小学生のうちから自主的に勉強する子どもに育てるには?

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小学生のうちから自主的に勉強する子どもに育てるには?

先日の冬休み。お子さんは早めのうちに宿題を終わらせることができていましたか?冬休みの最終日、急いで宿題に取り組む我が子の姿を見て、もどかしさを覚えた保護者の方もいたかもしれません。

小学生のうちから自主的に勉強する子どもに育てるには、どのようにすれば良いのでしょうか?

小学生の低学年のうちから、親が勉強している姿を見せておく

小学生の低学年のうちから、親が勉強している姿を見せておく

そもそも勉強が好きな子どもは「勉強の大切さ」を理解している傾向にあります。勉強することで、自分自身の「知りたい」という欲求が満たされる、ということがわかっているのです。特に小学生の高学年になれば、その大切さを徐々に理解していきます。

そのためにも、小学生の低学年のうちから、家庭内で親が勉強している姿を見せておくと良いでしょう。なぜなら、小さな子どもは「どうやら勉強は、家族として一緒に生きていくために必要なことのようだ」と、真似をし始めるからです。

振り返ってみれば、赤ちゃんから幼児にかけては、言葉や生活習慣など、とにかく親の真似をしたがりませんでしたか?無意識のうちに真似をしていたのは、いわば「生きるための本能的な行動」。親と同じように行動することで安心感を得ていたのです。

「勉強の大切さ」を自身で理解できる高学年になる前に親の真似をさせておき、勉強の習慣の下地を作っておきましょう。

「勉強しなさい!」はNG!寄り添ってあげることが肝要

「勉強しなさい!」はNG!寄り添ってあげることが肝要

ただ、せっかく低学年のうちから勉強の習慣の下地を作れたとしても、「勉強の大切さ」を気づき始めたころに気をつけたいことがあります。それは「勉強しなさい!」と頭ごなしに命令することです。

小学生の高学年にもなると、子どもたちは「勉強をしなければ」と内心はわかっています。それなのに親から一方的に言われてしまえば、反発してやる気をなくしてしまうことになりかねません。子どもが勉強に身が入っていないようであれば、小さいころのように親自身が隣で勉強や仕事、趣味に没頭する姿を見せてあげると良いでしょう。上から目線ではなく、寄り添ってあげることが肝要です。

また、具体的な目標を親子で共有するのも良いでしょう。例えば「毎日、漢字を3つずつ覚える」「教科書の知らない言葉を辞書で必ず引き、毎日ひとつは新しい言葉を覚える」「1か月以内に都道府県をすべて覚えて書けるようにする」など。「毎日、勉強する」というだけでは漠然としすぎていますので、具体的な目標を掲げることで、子どもたちは何をどう勉強すべきかを迷うことが少なくなります。

親の学ぶ姿勢が子どもの自主性を養う

自主的に勉強する子どもに育てるには、子どもが「勉強の大切さ」を知るための家庭内の環境が欠かせません。

親が率先して学ぶ姿勢を見せることが、子どもの自主性を養うことにつながります。

角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師

監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師

関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。