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後悔しない!理想の将来につながる大学の学部選びのポイント
進学先を選ぶ過程において、大学選びと同じく頭を悩ませるのが学部選びです。この学部選びをなんとなく行ってしまうと、将来の進路に大きく影響します。
そこで今回は、理想の将来につながる大学の学部選びのポイントをご紹介します。
「興味・関心」「能力」「価値観」の3つの切り口で
“自分を知る”
学部や学科を選ぶためには、自分自身をしっかりと見つめていくことが大切。早い段階から自分を知り、「将来像」を明確にすることで、理想の学部選びが可能となるのです。
では、「自分を知る」ためにはどうすればよいでしょうか。具体的には「興味・関心」「能力」「価値観」という3つの切り口から考えていきましょう。今までの自分史(自分の歴史)を振り返り、さまざまな体験から、どのような「興味・関心」「能力」「価値観」が生まれたのかを書き出していくと、自分という人間の方向性がつかめます。「キャリアノート」と銘打って、専用のノートを作るのもよいでしょう。
また、学校の授業で学んだことや、気になるニュース、趣味などに目を向けると、大学で学びたいものが浮き上がって見えてくるかもしれません。自分の「興味・関心」がどの学問と関わりがあるかを知るには、親や先生、周囲の大人に相談してみましょう。インターネットを活用して、情報を集めることもおすすめです。そうすれば、自分が希望する仕事・職業に就くには、どの学問を選べばよいのかが見えてきます。
「何を学べて、どんな職業に就けるのか」。
大学や学部・学科をリサーチ
そうして、自分自身を知り、学びたい学問が定まれば、次は、どのような学部がどの大学にあるのかリサーチしましょう。現在、大学では、学部・学科の新設や改組・名称変更が盛んに行われており、学部が約500種類、学士号で700弱の種類があるといわれています。また、学部・学科名だけでは「何を学べて、どんな職業に就けるのか」がわからないことも多く、似たような名前の学部・学科でも学べる内容が大きく異なる場合も。そのため、カリキュラムや授業科目、教員の専門分野や研究テーマ、卒業生の進路や就職先業界などから大学の特色を捉えることは必要です。ちなみに、これらの情報は、各大学のホームページで確認することができます。
さらに、大学のオープンキャンパスに積極的に参加し、教授や先輩の話を聞くのも有効です。思わぬかたちで“学びたい学問”に出会うこともあるでしょう。
学部・学科選びは、将来の職業選びに直結することも
大学の学部・学科選びは、将来の職業選びに直結するケースがあります。例えば、医・歯・薬・看護系、理工系、教員養成などです。それなのに、深く考えずに学部・学科を決めてしまったために「こんなはずではなかった……」と後悔している大学生が少なくありません。
自分自身を知り、「将来像」を明確にしたうえで、大学の学部・学科を選ぶようにしましょう。
監修:角野裕美/小論文指導講師・進路指導講師
関西圏の高等学校を中心に、小論文や志望理由書・自己推薦書の書き方を講演・指導。また、予備校講師として、東京大学、京都大学、大阪大学などの国公立大学や、 慶應義塾大学、早稲田大学といった名門私立大学に教え子を合格に導き、実績を上げている。さらに、キャリア教育の必要性を実感し、国家資格キャリアコンサルタントを取得。今では、自分史作成を軸にした「AO入試・推薦一般入試対策」「面接対策」をはじめ、進路アドバイスにも重きを置いている。