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中学3年生の秋から追い上げよう!効率的な受験勉強の方法
今まで部活動を頑張ってきた中学3年生にとって、これからは受験に向けて勝負のとき。受験勉強の取り組み方次第によっては、大きく追い上げていくことも無理な話ではありません。
そこで今回は、秋からの効率的な受験勉強の方法をご紹介します。
簡単なスケジュール表を作って受験勉強を“見える化
まず確認しておきたいのが「受験本番までの残り日数」と「現時点での勉強の進み具合」。時間を意識すれば、だらだらと過ごしてはいけないことを強く意識付けすることができます。また、科目ごとの勉強の進み具合を、できれば単元ごとに総チェックすることで「何を、どの程度、いつぐらいまでに、理解し解けるようになる必要があるのか」を把握できます。簡単なスケジュール表を作って“見える化”しておくことが、効率的な受験勉強の第一歩です。
とはいえ、よく聞かれるのが「部活動とは違い、いざ受験勉強となると、なんだかモチベーションが上がらない」という声。こういう状態であれば、高校見学に訪れると良いでしょう。秋は、文化祭や体育祭が開催される季節。自分の目で見て、実際の高校生と接することで「来年は、この場所にいるんだ!」という強い気持ちを持つことができれば、受験勉強のモチベーションアップにつながるのではないでしょうか。
志望校の出題傾向に照らし、
問題集や模試で間違えた箇所を見直す
そして、志望校が明確になれば、出題傾向を過去問から確認していくことができます。ただ、やみくもに問題を解いていくのは、この時期にはおすすめできません。「合格するための勉強」が求められます。
具体的には、これまで解いた問題集や模試で間違えた箇所を見直しましょう。間違えたまま放置していれば、いつまで経っても、その問題を解くことはできません。特に、過去問から紐解いた志望校の出題傾向に照らしたうえで必要な問題であるなら、なおさら。これらを捉えられないと、合格には近づけません。
また、秋からの勉強方法としては、実際の試験時間と同じように時間を計り、問題を解いていくこと。1日に3教科~5教科などと、複数科目を受けなければならないので、あらかじめ身体で実体験を積んでおくことで、受験本番の日に最大限の力を発揮することができるでしょう。
今からでも遅くない!
部活動に打ち込んできた受験生は勉強も頑張れる
これまで部活動に打ち込んできた受験生は、受験勉強も頑張れる素地を兼ね備えているはずです。
今からでも遅くはありません。計画的に受験勉強に取り組み、合格を目指していきましょう。
監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師
関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。