夏休みは初めてのお留守番の季節。安全対策と子どもの不安を解消する方法

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夏休みは初めてのお留守番の季節。安全対策と子どもの不安を解消する方法

夏休み、子どもに初めてお留守番をお願いする親御さんも多いのではないでしょうか。しかし、子どもを一人で家に置いておくことに不安を覚える方も多いはず。今回はお留守番を任せる際に気を付けるべき安全対策と、心理的な面での取り組みについてご紹介していきます。

まだ幼い子どもにお留守番をさせるべきか?

東京医科歯科大学が東京都足立区の小学1年生の保護者を対象として実施した調査によると、お留守番をしたことがある子どもが47.8%という結果となっており、およそ半数の小学1年生のお子さまがお留守番を経験していることになります。

一方で、海外では子どもだけでお留守番をさせてはいけないルールとなっているので、長い夏休みでも子どもたちを2人も3人も連れて買い物をしている家庭がよく見られます。どの家庭でもお父さんかお母さんのどちらかが一緒にいられるようにやりくりしたり、あるいはシッターさんに依頼したりするなどして、子どもを1人にさせないようにしているのです。

特に小学1年生という段階では、親にとっても子どもにとってもお留守番をするにはまだ不安があります。ですから、お留守番はどうしても必要なときにのみにとどめておくのがベストです。

まだ幼い子どもにお留守番をさせるべきか?

一番大事なことは子どもの「安全」

それでも、どうしても子どもにお留守番をさせなければいけない場合には、子どもの安全を第一として対策を講じておきましょう。何かあっても親がすぐには駆けつけられません。まずは以下の4つを確認しましょう。

●家の戸締りを忘れずに。訪問者や電話には「出ない」でOK
家の戸締りは絶対に忘れないでください。最近は宅配業者や郵便局員になりすました強盗事件も発生しているので、子どもには「インターホンが鳴っても出ないでいいよ」と言ってしまってOKです。また同様に電話も出ないように言うとともに、留守電を設定しておいてください。

一番大事なことは子どもの「安全」

●危険物を安全な場所に片づける
火の付くもの(ライター・マッチなど)と刃物類(カッターナイフ・包丁など)は、必ず子どもの手の届かない場所にしまってください。また、本棚やタンスの上などに置いてある物も、何かの拍子に子どもの頭の上に落ちてきたら危ないです。重さや固さがあるものなどはしまっておくか、戸棚であればしっかりと戸を閉めてください。

●室温設定を適切にする
暑い夏にお留守番を任せる場合は、熱中症に気を付けましょう。安全のために窓を閉め切るのであればなおさら、必ずエアコンを作動させることを忘れずに。冬の場合は子どもだけでは危険な灯油ストーブの使用は避け、エアコンや電気ストーブ(遠赤外線でないもの)を使いましょう。

●電話がかけられるようにしておく
子どもが困った時に連絡ができるよう電話のかけ方を覚えさせておきましょう。固定電話であれば短縮ダイヤル、スマートフォンや携帯電話であれば簡単に電話をかけられるよう設定しておくことがベストです。電話番号をプッシュしてかけさせる場合には、電話番号を子どもからも見える位置に掲げておくことを忘れずに。

子どもは一人ではどうしても不安になるもの。心理面でのケアもしっかりと

物理的な安全対策だけではなく、子どもの心理面への配慮も必要です。子どもの「ひとりでいることの不安」はいくら家の中が安全でもなかなか取り除けるものではないからです。

例えば交換日記や置手紙などの、子どもが「何となくお父さん/お母さんとつながっている気持ち」になれるような工夫をすると良いでしょう。あとは、1人の時間に取り組める、お父さん/お母さんの作ったクイズや質問コーナー(例:「明日の夜ごはんに食べたいものはな~に?」「ママは今日は何色のバッグでしょうか?予想して!」)のようなものを作って置いていくのもいいです。

子どもは一人ではどうしても不安になるもの。心理面でのケアもしっかりと

親子にとっての挑戦。初めてのお留守番はしっかり準備して臨もう

子どもを一人で家に置いていくこと、親に一人で置いておかれること。初めてのお留守番は親と子ども双方にとって初めての挑戦になります。お互いの不安を少しでも和らげられるよう、安全面での対策はもちろんのこと、子どもの心理的な面でのケアもしっかりと準備していきましょう。

監修:佐藤めぐみ

監修:佐藤めぐみ

ポジティブ育児研究所 代表 & 育児相談室「ポジカフェ」主宰 イギリス・レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの検定事業、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」など。

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