進級前にこれだけはゼッタイ理解しておきたいこと【中学英語編】

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進級前にこれだけはゼッタイ理解しておきたいこと【中学英語編】

中学生教育 2017.01.04

いよいよ進級が近づいてきました。当然のことながら、次学年では今まで以上に学習内容が深まります。特に英語は現学年の内容をきちんと理解しておかないと、苦手な教科となってしまい、高校受験にも悪影響を及ぼすことに。

そこで今回は「進級前にこれだけはゼッタイ理解しておきたいこと【中学英語編】」をご紹介します。

中学1年生は「be動詞と一般動詞の区別」を理解しておこう!

中学1年生は「be動詞と一般動詞の区別」を理解しておこう!

まず、中学1年生の場合。中学1年生の英語学習において理解しておく必要があるのは「be動詞と一般動詞の区別」です。「be動詞」は、数学で言うところの「=(イコール)」の働きをするもの。例えば、「I am a student.(私は生徒です)」は、「私=生徒」ということになります。一方、「一般動詞」は、その多くが国語で言うところの「動詞」となり、「I play soccer. (私はサッカーをする)」というように「動き」をイメージさせるものです。

この「be動詞」と「一般動詞」が同時に出てきて混乱しやすくなるのが「現在進行形」です。ただ、「be動詞+一般動詞の原形にingをつける」という基本の形を理解できていれば問題ありません。この「現在進行形」の単元は、中学2年生で「過去進行形」という発展的な学習につながり、高校入試ではリスニングの頻出問題として登場します。そのため、「現在進行形」はしっかりとマスターしておきたい単元といえるでしょう。

さらに「一般動詞」の「Do」と「Does」をきちんと区別できるようにしておきましょう。コツは「主語を見ること」。「Do」を使う主語は「I」「You」「We」「They(He・She・Itなど3人称の複数形)」です。それに対して「Does」を使うのは「He」「She」「It」など3人称のとき。これさえ知っておけば学年末試験範囲の中心である過去形の学習に進んでも大丈夫です。 

中学2年生は「受動態」と「比較」の完全マスターを目指そう!

中学2年生は「受動態」と「比較」の完全マスターを目指そう!

次に、中学2年生の場合。英語が得意な人は「受動態」の完全マスターを目指してみましょう。学年末試験だけでなく、近年の入試問題でも出題される重要単元です。

「受動態」の文法問題の基本は「能動態(~が~する)」と「受動態(~が~される)」の書き換えです。注意したいのは「過去分詞」。「受動態」は「be動詞+過去分詞」が基本の形となるので、make-made-made、take-took-takenなど不規則変化する動詞を中心にしっかりと覚えて書けるようにしておきましょう。

また、英語に苦手意識を持ってしまっている人は「比較」の完全マスターをおすすめします。この単元は学年末試験の出題範囲の中心となるので、成績アップには外せません。ワークなどを中心に基本的な練習を繰り返せば、確実に得点源とすることができるでしょう。入試でも頻出の単元なので、今しっかりと学習をすることが入試に向けての得点力アップにもつながります。

英語を苦手なままで放置せず、しっかりと復習しよう!

以上が、中学1年生および中学2年生の学年末試験から入試までを見据えた英語学習のポイントです。苦手なままで放置せず、しっかりと復習しておきましょう。そうすれば、成績アップを実現できます。

北村 宗/受験指導、塾の選び方と活用法の専門家

監修:北村 宗/受験指導、塾の選び方と活用法の専門家

学生時代からさまざまな形態の塾で講師経験を積む。大学卒業後、大手進学塾、予備校講師を務め、国内外の教え子は2,000人を超える。その指導法には定評があり、テレビや新聞、教育系雑誌などのメディアから度々取材を受ける。出版著書の多くが話題を呼んで重版となり、全国各地の学校からの依頼に応じて講演講師も務めている。