秋が旬!! 栄養価が高くておいしい今、食べるべき3食材!!

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秋が旬!! 栄養価が高くておいしい今、食べるべき3食材!!

小学生その他 2018.09.20

田畑で育つ穀物、山林の果物や山菜、海や川の魚。秋は、たくさんの食材が「旬」を迎える季節。旬とは、その食材がもっとも多く収穫でき、味も美味しい時期のことをいいます。自宅で食べるご飯や学校で食べる給食がいつもよりおいしく感じられる季節かもしれません。そこで、今回は秋に旬を迎える食材やそれらを使った料理の勉強をしてみたいと思います。普段食べている食材についての知識を付けることで、いつもの食事がよりおいしく味わえることでしょう。

秋食材の代表格「サンマ」

日本の近海でたくさんとれることとそのおいしさから「サンマ(秋刀魚)」は多くのご家庭で昔から親しまれている魚です。脳の発育やはたらきを活発にする効果がある”DHA(ドコサヘキサエン酸)”や歯や骨をつくる素である”カルシウム”や”マグネシウム”、良質な”たんぱく質”などを含み、育ち盛りの子どもにはピッタリの食材です。

サンマのおいしい食べ方といえば塩焼きが一番に思い浮かびますね。他にも竜田揚げや梅煮・かば焼き・お刺身などにしても美味しく食べられます。

楽しいイベントが多いシーズンはキケンも多くなる!

焼いても蒸してもおいしい「サツマイモ」

続いては「サツマイモ」。サツマイモには、風邪の予防によいとされる”ビタミンC”が含まれています。ビタミンCは体に吸収されやすいですが、2~3時間で外へ出て行ってしまうため、こまめに摂ることがおすすめです。他にも、元気なうんちが出るように腸の働きを整える”食物繊維”も入っています。サツマイモは皮にも栄養素がたっぷり入っているので、皮ごと食べてみてください。

サツマイモを使った料理で有名なものに大学いもがありますが、なぜ大学いもという名前が付いているのか知っていますか? 大学いもの名前の由来には、「大正から昭和にかけて大学生が好んで食べていた」・「昭和初期の大学生が学費を稼ぐために売っていた」・「かつて旧東京帝国大学(現在の東京大学)の前にあった【三河屋】というお店で売られていた」など、いくつかの説があります。いずれにしろ昔から大学生の間で親しまれていた食べ物だったようです。他にも焼きいも、ふかし芋・スイートポテト・さつま芋チップスなど、おやつとして楽しめる食べ方がたくさんあるので試してみてください。

やってはいけないあげ方

お米と一緒に炊き込んでおいしい「クリ」

最後は「クリ(栗)」です。クリには、ごはんやパンなどの糖質をエネルギーに変える働きを持つ”ビタミンB1″や皮膚や骨の健康を守る”ビタミンC”、塩分を外に出してくれる”カリウム”、腸内の環境を整える”食物繊維”などのビタミンやミネラル類も含まれています。みんなが毎日元気に過ごせるように必要な栄養素がギュッと1粒に詰まっています。

ところでクリはとげとげしたものにおおわれています。素手で触ると痛くて持てません。このとげはどんな役割をしているのでしょうか。クリにとげがある理由にも諸説あってはっきりした理由は分かりませんが、一説には「虫から実を守るため」などと言われています。そんな外のとげとげを外した中には、とても美味しいクリの実が詰まっています。実をクリご飯や栗きんとん・渋皮煮などにして食べるのがオススメです。

やってはいけないあげ方

他の食材も食べて・調べて「食欲の秋」を満喫!

今回紹介した「サンマ」「サツマイモ」「クリ」のほかにも旬を迎える食材はたくさんあります。松茸やしめじなどの「きのこ」、オレンジにキレイに色づく「柿」、”嫁に食わすな”などと昔からおいしさが語られる「秋ナス」などなど。旬を迎えておいしく、また栄養価も高くなっている食材をスーパーなどで探してみるのもおもしろいでしょう。またそれらを使ってお家で料理にチャレンジしてみてください。

金子あきこ/節約美容料理研究所 代表

監修:金子あきこ/節約美容料理研究所 代表

不動産関係のOLを経て、給食委託会社に10年以上勤務。その後管理栄養士としてレシピ開発、給食施設の献立監修、コラム執筆、セミナー講師などを行う。 ホームページ:https://akiko-kaneko.com/ 著書:『ショウガ甘酒食べる健康法』(日本文芸)