夏休みだけ通う人も必見！自分にあった「夏期講習」の受講方法マニュアル

夏休みといっても休んでばかりはいられません。いつも通っている塾が「夏期講習」を実施して、いつも以上に勉強をする人も多いでしょう。また中学一年生のみなさんは塾に通い始めたばかりであったり、まったく通った経験がなかったりするかもしれません。では、塾の夏期講習はどのように利用すればいいのでしょう。タイプの説明と合わせてまとめていきます。

目的や受講者に合わせて、塾とコースでタイプが分かれている

夏期講習を実施している塾は、受講する人数によって大きく2つのタイプに分けられます。

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・個別指導塾：１対１で質問しやすい/自分のペースで勉強できる/スケジュールを作る手伝いもしてくれる　など
・集団指導塾：友達と競い合う感覚がもてる/(偏差値の高い人向けで)より応用的な勉強ができる　など
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それぞれの良いところ・悪いところを理解して選びましょう。さらに、目的によってコースも分かれています。3つに分けてこちらも紹介しましょう。

・復習型コース
1学期にやった内容のおさらいができるコースです。苦手な単元や分野がある人は、夏の間に集中的に取り組めば弱点の克服につながります。とくに数学と英語は前の単元でつまずいてしまったままでいると、2学期にさらに発展的な内容になるとついていけなくなってしまいます。夏期講習を受講して遅れを取り戻した方がいいでしょう。

・予習型コース
1学期の内容は十分に理解できていて、テストの点数も問題なかったみなさんは、2学期以降の先取りができるコースを受講できます。１・２年生のみなさんのなかには、部活動やほかの課外活動もしながら勉強をしている人も多いでしょう。2学期以降の内容を夏期講習で予習しておけば、秋以降も余裕をもって部活動にも取り組めます。

・受験対策コース
3年生向けの受験準備を進めるコースです。入試を意識した内容で、とくに偏差値の高い高校を受験するみなさんは、受講して対策を進めましょう。講師たちは毎年同じ内容を教えて、入試と向き合っているプロです。自分の苦手なところを補うだけでなく、みんながつまずく点や差が出るところを聞いて準備するのもよいでしょう。

学力アップや情報収集だけでなく、生活リズムを整える効果も期待できる

夏期講習のよいところは、受講して学力がアップするだけではありません。夏期講習を通して得られるメリットも3つまとめてみましょう。

・学習習慣の定着
学校が休みになると勉強しなくなる人もいるでしょう。毎日通う集中講座はもちろん、週1・2回の講座を実施しているところもあります。まずは行って勉強する習慣を作りたいと考える、部活をがんばっていた3年生のみなさんなどにとって塾はいい環境だといえます。

・生活リズムを整える
学校に通っていれば、朝起きて勉強して部活をして帰って寝るといった一定の生活リズムが身についているでしょう。しかし夏休みになると、せっかく整っていた生活リズムも狂ってしまうかもしれません。毎日ダラダラすごしてしまうのを防ぐのに、夏期講習を活用するのも有効です。

・情報収集
受験を控えた3年生は、志望校の入試情報が気になるでしょう。塾のテストを通じて自分の合格確率や偏差値が分かれば、受験勉強への取り組み方も変わってきます。さらに集団指導塾の場合は、ほかの人の勉強方法や取り組む姿勢を見られて自分のモチベーションを上げることも可能です。

自分のタイプと合わせて塾やコースを選ぼう

普段から塾に通っている人の多くは、夏期講習もそのまま受講しています。任意参加のところもありますが、夏期講習へも絶対参加を条件としている塾が多いからです。では、塾に通っていないみなさんはどのように選べばいいのでしょうか。

またアドバイスの仕方について簡単に書きましたが、メンタル面のサポートでもみなさんは活躍できます。自主性を尊重しての過干渉だけでなく、お子さんのがんばりを「ふーん」と軽視することも良くありません。お子さんはみなさんにがんばりを認めてもらいたいもの。「がんばってるね」「良いじゃない」と、認めてあげる姿勢を見せるようにしましょう。親からの承認は、お子さんのさらなるステップアップへのきっかけにもなります。

選ぶポイントは、自分の性格や置かれているポジションによって、塾やコースを選ぶことです。上の図に塾とコースのタイプをまとめましたが、どちら・どこのタイプに自分が当てはまるかを考えてみてください。なかには塾での勉強自体が合わないと思っている人もいるかもしれません。仮に塾が合わないと思っている人でも、夏期講習の短い期間だけお試しとして受けてみてください。自分の思っている以上に有意義になるだけでなく、逆に勉強方法や環境が自分に合っているのを確認できるチャンスにもなるでしょう。

資料請求して料金を比較し、自分で納得した講習に通おう

親御さんに相談するポイントではありますが、料金も気にかけてください。数万円・数十万円を払って、親御さんはみなさんを塾に通わせてくださるのです。出していただけるお金を無駄にしないように、やる気をもって塾に通えるようにしましょう。

また近くの塾は通いやすいかもしれませんが、紹介したような特徴に当てはまらない可能性も十分にあります。実際に見学に行ってみたり通っている友達の話を聞いてみたりするのも大事ですし、資料を請求して親御さんといろんな塾の良さを勉強してみるところから始めるのもいいでしょう。自分で選んで納得した塾・コースなら、モチベーションも高く通えるはずです。ぜひ夏期講習を有効に活用してみてください。