個別指導塾スタンダードのお役立ち情報
高校入学後に使える!新しい環境で友だちを作る会話術
春は出会いと別れの季節。高校には、さまざまな地域の中学校から生徒が集まってくるため、これまでの人間関係は一変します。人見知りや引っ込み思案な性格であれば、慣れるまで苦労するかもしれません。
高校入学後、新しい友だちとよりよい人間関係を築くには、どのようにすればよいのでしょうか?
相手が疲れる?初対面では特に避けたい5つのNG会話
新しい環境に足を踏み入れた途端、それだけで気合いが入り過ぎてしまったり、逆に萎縮してしまったりするかもしれませんが、そんなときだからこそ、会話には注意が必要です。以下、初対面では特に気を付けましょう。
自分のことばかり話す
いつも自分のことばかり話さず、相手の話も聴きましょう。
誰かの悪口やうわさ話をする
誰かの悪口やうわさ話というのは一時的には興味を持たれますが、それと同時に相手から警戒・敬遠されます。
謙遜ばかりする
自分に自信がない人は、わざわざ後ろに引っ込んだりして相手の出方を待ちますが、そればかりを繰り返すと、相手から面倒な人だと感じられてしまいます。
自分の意見がない
「なんでもいいよ」「どっちでもいいよ」は気遣いとはいえません。いわば責任放棄です。反対に、自分の価値観を持っている人の方が好かれる傾向に。>
否定ばかりする
「でもさ……」「けど……」と、否定ばかりする人との会話はおもしろくありません。
初対面の会話で意識すべき3つのステップ
初対面の人との会話においては以下の3つのステップを意識しましょう。
1.自分を知る
まず、自分は何が好きで何が嫌いなのか、また、何に興味があって、高校で何がしたいのかなど、自分の引き出しを明確にしましょう。
2.相手を知る
次に、相手は何が好きで何が嫌いなのか、また、何に興味があって、高校で何がしたいのかなど、相手の話に耳を傾けてください。「5W1H(「いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」)」を用いて聞き出してみるとよいでしょう。
3.相手との共通点を見つけて共感
好みや趣味など、相手との共通点を見つけて共感しましょう。
会話が上手な人は、相手の話を聴くことができる人
誰かに話しかけるのが苦手な人は、「私にはおもしろい話なんてできない!」「私の話なんかじゃ盛り上がらない!」と考えがちです。しかし、上記の3ステップからもわかるように、会話が上手な人というのは、相手に興味を持ち、相手の話を聴くことができる人です。他人に対して好奇心を持てる人は、自然と自分の引き出しも増えるため、多くの人とよりよい関係を築ける好循環が生まれます。
最後に、あえて付け足すならば、挨拶をするときは「笑顔」を心掛けましょう。人間は本能的に「笑顔」の人に対して親近感を覚えるものです。
監修:青柳雅也/心理カウンセラー
名古屋生まれの岐阜県海津市育ち。IT関連技術者として約18年間、そのうち管理職として6年間の経験を持ちながら、人生を自分の夢のために使う事を決意し、2010年、起業する。数々のカウンセリングの臨床経験があり、活動は、個人カウンセリングや企業のメンタルヘルスケア、専門学校や大学では心理学の講師、心理学講座「青い柳のココロカフェ」の開催、コラム執筆など多岐にわたる。全国ネット情報番組に出演経験あり。