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学習に役立つ記憶の定着方法
皆さんはエビングハウスの忘却曲線をご存じでしょうか?
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した、長期記憶についての考え方です。
これは、人は学習した内容を忘れやすいため、何度も振り返ることで記憶が定着する、早く復習をするほど、短時間で記憶を取り戻せ、時間の節約ができることを述べています。
普段の生活の中でも、自分の名前は忘れずに漢字で書くことが出来ると思います。これは他の漢字よりも圧倒的に繰り返して見たり、書いたり、聞いたりしているからです。
学習においても同じで、1度勉強した内容を定期的に復習することで定着します。
重要なのは、「勉強した」ことではなく「いつでも記憶の引き出しから出せる」ことです。
記憶の定着率を上げるポイント
学習したばかりの内容や、苦手な分野ほど早く復習する
学校や塾で学習した内容をその日に復習する
宿題は当日、または翌日には完成させる
1週間分の学習内容を週末にまとめ学習する
覚えたことをアウトプットする
学習したという作業だけで満足するのではなく、実際に自分一人で解けるのか、書けるのか、声に出して言うことが出来るかを確認する
反復学習をした方がお得であることを知る
エビングハウスの提唱では、1度覚えた内容も、1か月後には2割程度しか記憶に残りません。
例えば、記憶するのに10分かかる内容があった場合に、それを定着させようと覚えなおしすると、
①1時間後に復習する場合→44%の節約率で覚えなおすことが出来るので、
10分×0.44=4.4分節約できる。
つまり5.6分で覚えなおしが出来る。
②1日後に復習する場合→34%の節約率で覚えなおすことが出来るので、
10分×0.34=3.4分節約できる。
つまり6.6分で覚えなおしが出来る。
③1か月後に復習する場合→21%の節約率で覚えなおすことが出来るので、
10分×0.21=2.1分節約できる。
つまり7.9分も覚えなおしに時間がかかる。
④全く忘れてしまってから覚えなおす場合→はじめと同じように10分かかる。
①の場合で言えば、2度の記憶定着作業は10分+5.6分=15.6分で出来る。
④の場合で言えば、2度の記憶定着作業は10分+10分=20分かかってしまう。
同じ2度の学習内容でも、早く復習をした方が楽に記憶定着できるということです。
早いタイミングの復習ほど、お得であり、楽が出来るということです。
早速今日の学習分からの復習をはじめて下さい!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「エビングハウスの忘却曲線」を用いて、記憶の定着率を上げるポイントを解説しました。
学習したばかりの内容や、苦手な分野ほど早く復習する
覚えたことをアウトプットする
反復学習をした方がお得であることを知る
上記3点を抑えて暗記得意になりましょう!
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