を配って臨めば良いのでしょうか。3つのポイントを挙げます。

1.身だしなみ
中学校の制服を正しく着こなしているかどうかを見られます。制服の無い私服通学の中学校であれば、面接時にはジャケットを着用するようにしましょう。そして、意外と忘れがちなのが靴。座ったとき、思いの外、目立ちますので、靴は綺麗に整えておきましょう。なお、身だしなみには「髪型(前髪が目にかかっていないか)」「爪(汚れていないか)」ということも含まれます。

2.動作
面接では、言葉と動作(お辞儀)を分離させる「分離礼」が求められます。動きながら「失礼します」「ありがとうございました」と発するのは、なんだか締まりのない印象を与えかねません。言葉を発してから、落ち着いて礼を行うことが大切です。普段から心がけ、自然にできるように身につけておきましょう。

3.言葉遣い
面接の相手は、大人の面接官です。友だちとの間で流行っているような言葉は、通用しないのはもちろんのこと、敬語が使えないというのは、やはり好ましくありません。例えば「お母さん・お父さん」という言い方も、幼稚な印象を与えます。「父・母」や「祖父・祖母」とスムーズに言えるようにしておくことも練習のひとつです。ただ、方言は問題ありません。要は、その土地での“敬語”を使いこなすことが肝要だということです。

また、語尾が「~でぇ」「~からぁ」などとダラダラと間延びした言い方も避けましょう。多少早口になってしまっても丁寧に話すことを意識してください。

面接は、準備を万端にすれば恐れることはない

これら3つのポイントを踏まえ、よくある質問への答え方を決めておきましょう。とはいえ、セリフのように丸暗記するのはおすすめしません。

例えば、最も聞かれる「なぜ、この高校を選びましたか?」という志望動機を問う質問には、学校のどの部分に惹かれたのか、どんな目的を持って受験をしているのかなど、要点を整理し、自分の言葉で話せるように繰り返し練習しておきましょう。ちなみに「はい。こちらの高校を選びましたのは、~という理由からです」といったように、「はい」と一言言ってから述べると、落ち着いて話すことができます。

他にも「中学校生活で一番の思い出は何ですか?」といった質問は、自己アピールにもつなげることができます。「はい、一番の思い出は~です。これは~という行事です。ここから私は、~ということを学びました」というように、答える順(思い出→その説明→学んだこと)を覚えておけば問題ないでしょう。

面接は、準備を万端にすれば恐れることはありません。面接当日は、落ち着いて臨みましょう。

角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師

監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師

関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。