大学受験シーズンにピリピリする子どもへの正しい接し方

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大学受験シーズンにピリピリする子どもへの正しい接し方

高校生豆知識 2017.01.04

受験シーズン真っただ中。センター試験や私立大学一般入試、国公立二次試験など、受験生にとっては心休まらない日々が続き、不安や緊張から精神的にピリピリしてしまう子どもも少なくありません。

ピリピリしている子どもに対し、どう接したら良いのかわからず、恐る恐る過ごしている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

ピリピリしているのは子どもではなく、実は親の方?

ピリピリしているのは子どもではなく、実は親の方?

子どもがどういう心理状態にあるのか、親であっても本当のところはわからないはず。実は、子どもがピリピリしているように感じるのは、親が子どもの受験に神経質になり、ピリピリしているからなのです。親にとって「子どもは自分の鏡」。自分の心理状態が子どもに映って見えていることを、まずは自覚しましょう。

確かに、受験生は追い詰められた気持ちになったり、焦りがあったりしてピリピリした心理状態になりやすいのは事実です。しかし、だからといって、そうした子どもの感情の処理を親がどうにかしてあげられるわけではありません。子どもたちは、自分自身の力でこの状況を乗り越えなければならないことをよく知っています。

それなのに、親があれこれ言ったりすると、親の言葉に反応して感情的になったりします。こうした時期には、落ち着かせようとしたり応援したりするような言葉はあまりかけない方が望ましいでしょう。親が心配しすぎ、子どもを構いすぎることで、子どもは余計に神経質になってしまいます。

第一に親が落ち着き、いつも通りに子どもに接してあげる

第一に親が落ち着き、いつも通りに子どもに接してあげる

次に、中学2年生の場合。引き続き計算力は高めましょう。中学2年生の計算は「単項式の乗除(指数法則)」「連立方程式」など、高校入試

よって、大学受験に臨む我が子への正しい接し方としては、第一に親が落ち着くことが大切です。次のような対応を心がけると良いでしょう。

1.子どもがピリピリしているように感じたときは「子どもではなく、自分が神経質になっている」と考えるようにします。すると、子どもへの対処を難しく考えなくなり、気持ちが少し楽になるはずです。
2.神経質になっていることを自覚し、落ち着きを取り戻したら、自分の仕事や趣味に没頭しましょう。そして、いつも通りに子どもに接してあげてください。心を落ち着けるには「受験会場で確実に答えを書き込んでいる子どもの姿」や「志望校に合格して子どもと一緒に大喜びしている状況」をイメージすると効果的です。
3.子どもには「手伝ってほしいことや準備してほしいことがあったら言ってほしい」とあらかじめ伝えておきましょう。要望があればそのことだけをサポートしてあげてください。

子どもの大学受験には精神的な親のサポートが大切

子どもが大学受験本番で力を発揮するためには、家庭での精神的な親のサポートが大切です。

子どものためと関わり過ぎず、距離を置きながらも親として温かく見守ってあげてください。

安藤はま子/心理カウンセラー

監修:安藤はま子/心理カウンセラー

子育て中に心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。企業での新人研修、中学校での相談、民間会社での心理カウンセリング、公的機関での女性相談などを行い、2005年にカウンセリングルームミスタヴィスを開業。その後、世界の仕組みについての理論を学ぶ。2012年、サラカオル株式会社を設立。心理学と自己啓発理論、潜在意識などを取り入れたカウンセリングやセミナーを行っている。親子関係が改善し、人生の流れが良くなるカウンセリングと評判。著書に「親との問題~女性の心が楽になる生き方」(ギャラクシー出版)がある。