どんな困難にもくじけない!我が子のレジリエンスを鍛えるには?

学習塾の個別指導塾スタンダードは小学校・中学校・高校の全学年、全教科に対応した一人ひとりのやる気を引き出す個別指導の学習塾です。

個別指導塾スタンダードのお役立ち情報

どんな困難にもくじけない!我が子のレジリエンスを鍛えるには?

小学生教育 2016.12.08

最近、「レジリエンス」という言葉がよく聞かれるようになりました。

「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳されるレジリエンスは、逆境や試練を機会と捉えて成長できる、しなやかで強い心のことです。

では、どんな困難にもくじけない、レジリエンスの強い子どもに育てるには、どのようにすれば良いのでしょうか?

不安定な時代を迎え、
子どもたちにはレジリエンスが求められる

どんな困難にもくじけない!我が子のレジリエンスを鍛えるには?

子どもは、学校や塾で悩むことがあるでしょう。また、学校を卒業した後も、社会に出れば必ず困難が待ち受けています。不安定な時代を迎え、何が起きてもおかしくない状況にあるのも事実です。

子どもの頃からレジリエンスを鍛えておけば、将来、予期せぬ困難が訪れたとしても、それを乗り越えて成長していくことができます。

また、他にも精神的な病気にかかりにくくなったり、あきらめずに勉強やスポーツ、習い事を継続できるようになったりすることも、レジリエンスを鍛えた結果のメリットといえるでしょう。

レジリエンスを鍛えるには、子どもにたくさん経験させる

どんな困難にもくじけない!我が子のレジリエンスを鍛えるには?

レジリエンス、すなわち、しなやかで強い心を育むには、子どもにたくさんのことを経験させましょう。

例えば「おつかいに行ってもらう」「洗い物をしてもらう」「勉強のスケジュール管理をしてもらう」「家族旅行の計画を立ててもらう」など、何でもかまいません。簡単なことから少し難しいことまで、とにかくいろんなことを任せてみましょう。

子どもは、さまざまな経験を通して、人との付き合い方やモノの扱い方などを学んでいきます。そこで柔軟に対応することを覚え、適応する力が身に付いていくのです。

そして、経験には失敗がつきものです。そんなときこそ、親の出番。子どもが失敗したり傷ついたりしたときには、やさしくフォローをしてあげてください。親が上手にフォローしてあげることで、耐える力や心を回復させる力が徐々に備わっていきます。

【例】
子どもが洗い物をしていると、茶椀を落として割ってしまって落ち込んでいる。

⇒「お茶椀、割れちゃってガッカリしたね。でも、一生懸命お手伝いしてくれていたよね。ほんとうにありがとう。また洗ってね」

このように「子どもの感情に寄り添う」「お礼の気持ちを伝える」「次の挑戦を促す」といった要素が必要です。

なお、子どもを甘やかし過ぎたり、過保護に接したりすることは、子どもの経験を極端に減らすことになりかねず、注意しましょう。そうなると、レジリエンスを鍛えるのは難しくなります。

フォローは忘れずに。
我が子を信頼してレジリエンスを鍛えよう

レジリエンスを鍛えるポイントは、親は手出しや口出しを控え、子どもにたくさん経験させることです。

ただし、フォローは忘れずに。我が子を信頼し、温かく見守ってあげてください。

安藤はま子/心理カウンセラー

監修:安藤はま子/心理カウンセラー

子育て中に心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。企業での新人研修、中学校での相談、民間会社での心理カウンセリング、公的機関での女性相談などを行い、2005年にカウンセリングルームミスタヴィスを開業。その後、世界の仕組みについての理論を学ぶ。2012年、サラカオル株式会社を設立。心理学と自己啓発理論、潜在意識などを取り入れたカウンセリングやセミナーを行っている。親子関係が改善し、人生の流れが良くなるカウンセリングと評判。著書に「親との問題~女性の心が楽になる生き方」(ギャラクシー出版)がある。

ランキング