困ったらまわりの大人にたよろう!夏休みに気をつけたい海遊びの注意点まとめ

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困ったらまわりの大人にたよろう!夏休みに気をつけたい海遊びの注意点まとめ

小学生豆知識 2019.07.19

夏といえば海。泳いだりスイカわりをしたりと海はみんなで楽しめる場所です。そんな楽しい海も、いつも安全を心がけることを忘れてもいけない場所ともいえます。では、海で遊ぶときにはどのような点に注意すればいいのでしょうか。準備や対策と合わせてみてみましょう。

注意点1:海の生き物 〜むやみにさわらない〜

注意点1:海の生き物 〜むやみにさわらない〜

海ではたくさんの生き物との出会いがあります。よくいるものとして、クラゲのようなものから、たまにしか出会いないものまでさまざまです。海の中だけでなく、砂浜に打ちあがって死んでいるように見える生き物でも、からだにふれるには注意が必要です。

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・軟体動物(なんたいどうぶつ) ……ヒョウモンダコ、イモガイ類(アンボイナガイなど)
・魚類(ぎょるい)……サメ、オコゼ、ゴンズイ、ミノカサゴ類、ウツボ類
・棘皮動物(きょくひどうぶつ) ……オニヒトデ、ガンガゼ、ラッパウニ
・刺胞動物(しほうどうぶつ) ……クラゲ、サンゴ類、イソギンチャク
・環形動物(かんけいどうぶつ)……ウミケムシ
・爬虫類(はちゅうるい) ……ウミヘビ類
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注意点1:海の生き物 〜むやみにさわらない〜

小学生のみなさんは、海の生き物にはさわらない方が安全といえるかもしれません。魚にもかまれたり、背ビレや棘(とげ)は刺されたりします。なにかあれば落ち着きながら、痛い部分にふれたりせず、ファーストエイド(応急処置:おうきゅうしょち)にくわしい人や海水浴場ならば救護所や、必要に応じて病院に行きましょう。

注意点2:おぼれる・波に流される 〜あせらずに浮いて助けを待つ〜

注意点2:おぼれる・波に流される 〜あせらずに浮いて助けを待つ〜

海は、陸地とはちがって、「おぼれる」ことがあります。急に深くなる海岸や岩場では、いとも簡単におぼれてしまう可能性があります。自分では気を付けているつもりでも、友達と楽しんでいるうちに沖に出て疲れてしまったり、流されてしまったりすることもあります。

びっくりすると、いつもならば当たり前にできる対応が出来なくなり、何が何だかわからなくなってしまう状態を「パニック」といいます。あせらずに、落ち着いて、背浮き(あお向けになって浮く)を行えるようにしておくこと、また手元にはライフジャケットなど浮力のあるものを備えておくと、おぼれる危険がぐっと少なくなります。

もし友達や身近で誰かがおぼれてしまったら、次の対応をおこなってください。

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・自分自身の安全に注意しながら、目を離さないようにする
・大声を出すなど大人の助けを呼ぶ(協力者は多ければ多いほど助かります)
・浮力のあるものを探す(たとえ、十分な泳ぐ力のある大人でも、おぼれている子どもを助けることは大きな危険がともないます)
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注意点3:体調が悪くなっていないか 〜熱中症や日焼けに注意〜

注意点3:体調が悪くなっていないか 〜熱中症や日焼けに注意〜

暑い中で遊んでいると、身体の中の水分がどんどん出ていってしまいます。こまめに水や麦茶などを飲むようにしましょう。身体の中から水分と塩分が失われると「熱中症」になる危険があります。熱中症にならないためには、ときどき日かげに入って休むことや、食事をしっかりとることも大事です。

暑いなかで遊んでいると「日焼け」もします。日焼けとは肌(はだ)がヤケドをしてしまった状態です。日焼け止めをぬり、水着の上から長そでTシャツやスパッツを身につけるなど日焼けするのを防ぎましょう。日焼けしてしまった肌は水や氷・保冷剤などで冷やしてホテリをしずめてください。また行く前から体調が悪いときは、無理して遊びに行くのはやめましょう。

安全に遊ぶためにも事前の準備も大事

安全に遊ぶためにも事前の準備も大事

また海にいく前に、天気予報と海の情報(行く海岸の潮の満ち引きなど)は確認しましょう。台風が近づいてきたり、雷雨の可能性や猛暑日(もうしょび/35℃を超えた日)かどうかをチェックしてください。

荷物もしっかり準備しましょう。浮くものを何かしら用意しておくと役立ちます。

【海に持っていくと便利なもの】
うき輪・ライフジャケット・日焼け止め・水着・ゴーグル・タオル・着がえ・飲み物・食べ物(海の近くにコンビニなどが無くて買えない場合もあるので早めに買う)・ゴミぶくろ(ゴミのほか、ぬれた・よごれたものを入れられる)・サンダル・マリンブーツ(砂がにげるスキマが空いているもの)・ケータイ電話・スマホ(防水機能がないものは、防水パックに入れて持ち歩くと安心)

お父さん・お母さんや知り合いの大人はもちろんですが、できれば海に行き慣れている人が周りにいたら一緒にいくと心強いです。もし子どもだけで遊びに行く場合、どこに行くのか・何時に帰るのか・だれと行くのかをお父さん・お母さんに伝えてから行きましょう。そして、絶対にその約束は守ってください。楽しい海には、同時に危険もたくさんあります。楽しく遊ぶために、注意点をしっかり頭に入れましょう。

一般社団法人そっか 共同代表理事/永井巧

監修:一般社団法人そっか 共同代表理事/永井巧

神奈川県逗子市にて、“子どもも大人も皆で一緒に、遊びと暮らしを作る地縁コミュニティー”として活動。小学生放課後の自然学校「とびうおクラブ」、中高生の自然学校「アンカーズクラブ」、未就学児親子の自主保育「海のようちえん」などを開催している。

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