一般動詞を理解しよう!一般動詞の種類・形・使い方を紹介

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一般動詞を理解しよう!一般動詞の種類・形・使い方を紹介

be動詞と一般動詞の違いは分かりますか? 動詞は英文を構成する骨格のような役割を果たす語句で、動詞を理解できればその分だけ英語のルールについて理解が深まるといってもいいでしょう。一般動詞がどのような動詞で、使い方のルールがどのようなものかをまとめて紹介します。

一般動詞とはbe動詞以外のすべての動詞

一般動詞とはbe動詞以外のすべての動詞

一般動詞とはbe動詞以外のすべての動詞を指します。動詞(V)にはbe動詞とそれ以外の一般動詞の2種類しかなく、be動詞が特殊な動詞だと覚えてしまえば問題ありません。

英文を構成する骨格のような役割を動詞は主語をともなって果たします。動詞によって示される意味合いは動作や状態が挙げられます。代表的な一般動詞をそれぞれ紹介しましょう。

●動作:play(遊ぶ)・walk(歩く)・go(行く)・come(来る)・read(読む)・eat(食べる)など

●状態:know(知っている)・believe(信じる)・like(好む)・think(思う)・love(愛する)など

動詞の形を変えたり助動詞をともなったりして、時制や意味合いを変えた表現が行われます。ときには骨格ではなく、名詞や形容詞に形を変えて文の要素になる場合もあります。動詞の役割や用法を理解するのが、英語の上達のカギといっても過言ではないでしょう。

■be動詞との違い
本筋とは離れますが、一般動詞との違いを理解するために、be動詞についても学んでおきましょう。be動詞とは、主語(S)をともなって「Sはいる・ある」と存在を表したり、補語(C)をともなって「SはCである(S=C)」と状態を表したりする際にもちいる動詞です。
一般動詞とbe動詞の違いとして、数がまず挙げられるでしょう。一般動詞は数が無限に存在しますが、be動詞は原形のbe、現在形のis・am・are、過去形のwas・were、過去分詞のbeenの7パターンしかありません。
また否定文や疑問文にしたときにも違いが出ます。一般動詞の場合は、助動詞のdoを用いて否定文ならdoにnotをつけたり疑問文ならdoを頭にもってきたりします。しかしbe動詞の場合は、doをつかわずに、否定文ならbe動詞にnotをつけて疑問文なら頭にbe動詞を持ってくるのです。

一般動詞の形は文の意味で変わる

一般動詞の形は文の意味で変わる

動詞の形が変わる点を紹介しましたが、どういった変化をするのでしょうか。中学生のあなたがおさえておくべき変化パターンをまとめます。

■原形
原形とは何の変化もしていないそのままの表現といえます。原形が英文中で登場する場面として下の4点が挙げられます。
●命令文
[例文]Stay home.(家にいなさい)

●助動詞が文中にある(助動詞の後ろに動詞が置かれる・助動詞が疑問文の先頭にある)
[例文]Shall we dance?(踊りませんか)

●第5文型の補語(C)になるとき
[例文] I made him study.(私は彼に勉強させた)

●toのあと(不定詞になる・準動詞[be going to・have toなど]のあと)
[例文]He is going to study all night.(彼は一晩中勉強するつもりだ)

■単語の末尾に“s”が付く
原形の末尾に“s”をつける場合があります。“三単現”と略される場合が多いですが、三人称・単数の主語をともなって現在形を表すときです。“三単現のときには動詞にsをつける”と覚えてしまってください。言語学的な説がいくつかありますが、sがつく理由は中学の学習範囲を超えてしまいます。気になる人はインターネットなどで調べてみてください。
また一般動詞にsがつく“三人称・単数の主語をともなって現在形を表すとき”とは、I・you・we以外が主語のときです。人物やもの・国の名前などが主語の場合も三単現のsが必要です。ほかにもsの付け方が特殊な場合もあるため注意しましょう。
●study→studiesのように語尾のyをiに変えてesをつけるもの
●go→goesのように語尾のoのあとにesをつけるもの
●have→hasのように例外的なもの

■ing形
一般動詞にingがつくのは、進行形にして時制を変えたり、動名詞にして名詞化したりするときです。
●現在進行形:He is running in the park.(彼は今まさに公園で走っているところです)→いま現在やっている最中の動作を示す。
●過去進行形:He was running at 5 o’clock yesterday.(昨日の5時に彼はちょうど走っているところだった)→過去の一点での連続した動作を示す。
●動名詞:He likes running.(彼はランニングが好きだ)→動詞(like)の目的語(O)になるためにingをつけて名詞化している。

■過去形
動詞が過去形になるのは、文字通り過去のことを示すときです。語尾にedをつけるのが基本で、三単現と同じく、yをiに変えてからedをつけたり、go→wentのように原型を留めずにスペルが変わってしまう例外などがあったりします。

助動詞や疑問詞とからめて、一般動詞の使い方をマスターしよう!

助動詞や疑問詞とからめて、一般動詞の使い方をマスターしよう!

形の変化の次は、動詞の使い方をおさらいしましょう。

■肯定文
肯定文の並びは、否定文や疑問文に書き換える前の基本になります。主語のあとに動詞がきたあとは、目的語(O)になる名詞がきたり、補語(C)になる名詞や形容詞が並びます。もちろん間に副詞などが入る場合もあるでしょう。
[例文]
I play soccer every day. (私は毎日サッカーをします)
He has a sandwich for breakfast. (彼は朝食にサンドイッチを食べます)

■否定文
肯定文の動詞を否定して、「SはVをしない」という意味合いを示すのが否定文です。一般動詞をもちいた肯定文を否定文に書き換える際には、doなどの助動詞を補ってそれにnotをつけるのでした。
[例文]
I do not like soccer. (私はサッカーをしません)
She doesn’t speak loudly. (彼女は大声でしゃべりません)
It will not rain tomorrow. (明日、雨は降らないないでしょう)

■疑問文
「SはVをするか?」と、疑問を投げかけるときの表現が疑問文でした。一般動詞をもちいた肯定文の頭にdoなどの助動詞を補い、最後に?を付ければ完成です。またWhat/Who/Which/Where/When/Howなどの疑問詞をつける場合は、助動詞の前に疑問詞を起きます。
[例文]
Do you come with me? (私と一緒に来ますか)
What does he always eat? (彼はいつも何を食べるんですか)

一般動詞に関する練習問題にチャレンジ!

一般動詞に関する練習問題にチャレンジ!

ルールがおさらいできたところで練習問題に挑戦しましょう。基礎問題と応用問題を用意しています。また解答は記事の最後です。

■基礎問題
①次の日本文にあう英文になるように、( )内の語を適する形に直しなさい。
(1)彼女は英語が大好きです。
She ___ English very much. (like)
(2)この列車はとても速く走ります。
This train ___ very fast. (run)
(3)私の弟は夕食後にテレビを見ます。
My brother ___ TV after dinner. (watch)
(4)ブラウン先生は車で学校へ行きます。
Mr. Brown ___ to school by car. (go)
(5)ボブは毎日、日本語を勉強します。
Bob ___ Japanese every day. (study)
(6)あの船は自動車を運びます。
That ship ___ cars. (carry)
(7)美香はすてきな自転車を持っています。
 Mika ___ a nice bike. (have)

②次の英文の意味を完成させなさい。
(1)We used this room last Saturday.
私たちはこの前の土曜日にこの部屋を(   )。
(2)An American teacher came to our school last year.
アメリカ人の先生が昨年、私たちの学校に(   )。
(3)I enjoyed the party yesterday.
私はきのうパーティーを(   )。
(4)Kate made breakfast this morning.
ケイトはけさ、朝食を(   )。
(5)A big car stopped here last night.
大きな車が昨夜、ここに(   )。
(6)The girl had a small bag then.
その少女はそのとき、小さなかばんを(   )。
(7)They went to Kyoto two years ago.
彼らは2年前、京都に(   )。

③次の日本文を英文にしなさい。
(1)私はテニスをしません。
(2)彼はテニスをしますか。――はい、します。

■応用問題
④次の英文の意味を完成させなさい。
(1)This train runs very fast.
この列車はとても速く(     )
(2)Mr. Brown goes to school by car.
ブラウン先生は車で学校へ(    )
(3)She likes English very much.
彼女は英語が(     )
(4)Bob studies Japanese every day.
ボブは毎日、日本語を(     )
(5)My brother watches TV after dinner.

私の弟は夕食後にテレビを(     )
(6)Mika has a nice bike.
美香はすてきな自転車を(     )
(7)That ship carries cars.
あの船は自動車を(     )

⑤次の日本文にあう英文になるように、( )内の語(句)を並べかえ、全文を書きなさい。
(1)彼は学校で中国語を勉強していません。
He ( Chinese / study / not / at school / does ).
(2)あなたはあなたの部屋をそうじしますか。
( you / room / clean / your / do / ? )
(3)私たちにはコンピュータは必要ありません。
( need / do / a computer / we / not / . )
(4)彼らは大阪に住んでいますか。
( in / they / do / Osaka / live / ? )
(5)ホワイト先生はフランス語を話しますか?
( speak / Mrs. White / French / does / ? )
(6)彼らはいつその試合を見ましたか。
( they / the game / did / when / watch / ? )

⑥次の日本文を英文にしなさい。
(1)私は冬が好きではありません。
(2)久美はこのケーキを作りませんでした。
(3)太郎は昨年の夏、沖縄に行きましたか。―― いいえ、行きませんでした。
(4)彼女はかばんの中に何を持っていますか。

一般動詞を学ぶと英語のルール全般のおさらいにつながる

一般動詞を学ぶと英語のルール全般のおさらいにつながる

一般動詞について情報をまとめましたが、動詞についてだけでなく、英語の基本を一通りおさらいする内容になりました。というのも、先述のとおり、動詞は英文を構成する骨格のような役割を果たすため、動詞について解説すると英語全般のルールをまとめることにつながるからです。

もしあなたが英語を苦手だと思っているとしたら、動詞のルールから学び直してみてもいいかもしれません。それぐらい動詞について理解するのが重要なことです。ここに挙げた問題だけでなく、多くの問題演習を通じて動詞についての理解を深めてみてください。

[練習問題の解答]
*基礎問題*
①(1)likes (2)runs (3) watches (4)goes (5) studies (6)carries (7)ha
②(1)使いました (2)来ました (3)楽しみました (4)作りました (5)止まりました (6)持っていました (7)行きました
③(1)I do not [don’t] play tennis. (2)Does he play tennis? ―― Yes , he does.

*応用問題*
③④(1)走ります (2)行きます (3)大好きです (4)勉強します (5)見ます (6)持っています (7)運びます
⑤(1)He does not study Chinese at school. (2)Do you clean your room? (3)We do not need a computer. (4)Do they live in Osaka? (5)Does Ms. White speak French? (6)When did they watch the game?
⑥(1)I do not[don’t] like winter. (2)Kumi did not[didn’t] make this cake. (3)Did Taro go to Okinawa last summer?――No , he did not[didn’t] (4)What does she have in her bag?

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