はがきを買って手書きしてみよう!!「年賀状」の書き方と出し方

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はがきを買って手書きしてみよう!!「年賀状」の書き方と出し方

小学生その他 2018.12.18

もうすぐ新しい年がやってきます。お餅やお雑煮・お年玉と、楽しみなことが多いお正月ですが、みなさんは年賀状を書いていますか? LINEなどで済ませている人もいるかもしれませんが、やはり手書きの年賀状の方が思いは伝わります。そこで今回は、年賀状の歴史や書き方をご紹介します。これを読んで、今年は手書きの年賀状にトライしてみましょう!

どうして日本では年賀状を出すの??年賀状の歴史をひもといてみよう

どうして日本では年賀状を出すの??年賀状の歴史をひもといてみよう

年賀状の歴史には諸説がありますが、平安時代の手紙の文例集に、年始のあいさつの文例が見られたという古いものがあります。でも、当時あいさつに手紙を使用していたのは一部の貴族だけ。今のように年賀状を出すことが一般的になったのは、明治時代に郵便制度がはじまり、はがきが発行されるようになってからです。お正月の習慣だった年始回り(お世話になった人や親戚の家を回って新年のあいさつをする習慣)にかわるものとして、大切にされてきました。

ところが最近は新年のあいさつをLINEやメールで済ます人も増えてきました。

反対に、出される年賀状の数は減っています。もちろんLINEなどで済ますのも悪いことではありません。けれど手書きの方が、印象的で、相手に気持ちがより伝わります。

初めてでも大丈夫!まずは年賀状を準備しよう

初めてでも大丈夫!まずは年賀状を準備しよう

まずは年賀状を出すための準備について説明します。

準備1:だれに出すかを決めよう
まずは、年賀状を出す相手を決めましょう。例えば学校の先生や、仲良くしているお友達など。だれに出そうかとまよってしまうなら、家の人と相談しながら決めるといいでしょう。

準備2:年賀状を買おう
だれに出すかを決めたら、出す枚数ぶんの年賀状を買いましょう。年賀状は郵便局やコンビニで買えます。大きな駅などでは郵便局の人たちが出張販売をしていることもあります。
ウラ面が白紙となっていて自分で絵などを描けるタイプと、絵柄が入っていて文字だけ書くタイプとがあるので、好きな方を選びましょう。

準備完了!年賀状を書いてみよう

準備完了!年賀状を書いてみよう

準備ができたら、いよいよ書いてみましょう。以下に、書き方のポイントをまとめてみました。

書き方のポイント1:「あて名」と「住所」は間違えないように!
表面には送る相手の「あて名(名前)」と「住所」を書きます。

子どもの学力が高い家庭の傾向とは

表面の右側(上の画像の青い点線)に相手の郵便番号・住所・名前を書き、左側(緑の点線)に自分の住所・名前・郵便番号を書きます。この時、あて名や住所を間違えるとせっかく書いた年賀状が相手に届きませんので、正確に書きましょう。

相手の名前をはがきの真ん中に大きく書くことと、ていねいな字で書くことが大事です。名前の下には「様」「先生」などの「敬称」(けいしょう)を付けます。

書くときは、黒いペンを使います。鉛筆は失礼とされていますが、ペンをあまり使ったことのない小学校低学年のうちは、問題ありません。お正月らしく、筆や筆ペンにチャレンジしてみるのもいいですね。

書き方のポイント2:ウラ面に新年のごあいさつなどを書こう

子どもの学力が高い家庭の傾向とは

年賀状のウラ面には、次の3つの内容を書きましょう。

【新年のお祝いのことば】
「あけましておめでとうございます」「謹賀新年(きんがしんねん)」など

【昨年のお礼のことば】
「昨年はお世話になりました」「昨年は大変お世話になりました」など

【新年のあいさつ】
「今年もよろしくお願いします」「本年もどうぞよろしくお願いします」など

これらのことば以外にも、お友達に出すのであれば「来年もまた遊ぼうね」などと書いても良いでしょう。また、お正月にちなんだ縁起物(えんぎもの)や新年の干支(えと)などのイラストも描いてはなやかにしましょう。

年賀状が書けた!あとは出すだけ

書けたら、お父さんやお母さんにチェックをしてもらってから郵便局など出しに行きましょう。2018年末は、12月15日から年賀状の受け付けをしています。ポストや郵便局の窓口で出すことができます。あとは郵便屋さんが相手の家に届けてくれます。

早く出すと「年が明ける前に届いちゃうかも?」と思うかもしれませんが、普通のはがきとはちがい、年賀状は新年が明けてから届けてくれます。安心してください。

年賀状はいつまでも思い出として残るもの

手書きの年賀状はいつまでも大事な思い出として残り続けます。大人になったときに、むかし友達からもらった年賀状を見ると、その時の思い出がよみがえり懐かしい気持ちになれます。大切な人へのおくりものでもあるのです。LINEなどより大変かもしれませんが、今年はぜひ手書きの年賀状にトライしてみてください。

絵本専門士・ライター/高橋真生

監修:絵本専門士・ライター/高橋真生

高校の国語科教員、公共図書館や学校図書館等の司書を経て、現在フリーランス。絵本専門士・ライターとして、執筆を中心に、絵本や図鑑・日本の伝統行事の紹介、絵本講座、作文・自由研究・季節の手紙のワークショップなどを行う。